オリキャラ過去編

…先…輩！

先輩！

起きてくださいよ！なんでこんなところで寝てるんですか！

…えへへ。ごめんね〜。

ごめんね〜じゃないですよ！

次の仕事に行きますよ！

待って〜！！もうちょっと休ませてよ〜。

だーめーでーす！ｽﾞﾘｽﾞﾘ

あっ、ちょ〜！引っ張らないでよ〜！

腕ちぎれちゃう〜！！

私はちぎれたっていいんですよ！！

え〜酷い！

酷くないです！！当たり前です！！

こんな馬鹿馬鹿しい日常が、毎日続くと思っていた。

そう、あの日までは

ここは私立トリルスクラクト学園。

だいぶ前に不審者が学園に侵入し、私達以外の生徒は殺されてしまった。

そして、私たちの親はいないため誰もいなくなった学校でいつも生活している。

私だけではなく“私達”

そう、この学園にはもう1人、やばい人がいるのだ。

そう…こいつは

ニア。

一見チャラいやつに見えるが、実は私の大大大大大大大先輩だ。

先輩も親がいないので、一緒に暮らすことになった。

そして、何故か私が後輩なのに毎日先輩をまとめる役になってしまっている。

毎日とても大変だ。

…さて、本題に入ろう

私たちはある仕事をしている。

それは…

スパイだ。

報告係から届けられるターゲットを、始末する。

1日以内に始末しないと私達が…

ということで、今日も仕事をする。

ﾊﾞﾝｯ

ｶﾁｬｯ

ﾊﾞﾝｯ

洗脳解除…

ﾊﾞﾝｯ

私はただ、血塗れの2人の遺体を見て泣き叫びながら膝を着くことしか出来なかった。

私は、赤が嫌いになった。