管狐(こんのすけ)
こんのすけがそう言うと、張り詰めていた緊張の糸が切れた
莉緒
弓羽
義経
千歳
あるじさんたち〜!!
一息ついていたそのとき、向こう側から聞き慣れた明るい声が飛び込んできた
乱藤四郎
千歳
乱は痛々しい傷を負っているにも関わらず、胸に飛び込んだ
今剣
膝丸
日向正宗
続いて奥から小走りで他3振りも駆けつけた
3振りとも戦途中の悶々とした表情とはうってかわって、満面の笑みを浮かべていた
莉緒
今剣
義経
膝丸
千歳
乱藤四郎
各々が主や近侍と再会し称えあっている中、日向は皆から遅れて弓羽の元へと寄った
弓羽
日向正宗
大丈夫と本刃は言っているが、とても大丈夫だとは思えない程の傷を負っていた
深く広範囲に広がっている、通常の出陣よりも遥かに酷い傷
日向は手を強く握りしめ、ぎこちない笑顔を見せていた
弓羽
弓羽
日向正宗
日向の頭に手を置くと、日向はそのまま倒れるようにして弓羽の体へともたれ掛かった
弓羽
日向正宗
問いかけるも、返事は無い
代わりに静かな寝息が聞こえてきた
弓羽
充電の切れたロボットのように力の抜けた日向を支えていると、ポケットから振動を感じた
弓羽
ロック画面の通知には「今から会議だから夕飯食べていてね」の文字
ハッとして辺りを見渡すと、既に短針は6を指していた
弓羽
莉緒
義経
千歳
義経
莉緒
弓羽
目配せをすると、こんのすけはOKサインを出した
サインが出されるなり、各々帰り支度を始めた
未だ止まらぬ生徒達の声や巣へと帰る鳥達を背にして
返り血を振るい落とし、汚れた服をしまい、カバンに物を詰め込んでいたそのとき、莉緒が何かを思い出したように呟いた
莉緒
コメント
3件
お疲れ様!みんなゆっくり休むんだぞ! まったく気になるところで終わっちまうんだからよォ~~~!!