翌日、学校へ着くと
夕空
夕空ちゃんが話しかけてきた
夕空
なんて微笑みながら言ってくる
どうやらマイキーにキスをされたのに気が付いてないみたいだ
羽瑠
マイキー
その時マイキーとドラケンが入ってきた
マイキーは気まずそうに目線を下げた
ドラケン
ドラケンはマイキーが変なのに気が付いたのか顔を覗き込んだ
羽瑠
なんとなく昨日見た事は誰にも知られたくなかった
ドラケン
納得はしてなさそうだけど、頷くドラケン
マイキー
するとマイキーが夕空ちゃんじゃなくて私を見て話しかけてきた
マイキー
羽瑠
こうゆう時だけ私に話しかけてくるんだね
私はこの時だけマイキーと話したくなくて逃げた
マイキー
私が教室から出ると追いかけて来たのかマイキーがこちらに向かってきた
羽瑠
マイキー
逃げようかと思ったがあっという間にマイキーに捕まってしまった
羽瑠
昨日の事があったので上手くマイキーの顔を見れない
マイキー
マイキーは私の手を引いてひとけのない所まで連れていった
マイキー
校舎裏に着くとそう行ってきたマイキー
やっぱりそのことか
分かっていたけど何故か意地悪がしたくなった
羽瑠
そう見つめて聞くと
マイキー
マイキーは顔を歪めてそういった
羽瑠
そんなに嫌なんだ
夕空ちゃんから離れるの
羽瑠
マイキー
でも
羽瑠
私も貴方から離れたくない
マイキー
別に最初から誰にも言うつもりは無いけど
羽瑠
少しくらいワガママ言ってもいいよね
マイキー
マイキー
マイキーは安心したのか笑顔になってそう言い去っていった
羽瑠
本当は日曜日だけじゃなくて毎日一緒に居たい
でもそんな事叶わないから
一日だけ貰うね、
ピンポーン
私の家にチャイムが鳴り響く
羽瑠
マイキー
今日は待ちに待った日曜日
少しダボッとした私服の貴方
私は今日のために部屋を念入りに掃除をした
羽瑠
今日だけ、今日だけは2人だけ
そんな事を思うと頬が緩む
マイキー
どうやらマイキーにも気づかれたみたい
羽瑠
少し恥ずかしくなったので誤魔化した
ゲームをしたりしていると数時間が経った
それと同時に日曜日が終わろうとしている
マイキー
そう言った貴方を慌てて引き止める
羽瑠
と、たい焼きを見せるとマイキーは
マイキー
目を輝かせてたい焼きに飛びついてきた
羽瑠
昔から好きな食べ物は変わらないんだね
...隣にいる人は変わってしまうのに
羽瑠
今だけが2人の時間なのに
2人の時間の時でもそんな事を思ってしまう
やっぱり私って
羽瑠
たい焼きも食べ終わりマイキーを見送りに玄関に来た時に
羽瑠
何故か不安が襲ってきた
羽瑠
私はこの不安をどうしても収めたくてマイキーに話し掛ける
マイキー
羽瑠
確かめたい事がある
それは、貴方が
羽瑠
マイキー
不安なの、マイキーがどんどん離れていきそうで
また一人ぼっちになってしまいそうで
不安で、怖い
ギュッ
羽瑠
するとマイキーに抱き寄せられた
マイキー
マイキー
マイキー
そうマイキーはあの頃のように言った
羽瑠
マイキー
ガチャン
羽瑠
扉が閉まると同時に今日も愛を呟いた
良かった
ちゃんと、傍に居てくれるって
言ってくれた
あぁ、良かった
羽瑠
もし貴方が離れてしまったら
私は狂ってしまうかもしれない
羽瑠
愛の呪いだね