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赤
ねえ、
青
どうしたの？赤くん。
赤くんは何か言いたげな
苦々しい表情をしていた。
青
笑、
赤
何笑ってんの？
青
いや、赤くんが喧嘩なんて珍しいって思ってさ。
初めて見る君の気まずそうな表情に
思わず笑みが零れた。
青
昔は僕たちも喧嘩したよね。
赤
そう、だったかな。
赤
だいたい俺が勝手に拗ねて勝手に解決してた気がする笑
青
僕ずっとおろおろしてたよ
黄
桃くん急な誘い受けてくれてありがとうございます。
黄
迷惑ではなかったですか？
桃
ああ。
桃
友達と遊園地なんて初めてだ。
黄
初遊園地ですか！
桃
5歳くらいのとき両親と1回だけ行ったけど
桃
あんまり覚えてないからほぼ初だな。
黄
では今日は楽しみましょうね！
青
最初コーヒーカップ乗ろうよ！
黄
いいですね、2人ずつだからグッパーで決めましょ！
黄
グーとパーで別れましょ
赤
✊🏻
青
🖐🏻
桃
🖐🏻
黄
✊🏻
黄
赤！一緒に楽しもうね！！
赤
うん！
良かったぁ……
桃くんとじゃなくて。
黄
笑、
赤
黄くんも何笑ってるの？
黄
赤、w分かりやすすぎます笑
黄
今、桃くんと一緒じゃなくて安心したでしょう？
赤
ななな、なんで？！
黄
二人が雰囲気良くなかったから青ちゃんと二人で計画立てたんですよ。
黄
今日の内に二人で話し合う時間取りますから。
赤
や、でも……
赤
今は話したくないというか、気まずいかなぁって……
黄
赤が桃くんのこと好きなのも分かってますから。
赤
ｯ！！///
黄
僕のことは気にしないでください。
黄
僕は赤が幸せなら嬉しいです。
赤
まだ好きなんて言ってなｯ/
黄
ふふっ笑
黄
でも、僕
黄
まだ赤のこと好きなので今だけ僕に時間をください。
黄
行こ、赤。
赤
うん、//
青
桃くんよろしくね。
桃
ああ、よろしくな。
桃
ありがとう俺のこと誘ってくれて。
青
うん、、
青
早く赤くんと仲直りしなよ。
青
じゃないと僕が取っちゃうよ。
桃
いいよ、
青
は？
青
何言ってんの？
桃
俺じゃ赤に不釣り合いだし、
桃
今の俺ではあいつを不幸にするだけだ。
桃
迷惑しかかけない。
青
……。
僕は涙が出そうなのをぐっと堪えていた。
桃
それを今のあいつに背負わせるのは気の毒だし、
桃
どうせ俺を恋愛対象として見てない。
桃
きっとお前の方があいつのこと知ってて
桃
幸せにできるだろうから。
青
僕や黄くんじゃ赤くんを救えないから
青
幸せにできないから！
青
あんたに頼ってんだよ！
青
本気で分からないの？
桃
どういうことだ？
青
はあ、
青
だからすれ違いが起きるんだよ。
青
桃くん。
桃
なんだ？
青
僕の先輩の受け売りなんだけど
青
君が本気で赤くんを好きなら。
青
幸せになって欲しいと思うなら。
青
君は自分の気持ちを直接言葉で伝えるべきだよ。
青
大切なことは言葉にしないと伝わらないよ。
桃
わ、わかった。
青
じゃ、順番回ってきたし乗ろ！
桃
あぁ。
赤
楽しかったね〜！
黄
そうですね！
黄
次行きたい場所とかあります？
青
空中ブランコ？ってなかったっけ？
桃
多分それあっちに見えたぞ。
青
あれ怖くないから好きなんだ〜
赤
それにしよっか！
黄
それ乗ったらちょうどお昼かな。
赤
フードコートっていいよね〜種類沢山あるし！
青
僕はハンバーガーにする。
黄
僕はー、、、
黄
スパゲティにします！
赤
俺は……
赤／桃
オムライス
赤
……。
桃
……。
黄
、笑
青
wまって、笑っちゃうわ、これ笑
赤
……ｯ///
そうだ桃くんと俺
食べ物の好みほぼ一緒だった、、、
ただ恥ずいやつじゃん、これ。
黄
次は皆でジェットコースター乗りましょう！
青
え、
赤
青ちゃん苦手だったよね。
赤
大丈夫？
桃
そうなのか？あんま無理すんなよ。
青
だ、だいじょ~ｯ（
赤
駄目でしょ！無理しちゃ！！
赤
俺と青ちゃんメリーゴーランド乗ってくるから二人でジェットコースター行ってて！
黄
はい！
黄
ごめんなさい、青ちゃん。
黄
考えられてなくて……
青
いいよ、全然！
黄
行きましょうか桃くん。
桃
そうだな。
青
ごめんね、ジェットコースター乗りたかったよね。
赤
もう、いいって！
青
さっきさ、
青
桃くんにも同じこと言ったんだけど。
赤
？
青
赤くんも桃くんも。
青
自分の気持ちに正直にならないと、相手に伝わらないよ。
赤
う、ん。
赤
ていうか、それって、、、
