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武永
武永
黙って一緒にテレビを観ていた武永が、素っ頓狂な声を上げた。
神崎
武永
スタジオ内では、どうやらこれから討議が行われるらしい。
ただ、再現VTRを見た限り、誰が犯人なのかは明白ではあった。
武永
状況の整理をする前に、神崎に問うてくる武永。
神崎
武永
なぜか武永は少し苛立った様子だった。
武永
武永
神崎
ここに閉じ込められてはいるが、食糧に充分過ぎるほどにある。
それどころか嗜好品まで揃っていることに、神崎はすでに気づいていた。
武永
武永はそう言うと、ロッカーの中を漁る。
武永
武永
武永は嬉しそうに漏らしつつ、何かを神崎の方へと放り投げてきた。
武永
武永が投げてきたのは缶ビールだった。
もちろん冷えてはいないが――。
神崎
神崎
神崎
武永
武永
武永はそう言うと、缶ビールのプルタブを開け、一気に飲み干した。
神崎
武永
武永
武永は缶ビールの空き缶を手にして、窓に歩み寄る。
窓は嵌め殺しというやつで開かないが、窓際に行ったのは、せめてもの気遣いであろう。
すなわち、この狭い部屋が煙草臭くなるということを宣言しているようなものだった。
神崎
神崎
神崎
神崎
神崎
神崎
神崎
武永
武永
神崎
武永
何を期待していたのか分からないが、そう呟く武永は、どこか寂しそうだった。
神崎
神崎
武永
神崎
神崎
武永
神崎
神崎
神崎
武永
神崎
神崎
神崎
武永
武永
神崎
神崎
武永
神崎
神崎
武永
神崎
神崎
武永
神崎
武永
神崎
その時、ふっと……あまりにも突然ではあったが、ある答えが神崎の頭に浮かんだ。
神崎
神崎
武永
武永
缶ビールの空き缶を灰皿代わりにして、もう何本目か分からなくなったタバコに火を点ける武永。
神崎
神崎