「オモイアイ」【iris桃青】

本日はご来場誠にありがとうございます

開演に先立ち皆様にご案内申し上げます

・iris様の二次創作です

・ヤンデレ表現があります

・苦手な方は退場をお願い致します

・優しすぎる目でご覧になって下さい

・御本人様とは関係ございません

桃 × 青

side 桃

「オモイアイ」

僕には大切な人がいる

その人ために全てを捧げている

ｶﾞﾁｬ

それがこの人だ

ﾀｯﾀｯﾀ

やっぱまろといると自然と笑顔になれる

「これからも大好きだよ。」

イケメンかよ

ﾀｯﾀｯﾀ

あ。イケメンだったわ。

ﾋﾟﾄｯ（ないこの頬に当てる）

こっから俺は酔っていて記憶がない

きっとまろと幸せに話していたんだろう

覚えてたらなぁ...ニヤニヤできたのに((

気づいたらベッドの上にいた

ｶﾞﾀｯ（腕をぶつける）

大袈裟な自分に苦笑して

手探りで時計を探して

[ 1:08 ]

ｷﾞｷﾞｨｰｯ（ベットが軋む音）

暗闇って怖くない！？！？

全然まろ起こして水飲みたいんだけど

それはそれで申し訳ないよな...

あぁっどしよ、起こす？起こさない？

ﾊﾟﾝｯﾊﾟﾝｯ（顔を叩く）

よく考えてみたら、顔叩くって、

寝る前にすることじゃないような...

やっと朝が来た。来てしまった。

起きた時にはもうまろはいない

［ 9:50 ］

まろがいないのが1番の憂鬱だ

でも俺だってぐーたらしてる暇はない

まろのために色々準備してあげきゃ...！

やっぱあの人がいないと生きてけない

ｶﾀｯ（写真を手に持つ）

今日もまろの為に生きるね

今日はあの人のために沢山のことをした

リビングを掃除して

ダイニングを掃除して

キッチンを掃除して

トイレ掃除をして

まろの部屋を掃除して

まろの棚を掃除して

まろのPCを掃除して

まろの書類を掃除して

まろの写真を掃除して

まろのお母さんはもう他界している

肺癌で亡くなってしまったらしい

きっとまろのように優しくてかっこよくて面白い人だったんだろう

やめよ。考えたくもない。

思い出したくもない。

忘れられるものなら忘れてやりたい

俺が捨てられたって事実を

なんか腹立ってきたな...

夜風にでも当たってくるか

買ったら最後。明日はダイエット。

ﾍﾟｺｯ（お辞儀）

ギリギリ変な人になったかもな

買いすぎた買いすぎた

いやそーだよな？

かご満杯だったもんなぁ...

しかもレジしてもらったら台見えないし

冷静に買えって俺...泣

よし。破産だ☆

ｶﾞｻｺﾞｿ

なにこれ

え。ホワイトサンダー入ってんだけど。

ｻﾞｸｯ

やなこと全部忘れさせてくれそうな味

まろの分も取っとくか

俺は家から6kmほどのコンビニまで 走って来ていたみたいだった

どんだけ俺走ってきたんだよ

早くまろを見たい

早く

早く早く

早く早く

その時だった

まろがいた

誰かと楽しそうに歩いてるまろがいた

俺がいるべき場所には

女がいた

なんでなんでなんでなんでなんでなんで

まろがこっちを見た

焦っているように見えない

何でだろうか

目の前でもうお前には用無しだと言われているようにさえ感じる

俺は走っていた

家でゆっくり話を聞きたい思いとは裏腹に

まろを信じられていない証拠だろう

まだ僕には早かったのかもしれない

人を愛すのが早かったのかもしれない

そう思った時にはもう遅かった

僕の手は動いていて

女の肩を強く押し出してしまった

ﾊﾞﾀｯ

やってしまった

頭を強く打たせてしまった

血が出ている。

119 ﾋﾟｰｯﾋﾟｰｯﾋﾟｰｯ

俺が殺したんだ

女の人が自分で倒れたわけじゃない

違う...庇わないでよ

バレたらどーするの...

ﾋﾟｰｯﾋﾟｰｯﾋﾟｰｯ

ﾀｯﾀｯﾀｯ

怖い

こわい...こわいよ...

いつもの帰り道がいつもじゃない

いつもよりも寒くて遠くて暗い

これでほんとに良かったのだろうか

親に捨てられて

救ってくれた人に見放されて

そのせいで人を殺しかけて

まろ以外はどーでもいい

まろが俺のものになれば

まろが欲しい

他の全てを捨ててでも欲しい

あ、いいこと思いついちゃった

早く家に帰って準備しないと

ｶﾞﾁｬｯ（鍵を閉める）

......。

ｶﾁｬｶﾁｬ（何かをいじる）

俺らの裁縫道具だ

細い針でやろっかな

痛くはないだろうし

ﾁｸﾁｸ

でも意外と痛くないもんなんだな

ふつーに手動かせそうだし

あと、かわ...いいかも...？

ｽｯ（手に針を当てる）

まろが俺をおかしくさせたんだ

ﾁｸﾁｸ（手を縫う）

調子いいかも

深く指してる感じもしないし

頑張れ俺...あと少しで

俺とまろが繋がれる

俺は一生まろと離れないし

まろは一生俺から離れられない

To be continued…

「真相」が語られる後編へ

Next >>> side 青

ここまで読んでくれた方々本当にありがとうございます よければ♡やフォローお願いします

投稿は不定期なので気長にお待ちください！