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麦
仕方ない(><)電車使うか‥
私は麦(むぎ) 都心から離れた郊外の アパートに住んでいる
いつもは節約のため 片道1時間の自転車通勤
麦
郊外のいいところは‥ 電車の座席に余裕で座れること笑
電車のいいところは‥ 執筆が捗るところ
文系の大学を卒業後 小説家を目指して 頑張ってるけどなかなか目が出ない
小さなコンクールで 新人賞を一度だけ貰ったが その後はさっぱり 箸にも棒にもかからない
高校生の時両親を事故で なくした
今はこの小説家という夢を 止めてくれる人すらいない
家族がいたら違っただろうか? 無謀な夢に向かう我が子を いわゆる普通の道に戻してくれた だろうか?
時にウザい親の愛情も 今となっては懐かしい
電車を使ったおかげで 早めにバイト先に着いたので オープンの準備をすませると PCを立ち上げて 電車で書き留めた小説を文字に起こす
喫茶店オーナー 杏
麦
喫茶店オーナー 杏
麦
喫茶店オーナー 杏
そう言って 朝のモーニングプレート を出してくれる
麦
朝は喫茶店でバイト 昼は週刊誌のライターのバイト 夜は居酒屋のバイト 3つを掛け持つ
大学の奨学金を返すのに 最低このくらいは 必要だ
朝のオープンとともに 常連さんが入店してくる
麦
よねだ
麦
麦
翔太
麦
翔太
初めて見るお客さんだ 綺麗な人 何の仕事してる人だろう…
日頃 人間観察をしている 麦は男性のことを見入って しまっていた
翔太
麦
翔太
喫茶店オーナー 杏
翔太
麦の後姿を興味深気に見つめる
翔太
麦
編集長 佐々木
編集長 佐々木
麦
編集長 佐々木
今思えば…このチャンスを逃したらいけないと 焦っていたのだと思う…
その日夜のバイトは休みだったので 書きかけの原稿を抱えて 雰囲気の良いバーへ呼び出され 向かった
そこは個室のだった 一抹の不安を覚えながらも 高まる期待感に小さな不安はかき消された
編集長 佐々木
麦
編集長 佐々木
麦
編集長 佐々木
麦
編集長 佐々木
佐々木はそう言うと 鋭い目つきで麦を見下ろすと 肩を抱く
麦
佐々木は驚いた顔を一瞬したものの それも楽しむように無理やり麦の 唇を奪い押し倒した
麦
思い切り佐々木の唇を噛む
編集長 佐々木
男性の力に勝てるはずもなく上着を剥ぎ取られ 涙が溢れる…その姿により一層興奮したのか 佐々木がお腹から手を差し込んできた
◯◯編集室 室長
通話
00:00
電話の着信音の一瞬の隙に佐々木を 振り切り逃げるように個室を抜け出した
麦
バーを飛び出し夜道を泣きながら歩く
翔太
翔太
麦
翔太
翔太
上着をバーに置いたまま はだけたYシャツ を隠そうと男性が上着を貸してくれた
麦
翔太
いっきに恐怖が蘇り 小刻みに体が震える