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おれには変な記憶がある
いや、ただの夢を そう勘違いしてるだけ かもしれないけど
前世ような そんな記憶…
記憶の中のおれは 妻や子供に恵まれ 何不自由なく暮らしていた
" これ以上の幸せはない "
そう思っていたある日 1人の男と出会う
一目見ただけで心を奪われ
妻子がいる身でありながら 自分だけのものにしたいという 欲求に駆られた
気付いた時には その男を…ガッチさんを 愛してしまうほどに…
ガッチさんとは交流はあるものの 恋愛関係になることはなく 日常が過ぎていく
ずっと変わらずこの関係が… 愛しい気持ちを内に秘めながらも 近くにいられるこの日々が 続くと思っていた
あの時までは……
この日 おれは初めて ガッチさんの言葉を信じなかった
冗談は疎か 誰かに嘘を付けるほど ガッチさんが器用ではない事を 誰よりも知っていたのに…
ガッチマン
キヨ
キヨ
ガッチマン
キヨ
ガッチマン
ガッチマン
キヨ
キヨ
ガッチマン
キヨに背を向けるガッチマン
ガッチマン
キヨ
キヨ
ガッチマン
ガッチマン
ガッチさんが言ってた 天使も、堕天使も、 来ちゃだめだという忠告も 全て信じなかったおれは
堕天使に刺され 命を落としてしまった
キヨ
目を開けるキヨ
キヨ
言葉では言い表せないくらい とても綺麗で安らぐ場所に立っている
神
神
キヨの目の前に男性が現れる
キヨ
神
キヨ
神
キヨ
神
キヨ
キヨ
キヨ
神
キヨ
神
キヨ
神
キヨ
キヨ
神
神
キヨ
キヨ
神
キヨ
キヨ
神
キヨ
キヨ
神
キヨ
神
キヨ
キヨ
キヨ
神
神
キヨ
キヨ
神
神
神
キヨ
神
神
キヨ
神
神
キヨ
神
辺りが光に包まれていく
キヨ
神
光に包まれ キヨはその場から姿を消した
という感じで 神だと名乗る変なおっさんが 意味分かんねぇ事を 言ってた記憶が残っていた
そして前世で死んだ歳を 今世で迎えた ある日…
ー今世・数日前ー
いつもなら すでに帰ってる時間帯なのに 何故か友人の家に入浸り
帰り道もいつもとは違う道を選び 寄り道しながら帰っていた
キヨ
1つの街灯に目が留まる
キヨ
街灯に近付くキヨ
キヨ
街灯の近くで 変な記憶の中で見た男性が 倒れている
キヨ
" 自分だけのものにしたい " という欲求に駆られるほど愛し
想いを告げる事が 出来なかった天使が目の前にいる
キヨ
ガッチマン
苦しそうな声を出すガッチマン
キヨ
ガッチマンを背負う
キヨ
ーキヨの家・寝室ー
ギシッ…
なんとか連れて帰ったガッチマンを ベッドに寝かせ おでこに触れる
キヨ
キヨ
ガッチマン
寝ながら 苦しそうな表情になるガッチマン
キヨ
なでなで
ガッチマンの頭を撫でる
ガッチマン
苦しんでたのが嘘のように 穏やかな表情で眠っている
キヨ
ちゅっ…
ガッチマンにキスをする
キヨ
変な記憶を完全に 信じていた訳では無かった
でも今世でガッチさんに 出会えるのであればと
今まで誰かを好きになっても 付き合ったりすることなく 今日まで生きてきた
キヨ
ガッチさんが天使だとして あれからどのぐらい 経っているのだろうか?
おれが知らない間に 誰かのものになっていたとしたら…
キヨ
キヨ
ガッチマンから離れるキヨ
キヨ
キヨ
ガッチさんの全てが欲しい
心も体も全て…
ー数週間後・早朝ー
" 治ったら出て行く " そうガッチさんが言おうとする度 あの手この手で遮ってきた
完治するまで 我慢すると決めてたのに キスしたり抱きしめたりして…
" ここにいたい " そう言い出す事を期待していたが
ガッチさんの意志は固く その思いを覆すことは出来なかった
キヨ
キヨ
ガッチマン
キヨ
首を横に振るガッチマン
ガッチマン
ガッチマン
キヨ
ガッチマン
キヨ
キヨ
キヨ
ガッチマンが気にしないよう 笑うキヨ
ガッチマン
キヨ
キヨ
ガッチマン
ガッチマン
ガッチマンが出て行った ドアを見つめるキヨ
キヨ
キヨ
やっと想いを伝えられたのに 内に秘めていたあの頃より辛い…
キヨ
妻子がいた昔と 何が違うのだろう?
今のおれには ガッチさんしかいないのに…
キヨ
もう二度と会えなくても おれの気持ちは変わらない
" 一生、ガッチさんだけを 愛し続ける "
そう自分の心に 永遠の愛を誓った…