- 紹介 -
・名前:ぱく・○○ ・年齢:16歳/高校2年生 ・役割:主人公 ・性格:自分に自信がない
・名前:ちぇ・さん ・年齢:17歳/高校3年生 ・役割:○○の部活の先輩 ・性格:砂糖
・名前:ちぇ・ようん ・年齢:16歳/高校2年生 ・役割:○○のクラスメイト ・性格:小悪魔系
- 教室 -
大好きな人からの告白を、断り、
宿題を教室に忘れて、 屋上から、教室に向かう。
○○.
宿題を鞄にいれ、帰ろうとすると・・・
ようん.
そう、声をかけられる。
ようん.
私は、この人に、 言われていることがある。
『私、さん先輩のこと好きだから、 ○○ちゃん、応援してね?』
と。
正直言うと、応援とか、 よくわからない。
だけど、ようんは、 このクラスの、ボス的な存在。
言うことを聞かなかったら、 何をされるのやら、。
だから、この半年くらい。
さん先輩に、一切話しかけず、
さん先輩が言ってきたことは、
なるべく、軽い反応で済ませていた。
なのに・・・
それでも、さん先輩は諦めず、
毎日のように、 私に話しかけてきた。
嬉しいような、嫌なような。 そんな感覚だった。
そして今、この状況(?)
○○.
ようん.
ようん.
ようん.
○○.
『嫌だ』
この言葉を言いたいのを、 必死に噛み殺す。
ようん.
ようん.
ようん.
ようん.
○○.
確かに、よく言われていた。
『○○って、いいとこないよね。』
って。
○○.
そう、無理に笑う。
ようん.
ようん.
ようん.
そう言って、ようんは、 教室を出て行った。
- 1週間後 -
この1週間、
私は、学校に行っていない。
行ったって、どうせ、 ようんに色々言われるし、
さん先輩に会いたいけど、 振ったから、どんな顔して会えば良いか わからない。
○○.
そんなことを考えていると——
ピーンポーン
インターホンが、鳴る音がした。
私は、重い足取りで、 玄関に向かう。
- 玄関 -
○○.
ドアを開けるとそこには、
大好きな、 さん先輩の姿があった。
○○.
○○.
⛰さん.
⛰さん.
○○.
⛰さん.
⛰さん.
⛰さん.
○○.
⛰さん.
○○.
⛰さん.
ここで、ようんの ことを言ったら、
私は、学校に 行けるだろうか。
⛰さん.
○○.
“ 言いたいけど、言えない ”。
それが嫌で嫌で。
泣きたい気持ちを抑えて、 口を開く。
○○.
⛰さん.
すると先輩は、 悲しい顔をして、こう言う。
⛰さん.
そんなわけない。
話して、 すっきりさせたい。
だけど、 これからのことが怖くて、
先輩には言えない。
○○.
泣きたいのを、 必死に堪える。
それに気づいたさん先輩が、 私を、そっと抱きしめてくる。
○○.
びっくりして、 目が最大限に開く。
⛰さん.
○○.
脅されたのは、 もちろん事実。
だけど、なぜ、 先輩がこのことを知っているのか。
⛰さん.
⛰さん.
⛰さん.
⛰さん.
○○.
⛰さん.
○○.
⛰さん.
⛰さん.
○○.
⛰さん.
⛰さん.
⛰さん.
⛰さん.
先輩は、振られて、 終わりじゃなかったんだ。
むしろ、振られて、 行動したんだ。
安心して、ホッとする。
⛰さん.
○○.
⛰さん.
○○.
⛰さん.
⛰さん.
○○.
⛰さん.
そう言って、 ハグをやめると、
頭を、 わしゃわしゃされる。
○○.
⛰さん.
○○.
⛰さん.
⛰さん.
○○.
せっかくここまで来てくれて、 話、聞いてくれた。
告白するタイミングは、 ここしかないと思い、
先輩を呼び止める。
そして、緊張している手を ぎゅっと握り、
口を開く。
○○.
○○.
○○.
⛰さん.
下を向いているから、 先輩の反応が、わからない。
すると——
⛰さん.
○○.
反応の意味がわからず、 上を向く。
すると、先輩が、顔を 真っ赤にして横を向いていた。
○○.
⛰さん.
⛰さん.
そう言って、 近づいてくる。
何かと思うと、顔が近づき、 唇に、感覚がした。
○○.
キスだと気づくのは、 遅くなかった。
⛰さん.
○○.
⛰さん.
そう言って、耳まで 真っ赤になる、先輩。
いつまでもこうだと良いなと、 切実に、思った。
- 私の先輩。 長編 -
- END -
コメント
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最高!
何か、スカッと系みたいな良い恋愛でした!