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碧斗

本編どうぞ

碧斗

やっぱり夢だったのか……
リアルな夢だったな……

碧斗

お風呂に入ろうか、
先に食事にしようか……

どこかから「主様……主様……。 早く……お戻りください。」

碧斗

なんだ今の声……
幻聴か?

碧斗

気のせいか……
疲れてるんだな……

どこかから「主様…… 聞こえますか?」

碧斗

幻聴じゃないのか!?
声が聞こえるんだが!

指輪から「主様……主様……。 早く……この指輪をつけてください。」

碧斗

はめるか。(はぁ……)

スッ…

碧斗

……。
う、うーん……

ベリアン

おかえりなさいませ。
主様

碧斗

あなたは……。
べリアンさんだっけな?

ベリアン

私に敬称は不要だとお伝えいたしましたよ。
どうぞ「べリアン」とお呼びください

碧斗

はぁ……昨日の夢の続きか!?
またこの夢なのか……

ベリアン

主様。
昨日も言いましたが、
ここは夢ではありません

ベリアン

この屋敷も、
私たち執事も現実に存在しているのです

碧斗

そう言われてな……
流石に信じられないんだよ。

ベリアン

うーん……。
どう説明すれば
信じてもらえるのでしょうか……?

ベリアン

あっ!そうです……!
ではここでちゃんとご説明いたしましょう

ガタ……ガタ……

ベリアン

どうやら下の階で、
他の執事たちが取り込んでいるようですね

ベリアン

そうです、主様!
下におりてみましょうか!

碧斗

(はぁ、夢終わってくんないかな。)

ベリアン

他の執事たちに会ってみたら、
主様にこの世界が現実だと
信じてもらえるかもしれません

碧斗

(そんなことねぇと思うが……)

歩く

ベリアン

どうぞ……。
主様こちらへ

碧斗

ありがとう。
失礼します。

ロノ

主様……!

ルカス

よかった。
主様、また戻って来てくださったんですね

碧斗

……ロノ?……と
……ルカス?

フルーレ

お初にお目にかかります。
主様

フルーレ

俺は執事のフルーレと申します。
衣装担当ですので、
お召し物に関することは
このフルーレにお任せください

碧斗

(「僕」じゃなくて「俺」なんだな……意外だな……)

ベリアン

フルーレくんは、
裁縫が得意でお洋服を一から作ることができます。
主様も来てみたいお洋服などあれば、
ぜひ彼にお申し付けくださいね

フルーレ

なんなりと、主様

碧斗

ありがとう。
執事は多才なんだな。

ベリアン

ところで皆さん、
騒がしかったようですが……
いったい何があったのですか?

ロノ

あぁ……それが……

ムー

うま……うま……。
このササミ、
美味しいですね!

碧斗

今日は、ここまでだ。

碧斗

次回な?

フルーレ

さよなら

あくねこの主は、男で仮面を外すと、強いらしい。

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17

コメント

1

ユーザー

さくらさんの作品すごく面白いです!! フォロー失礼します。

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