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私には、3つ年上の姉がいる。

咲ー早く起きなー

はーい

家族は4人家族で、母、父、姉、そして私。

ごく普通の平和な家族。

ちょっと、華

あなたまた痩せたんじゃない?

そんな事ないよ。

嘘つけ!

私昨日見たんだから!

お姉ちゃんが体重計乗って、自分でもビックリしてたとこ!

咲!!

ちゃんと食べてるのか?華

食べてるんだけどねー

お姉ちゃんは、いわゆる太らない体質で、

一晩抜いただけでも、体重が減ってしまう。

病院行った方がいいんじゃない?

大丈夫だよ。心配しないで。

(うらやましー)

でも、咲はダイエットしないのか?

ケンカ売ってんの、お父さん。

ははっすまんすまん。

こんな感じで、凄く平和な家族。

でも…、少し違うのは。

いってきまーす

いってきまーす

行ってらっしゃい!

気をつけてな!

〜登校中〜

裕也!お早う!

裕也

お早う。今日は早いな。

咲が一緒だから!

……お早う、ございます。

裕也

お早う。咲ちゃん。

……。

ちょっと〜!?

私の妹に手出さないでくれる!?

裕也

僕は『華の』彼氏だよ。

もう///

(『華の』…。)

姉に彼氏がいる事。そして、

私がその彼氏を、好きという事。

〜教室〜

(はぁ、どうしてこうも面倒な事に。)

私達が通っている学校は、中高の校舎が隣り合っている。

高校生がこっち(中学塔)に来ることはあるが、

こっちからあっち(高校塔)に行くことはなかなか無い。

(私が3年早く生まれていれば。)

私が彼・裕也さんを好きになったのは、1年前。

まだ中学に入りたてで、校舎で迷子になっていた時。

裕也

大丈夫?迷った?

あの…家庭科室って…どこにありますか…?

裕也

あーこっちだよ。

裕也

付いて来て。

たまたま中学塔に来ていた裕也さんが、助けてくれた。

私は一目で、彼に恋してしまった。

でもそれから数日後だった。

姉が裕也さんを家に連れて来たのは。

お、姉ちゃん、どうして。

紹介するね!

私の『彼氏』の、、

え…、今、彼氏って言った?

今、彼氏って、

そう!

ほらっ裕也!挨拶して!

顔なんて見たくなかった。

だって、そこに立っていたのは、

裕也

裕也です。よろしくね、妹さん。

紛れもなく、私が恋したあの人だったから。

よろしくお願い…します。

〜私達はハサミの関係〜

〜持ち手が近づき会うたび、刃にいる私は崩れていく〜

〜あなたに対する想いが、ボロボロと〜

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