玲王
お前が友達に試してくれるっていうんなら教えよう
玲王
今、安全なのはかくにんできただろ?
玲王
なんせサンプルが必要なんだ…
玲王
あいつらは実績を見せろとうるさくて…
兄はニヤッと笑い、思いついたように
玲王
これは日本のために必要なことなんだ
俺はきっと兄に心を操られているんだろう。
そう自覚はしたが、日本のためという使命感にかられ、俺は機械をカバンにしまった。
翌朝
蜂楽
おはよ〜潔!
潔
おはよう、蜂楽
教室に入るとよくつるんでいる蜂楽が話しかけてきた。
潔
(試してみようかな…)
なにも知らせずに使うのは心が痛むが、日本のためという思いで押し切り、蜂楽に名前を言うように話す。
蜂楽
これ、何かの診断?
潔
(流石にいきなり名前を言わせるのは怪しかったか…)
潔
あ〜これは、
玲王
“「アメノヒ」”
潔
その人が結婚する日に雨が降るか診断するやつで…
とっさに嘘をついた。
蜂楽
へ〜そんなんあるんだ!
納得してくれたらしく、機械に向かって自身の名前を口にする。
蜂楽
“蜂楽廻”
蜂楽
蜂楽
「ハレノヒ」
機械にはその四文字が表示された。
蜂楽
これだけ?
潔
そうっぽい…
蜂楽
なんかつまんないね!
潔
そりゃ悪かったな!
俺がそういうと蜂楽もいたずらっ子のように笑い、俺もつられて2人で笑い合った。
ここで2話終了です。
次回で設定も出したいと思います!
それではさようなら👋