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次の日の放課後
忘れ物を取りに戻る為に、校舎裏の道を通ろうとした時だった
風林 燐音(かざばやし りんね)
言い争うような声が聞こえてきた
町田 琉依(まちだ るい)
風林 燐音(かざばやし りんね)
町田くんだった
その声には、いつもと違う鋭さがあった
平山 雪香(ひらやま ゆきか)
風林 燐音(かざばやし りんね)
私は思わず立ち止まった
町田 琉依(まちだ るい)
町田 琉依(まちだ るい)
平山 雪香(ひらやま ゆきか)
平山 雪香(ひらやま ゆきか)
町田 琉依(まちだ るい)
平山 雪香(ひらやま ゆきか)
私は息を潜めたまま、ただそのやり取りを聞いていた
平山 雪香(ひらやま ゆきか)
平山 雪香(ひらやま ゆきか)
町田 琉依(まちだ るい)
平山 雪香(ひらやま ゆきか)
その声には、寂しさと嫉妬が混ざっていた
平山 雪香(ひらやま ゆきか)
町田 琉依(まちだ るい)
風林 燐音(かざばやし りんね)
その言葉を聞いた瞬間、胸がズキンと鳴った
風林 燐音(かざばやし りんね)
でも、聞いてしまった
聞いた瞬間に、もう戻れない場所に足を踏み入れていた
風林 燐音(かざばやし りんね)
私はその場を静かに離れた
あの言葉はまるで、私に向けられたみたいで_
でも同時に、誰かと誰かの間にある深い傷を知ってしまった気がして、苦しくなった
町田くんの過去。雪香さんの思い。そして...私の感情
全部が混じりあって、ぐちゃぐちゃになって
胸の中で、熱いものが静かに膨らんでいった
風林 燐音(かざばやし りんね)
ただ見ているだけじゃなくて、手の届く所でちゃんと関わりたい
水曜日。いつも通りの昼休みだけど、空気が少しだけ違っていた
町田 琉依(まちだ るい)
町田くんは私と目が合うと、すぐに視線を逸らした
風林 燐音(かざばやし りんね)
私があの時、校舎裏で会話を聞いていた事を
午後の授業の後、廊下で鉢合わせた
私は、いつもなら見送るだけの背中を呼び止めた
風林 燐音(かざばやし りんね)
町田くんが足を止めて、ゆっくりと振り返る
町田 琉依(まちだ るい)
風林 燐音(かざばやし りんね)
一瞬、町田くんの目が見開かれる
風林 燐音(かざばやし りんね)
町田 琉依(まちだ るい)
町田 琉依(まちだ るい)
町田 琉依(まちだ るい)
風林 燐音(かざばやし りんね)
町田 琉依(まちだ るい)
町田くんの声が、微かに震えていた
風林 燐音(かざばやし りんね)
風林 燐音(かざばやし りんね)
町田 琉依(まちだ るい)
その言葉を言うのは、少しだけ怖かった
でも、それ以上に...言わずにいるのが辛かった
町田 琉依(まちだ るい)
町田 琉依(まちだ るい)
風林 燐音(かざばやし りんね)
町田 琉依(まちだ るい)
町田 琉依(まちだ るい)
風林 燐音(かざばやし りんね)
風林 燐音(かざばやし りんね)
私は小さく笑った
風林 燐音(かざばやし りんね)
町田くんは、ポカンとした顔で私を見た
風林 燐音(かざばやし りんね)
風林 燐音(かざばやし りんね)
町田 琉依(まちだ るい)
町田くんは、ゆっくり息を吐いて言った
町田 琉依(まちだ るい)
風林 燐音(かざばやし りんね)
町田 琉依(まちだ るい)
風林 燐音(かざばやし りんね)
風林 燐音(かざばやし りんね)
風林 燐音(かざばやし りんね)
私がそう言うと、町田くんの口元が微かに緩んだ
町田 琉依(まちだ るい)
風林 燐音(かざばやし りんね)
でも、その笑い方は、どこか優しくて救われた人のようだった