青
僕は赤くんが大切だから、
青
傷ついて欲しくないから言ってるんだ。
赤
……ｯ
青
赤くんは僕に言えないことも桃くんになら言えるでしょ。
青
僕の前で楽しそうにする赤くんも好きだけど
青
僕は桃くんの前で笑ってる赤くんの方が幸せに見える
青
だから2人には一緒にいて欲しいんだ。
赤
うん、ありがと。
赤
ちょっと元気出たかも。
黄
ジェットコースター楽しみですね！
桃
俺絶叫系初めて乗るわ。
黄
とっても楽しいですよ。
桃
さっき青に言われた。
黄
何を、ですか？
桃
自分の気持ちに正直になれってさ笑
桃
あいつが一番我慢してるだろうにな。
黄
気づいてたんですか……
桃
俺さ黄に挨拶返した日
桃
黄が赤に振られたこと知ってたんだ。
黄
！
桃
赤から前日に聞いてた。
桃
それで落ち込んでるんだろうなって思って声掛けたんだ。
桃
このままじゃきっと赤は苦しんだままだって思って。
黄
そうだったんですか。
黄
僕は赤のことまだ好きですよ。
黄
それも伝えました。
桃
笑、お前は勇気があるな。
黄
勇気があったってしょうがないですよ。
黄
赤のこと何も考えずに突然不満と一緒に告白したんです。
黄
こんな僕より桃くんの方が赤に相応しいです。
黄
赤は桃くんといるときいつも楽しそうでした。
桃
お前たちといる時だって、
黄
違うんです、、、
黄
幸せそうなんです。
黄
苦しくなさそうな顔をしてるんです。
黄
それは僕たちにはできないから。
黄
怖くても気持ちを伝えてほしい。
黄
青ちゃんはそう言いたかったんだと思います。
桃
そ、っか。
青
次はさ、まだ組んでないペアで好きなの乗ろうよ。
青
一個乗ってきたらここに集合で！
黄
最後に皆でお化け屋敷入りましょ！
桃
ああ、
赤
……。
黄
僕と青ちゃんはゴーカート行きましょ！
青
人気だから列長いよ？
黄
いいじゃないですか！
青
じゃ、いってくるね。
桃
俺らどうする？
赤
……ら、、しゃ
桃
え？
赤
観覧車乗る。
桃
か、観覧車な。
桃
わかった、行こ。
赤
……。
桃
……ｽｩｰｯ↑
気まず！
てっきり誘われたから話してくれると…
無言？！
桃
あ、あのさ！
桃
？！
赤
……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ
桃
ど、どうした？！
赤
ｸﾞｽｯ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ
桃
俺何か気に触ることしたか？
桃
そしたら謝るから💦
赤
ごめんなさｯ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ
桃
何が？
赤
ごめん、ｸﾞｽｯ
桃
お前は何もしてないだろ？
赤
俺、本当は桃くんと一緒にいたいの。
赤
キスとかえっちはもちろんしたいけど
赤
一緒にいるだけでも幸せだと思えるの。
赤
でも、怖かったｯ（ﾎﾟﾛ
赤
桃くんが俺の傍から離れて行ってしまう日が来ることを想像しちゃうの。
赤
それが、
赤
寂しくて、怖くてｯ
赤
どうせなら自分がそんな思いしないようにって
赤
桃くんを自ら突き放した。
赤
俺が悪いのは分かってるｯ
赤
何回でも謝るよ謝るからｯ!
赤
俺のこと嫌いになら
ないで……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ
ないで……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ
桃
嫌いになんてならないよ。
赤
ほんと、?（ｸﾞｽ
桃
赤は何も悪くない。
桃
悪いのは俺なんだ。
赤
えぇ?
桃
俺は赤の気持ちを踏みじった。
桃
最初に約束したのに、赤の頼み事聞くって決めてたのに。
桃
怖くなったんだ。
桃
父親みたいになりたくなかった。
桃
軽いやつだと思われたくなかった。
桃
赤に母さんみたいにどこかに行って欲しくなかった。
桃
それで自分がどうしたいのかも言わずに赤を傷付けた
桃
自分勝手にお前を都合よく使おうとしたんだ……
桃
俺が先に謝らなきゃいけなかったんだ。
桃
本当にごめん。
赤
俺ね、ほんとはね、//
赤
桃くんの、こと……///
桃
待って！
桃
俺から言わせて欲しい。
赤
……///
桃
俺は、
桃
赤のこと好きだよ。
愛してる。
今なら心からそう思える。
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