朝早く、君が出かける準備をする音がする.
きっと今日も君は僕を置いてどこかに行く.
もうだいぶ前から、君のその音が僕のアラームになってしまったようだ。
目覚めてしまったらもう寝れない、
だから、僕は起きる。
青
青
青
朝起きて、僕が夜に用意した君の朝ごはんを片付ける。
青
ただ、それだけで嬉しく感じる僕はもう狂っているのだろうか。
次は洗濯物を干す。
洗濯物はだいたい夜にやってしまうから、君の服は放りっぱなし。
青
だんだんムカついてくる。
投げ捨てられた靴下に、ソファにかけてあるズボンに、
青
そうして2度目の洗濯機を動かしたあと、僕は洗濯物をほす。
青
少しホコリを払ってからハンガーにかける。
この繰り替えし、
シワもなく干すことが出来たら僕はちょっと嬉しくなる。
青
干し終わったら掃除。
君が飲み終わったあとのお酒の缶とか、食べ終わったおつまみを拾って
ゴミ箱に捨てる。
次に、掃除機。
小さいゴミまで吸えたあと、
ひと休憩。
青
青
そう思っている矢先、
突然お腹が痛くなる。
青
青
僕はお腹を擦りながらトイレに駆け込んだ。
結局何も出ずに、何故か吐き気が来たので僕はトイレで30分くらい吐いていた。
青
汚い吐瀉物が、顔に便器にかかる。
気持ち悪いと思いながらも吐き続け、
やっと解放された。
青
いきなり来た、吐き気と腹痛、
若干あたまも痛くて
青
と思って、病院に行くことにした。
〈ころんさーん、2番の診察室でどうぞ
青
〈今日はどうされました?
青
青
〈なるほどね、検査してみましょう。
青
そこから色んな検査をして、お医者さんはこう言った。
〈ころんさん。よく聞いてください。
青
〈ころんさんは、妊娠しています。
青
〈おめでとうございます。
青
まさか、妊娠してるなんて思わなくて
正直、不安だ。
まず、このことをさとみくんに言うべきか、
言ったらまず、おろしてくれと言うだろうか。
青
辛い。
苦しい。
怖い。
そう思ってた時だった。
赤
青
赤
青
赤
赤
青
赤
青
赤
青
赤
赤
青
赤
赤
青
赤
赤
青
赤
赤
赤
青
赤
赤
赤
青
あれから何も考えずに帰ってきた。
放心状態だった僕の体はだいぶ軽い気がした。
青
青
玄関の前で倒れ込んで、泣き出して
泣きながら吐き気を感じてトイレに走った。
それが、何日も続いた。
泣いて
吐いて
さとみくんのために家事して
この繰り返しで、
どんどん膨らんでいく僕のお腹に
僕は憎らしさを感じた。
青
青
そんな自分も嫌で、
そんな時、目が回った。
青
気づいたら僕は床に寝そべっていて、
僕の下らへんは濡れていた。
あれ、もしかして
青
青
近くにあったスマホで、
僕は何故か、大好きで大嫌いな人に電話をかけた。
"助けて"と。
青
青
気がついたら知らない場所にいた。
〈起きましたか?ころんさん。
青
〈そうですよ。良かったです。意識が戻って、
青
〈迷惑なんて思ってないですよ。
〈無事でよかった。
青
いつの間にか泣き出してしまった僕。
それを優しく、先生は見守ってくれた。
あぁ、暖かい。
<3日後に退院できますよ。良かったですね!
青
さとみくんはどうしてるだろうか、
部屋は、きたなくなっちゃったかな。
仕事増やしちゃったかな。
なんて思いながら、僕は怒っていた
青
青
2日目
桃
青
桃
青
桃
青
青
桃
桃
青
青
青
桃
青
青
青
青
桃
青
青
桃
青
桃
青
桃
青
青
青
桃
青
青
青
青
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
青
桃
桃
桃
桃
桃
桃
青
青
青
青
青
桃
桃
青
青
桃
桃
桃
青
桃
桃
それから、
おぎゃぁぁぁ
青
桃
青
青
桃
青
桃
幸せな家庭を築きましたとさ!
コメント
5件
あ、すきです()
ブクマ失礼します!
最高過ぎます(*`ω´)b ブクマ失礼します!