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貴方へ贈る最後の愛を

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貴方へ贈る最後の愛を

6 - 貴方へ贈る最後の愛を 第6話

♥

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2022年01月17日

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翌日、学校へ着くと

夕空

羽瑠ちゃん!

夕空ちゃんが話しかけてきた

夕空

昨日はほんとにありがとう!助かったよ〜

なんて微笑みながら言ってくる

どうやらマイキーにキスをされたのに気が付いてないみたいだ

羽瑠

...別にお礼なんていいよ

マイキー

あっ…夕空とう、る...

その時マイキーとドラケンが入ってきた

マイキーは気まずそうに目線を下げた

ドラケン

よぉ、マイキーどうした?

ドラケンはマイキーが変なのに気が付いたのか顔を覗き込んだ

羽瑠

おはよう、...眠たいだけじゃない?

なんとなく昨日見た事は誰にも知られたくなかった

ドラケン

そうか、

納得はしてなさそうだけど、頷くドラケン

マイキー

羽瑠...

するとマイキーが夕空ちゃんじゃなくて私を見て話しかけてきた

マイキー

あのさ昨日...

羽瑠

ごめん、トイレ行ってくる

こうゆう時だけ私に話しかけてくるんだね

私はこの時だけマイキーと話したくなくて逃げた

マイキー

羽瑠!まって!

私が教室から出ると追いかけて来たのかマイキーがこちらに向かってきた

羽瑠

っ...

マイキー

ギュッ

逃げようかと思ったがあっという間にマイキーに捕まってしまった

羽瑠

な、に...?

昨日の事があったので上手くマイキーの顔を見れない

マイキー

...ちょっと来て

マイキーは私の手を引いてひとけのない所まで連れていった

マイキー

昨日の事...誰にも言わないでくれない?

校舎裏に着くとそう行ってきたマイキー

やっぱりそのことか

分かっていたけど何故か意地悪がしたくなった

羽瑠

...なんで?

そう見つめて聞くと

マイキー

っ...バレたら、もう夕空と居れなくなる、、

マイキーは顔を歪めてそういった

羽瑠

...

そんなに嫌なんだ

夕空ちゃんから離れるの

羽瑠

分かった

マイキー

...!じゃあ...

でも

羽瑠

条件がある

私も貴方から離れたくない

マイキー

条件...?

別に最初から誰にも言うつもりは無いけど

羽瑠

今週の日曜日、一日だけ私に頂戴?

少しくらいワガママ言ってもいいよね

マイキー

分かった!日曜日な!

マイキー

日曜日やるから言わないでくれよ!じゃあ

マイキーは安心したのか笑顔になってそう言い去っていった

羽瑠

...日曜日だけか

本当は日曜日だけじゃなくて毎日一緒に居たい

でもそんな事叶わないから

一日だけ貰うね、

ピンポーン

私の家にチャイムが鳴り響く

羽瑠

...!

マイキー

よっ!

今日は待ちに待った日曜日

少しダボッとした私服の貴方

私は今日のために部屋を念入りに掃除をした

羽瑠

いらっしゃい、マイキー

今日だけ、今日だけは2人だけ

そんな事を思うと頬が緩む

マイキー

何笑ってんのー?

どうやらマイキーにも気づかれたみたい

羽瑠

別になんでもないよ

少し恥ずかしくなったので誤魔化した

ゲームをしたりしていると数時間が経った

それと同時に日曜日が終わろうとしている

マイキー

そろそろ帰ろっかな

そう言った貴方を慌てて引き止める

羽瑠

た、たい焼き!食べない?

と、たい焼きを見せるとマイキーは

マイキー

たべる!

目を輝かせてたい焼きに飛びついてきた

羽瑠

...

昔から好きな食べ物は変わらないんだね

...隣にいる人は変わってしまうのに

羽瑠

(うるさい、)

今だけが2人の時間なのに

2人の時間の時でもそんな事を思ってしまう

やっぱり私って

羽瑠

(愛が重いなぁ、)

たい焼きも食べ終わりマイキーを見送りに玄関に来た時に

羽瑠

...

何故か不安が襲ってきた

羽瑠

マイキー、

私はこの不安をどうしても収めたくてマイキーに話し掛ける

マイキー

どうした、?

羽瑠

前にマイキーは私の傍に居てくれるって言ったよね

確かめたい事がある

それは、貴方が

羽瑠

本当に私の傍にいてくれるの?

マイキー

...

不安なの、マイキーがどんどん離れていきそうで

また一人ぼっちになってしまいそうで

不安で、怖い

ギュッ

羽瑠

、!

するとマイキーに抱き寄せられた

マイキー

安心しろ、ずっと傍にいるから

マイキー

俺がずっと一緒に居てやるから

マイキー

そんな暗い顔すんなよ

そうマイキーはあの頃のように言った

羽瑠

...う、ん

マイキー

じゃあ、またな

ガチャン

羽瑠

...愛してる

扉が閉まると同時に今日も愛を呟いた

良かった

ちゃんと、傍に居てくれるって

言ってくれた

あぁ、良かった

羽瑠

...本当に離れていかないよね、?

もし貴方が離れてしまったら

私は狂ってしまうかもしれない

羽瑠

はは、まるで

愛の呪いだね

貴方へ贈る最後の愛を

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