コツコツコツ…
真斗
真斗
真斗
俺は真斗。 とある配信サイトで配信者として活躍している。 配信を始めてはや半年。 一部の界隈ではまあまあ有名になってきた。
真斗
真斗
真斗
真斗
そう思い、歩き出す。
するとやはり、後ろから足音が聞こえてくるのだ。
真斗
俺はこの日友達と遊びに行っており、 久しぶりに会ったってこともあってか、盛り上がり、 こうして深夜に家に帰ろうとしているのだ。
真斗
ちらっと手元を見ると、ゲームセンターで たまたま取れた大きなクマのぬいぐるみが抱き抱えられている。
真斗
すると一瞬だけ後ろの足音が止まった。
真斗
しかし気づいた時にはまた後ろから足音が聞こえてきた。
真斗
ストーカーのことも気にはなるが、 やはり睡魔には勝てず、少しだけ早足で家に向かうのであった…。
?
?
真斗
真斗
美咲
真斗
美咲
真斗
美咲
真斗
美咲
真斗
そう言って俺は腕を広げた。 コンビニで買ってきたビールやつまみの重さがずしっと腕にかかり、 まるで錘みたいだった。
真斗
美咲
美咲は何も言わずに無言で寄りかかってきた。
俺は寄りかかってきた美咲を錘のついた腕で抱きしめた。 腕を動かすたびに缶ビールがぶつかり合い、ガシャガシャと音を立てる。
美咲
美咲
真斗
美咲
真斗
一定時間抱きしめると、美咲は離れ、ふらふらと自室に入って行った。
美咲
そう言った美咲の顔は少しにやけたような顔をしていた。 暗かったから見間違えだと思ったが、あれは何だったんだろうか?
真斗
カチャカチャカチャ…
部屋にはタイトルを打つ音と外から聞こえて来る風の音しか聞こえてこない。 イヤホンで曲を聞こうとイヤホンに触ると、少し濡れていた。
真斗
何がついたのかと匂うと、 唾液の乾いたあの匂いだった。
真斗
真斗
唾液臭いのは嫌だが、配信内での雑談のネタになると思い、俺は我慢した。
真斗
そう思いつつ、ビールを開け、配信スタートのボタンを押した…。
コメント
2件
これは...うん(・∇・)←はい?