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和影

この辺から音が聞こえたような…

確かにね…

やっぱ気のせいだったのかな〜

和影

気のせいであんな音…

和影

あっ!前…!

菖達は恐る恐る前を向く

は、は…?

目に映ったのは赤い椅子に腰掛け 三色団子、みたらし団子、お饅頭を 口に頬張っている男性の姿だった。

和影

めっちゃ食べてんな…

和影

話しかけてみるか?

ユレ

何言ってんの?

和影

え?

ユレ

普通話しかけないだろ

ユレ

しかもそ奴、この世の者じゃない

和影

どうしてわかる?

ユレ

見たらわかる

ユレ

雰囲気も違ければ食べ方も違う

和影

見かけで判断しちゃいけないよ

ユレ

言ってることは間違ってないが…

和影

行ってみなきゃわかんねぇじゃん?

和影

行ってみようぜ?

ユレ

知らねぇぞ…

和影

ほら、菖行こ?

うん…

3人は男性に向かって歩き出し、 勇気をだして話しかけた。

和影

急にすみません

和影

さっきの音──

アアス

あ"?

和影

ひぇぇ…

アアス

なんだなんだぁ?

アアス

ちびっ子さん達よ、何か俺に用事があるってかい?

和影

あ、いや…その…

ユレ

さっきの大きな音、知りませんか?

アアス

さっきの大きな音?

アアス

あぁ、それ俺がやったんだよ

和影

…何をしたんですか?

アアス

あんたらに言って何になる?

和影

何にもなりませんけど…

和影

でも!聞きたいです!

アアス

しつこい奴だなぁ

アアス

そうだな、何かしてくれたら教えてやるよ

和影

何か?

アアス

そこの男性と話し合ったらいいじゃねぇか

和影

わかりました!

アアスは話し合いの時間を儲け、 和影達は次々話を進めた。

その間、菖はアアスとコソコソ喋っていた。

なんでお前がここに居んだよ?

アアス

現れたのはそっちだろ?

アアス

てか、まだ正真の姿見してなかったんだ?

まぁね

アアス

いつ正真の姿、見せるつもりなんだよ

今のところ決めてないかな

アアス

さっさと見せねぇと、どんどん疑われるぞ

ふっ。大丈夫

今はまだバレてないっぽいし

アアス

時間の問題だな

バレたらその時だね

その時その時、場に応じて考える

アアス

精々頑張れ

和影

決めましたよ!

和影

俺らのチームに

和影

入ってみませんか!?

アアス

チーム?

和影

チームと言っても仲間ですけど…

和影

入るなら修行が必要ですが…

アアス

知ってる

アアス

俺は修行なんか受けなくてもどうにもなんねぇよ

アアス

お前らとは違って、な?

和影

失礼な奴ですね

こいつは普通とはかけ離れてる

人間じゃないみたいに?

和影

へぇ…

アアス

何か違うか?

和影

いいえ

ユレ

なんで、

ユレ

なんで菖、お前が知ってるんだ?

ユレ

普通とはかけ離れてるとは、どうやってわかるんだ?

和影

確かに…なんで…

…特に何も

ただ知ってたってだけなので

和影

ってことは…

和影

以前に2人は出会ってる?

っ…

アアス

気にすんな

アアス

しょうもねぇ

前を向き、歩き出すアアスに 問いかける。

和影

おい!待てよ!

全員が立ち止まり、 アアスの方をじっと見る。

和影

逃げるなら、

和影

答えてけよ。

和影

俺らの質問に。

アアス

そうだったな

アアス

回答としては、あの音は地球が滅びる手前だな

アアス

俺の怒りが爆発すると共に地球は滅亡だ

和影

滅亡!?

和影

まさか…地球が壊れるというのはお前がやってんのか!

アアス

どうだろうなぁ?

和影

ただで済むと思うなよ…!

アアス

あと、俺は逃げてるつもりは一切ねぇから

アアス

勝手に自分の妄想に俺をいれんな

和影

はぁ!?

アアス

面白かったぜ、被害妄想

アアス

じゃあな

和影

ちゃくい奴め!

和影

待ってろよ!

必死に叫ぶ。

和影

お前を逃がす奴は誰1人いないからな!

和影

居たとしても、俺が離すかよ!

ユレ

今.俺達は修行中だろ?

ユレ

修行に集中しよう

和影

…あぁ

バカらしい…

和影

菖?

あいつなんかに誰も勝てるはずないのに…

和影

どっちの味方なんだ?

あっ、ごめん!笑

今のは気にしないで!

もちろん和影達の仲間だから!

和影

だよな…

和影

ははっ、…ごめん

ユレ

俺らの味方なら

ユレ

二度と怪しい行動すんな

はーい!

和影

菖のこと信じてるから

ありがと

とりあえず早く修行終わらせよ?

そして、私達が強くなった時にあいつを倒せるように努力しよ…!

和影

あぁ、頑張ろう!

それからは全員修行に務めた。 精一杯自分の力を出し、 思いっきりアアスに向かって努力した。

和影

みんな!

和影

ただいま!

皇彗

おぉ!おかえりー!

真響

やっと帰ってきたぁ!

真響

本当遅いんだから。

皇彗

どこ行ってたの?

皇彗

修行にそんな時間かかるとは思えないんだけど…

苦笑いをしながら話し出す。

和影

まぁ色々と…

和影

喧嘩とか話が合わなかったりとか…

真響

大変だったねぇ

和影

あとはまぁ…

和影

地球を壊すと言う人に出会いました

皇彗

それって…

真響

アアスと千音じゃ…

和影

アアス?千音?

皇彗

アアスは赤い髪で黄色の王冠のようなものを付けてる奴よ

皇彗

千音は…まだ誰も知らないの

皇彗

名前だけは出されてて…その他の情報は…

和影

そうなんですか…

真響

この状態だと、千音とはまだ会ってないみたいね?

和影

はい…

和影

あれ、?お鳥様は?

皇彗

お鳥様は部屋でお休みになられてる

皇彗

とにかく今は今後の期待かな。

和影

そうですね

早く千音にも会えるといいですね…

和影

……?

𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭…(つづく)

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