シラ
こんにちは
シラ
バビルス2年生の
ソラナム・シラです
ソラナム・シラです
シラ
所属師団は我々師団
シラ
特にピくんとチノくんとは仲がいいです
シラ
まあこんななりなので無表情とか無感情だとか言われますが
シラ
普通に感情ありますし表情筋も生きています
シラ
趣味は一年どもの無様な姿をピくんとチノくんと一緒に鑑賞することです
シラ
私の説明は以上です
シラ
では、本編へどうぞ
作者(氷蜜)
(もうちょっと愛想よくできないのかな……?)
画像は「妙子式2」をお借りしています
放課後、我々師団室にて。
シラ
開発した魔術の実験体……ですか
ショッピから依頼を聞かされたシラはピクリとも眉を動かさず首だけを動かした。
シラ
嫌です
ショッピ
俺も嫌や
シラ
チノくんに任せましょうか
ショッピ
アイツ今日来(こ)ん言うてた
シラ
…………
ショッピ
…………
さて困った。
このままでは依頼を放棄(ほうき)することになってしまう。
シラ
では無視しましょう
ショッピ
せやな
しかし責任感のカケラも持ち合わせていないのか二人はあっさり依頼を蹴ったのであった。
ショッピは愛用の寝袋に入りながらそういえばと団長のイスに腰かけて本を開くシラを向いた。
ショッピ
そういえば昨日団長が一年生をムリヤリ入団させたらしいで
シラ
そうなんですか
シラ
ああ、それならその一年に依頼を任せましょう
ショッピ
ムリヤリ入らされたからたぶん今日辺りにでも退団しに来るやろ
シラ
でも、まだ退団していないんですよね
ショッピ
まだな
シラの口が悦楽(えつらく)に弧(こ)を描く。
シラ
ならまだうちの大切な団員ですよ
シラ
さっそく押しつけ……頼みに行ってきます
それを聞いたショッピも悪魔のような笑みを浮かべ、
ショッピ
会ったことないからわからんやろ
これ持っていき
これ持っていき
昨日シャオロンとウツが師団室に来たときこっそり盗撮しておいた写真をシラに渡した。
シラ
では行ってきますね
シラは師団室を出発した。
一年生(いけにえ)を探しに。