緊張する。
この緊張は一体なんなんだ?
〇〇と電話することなんていつものことなのに。
でもその"いつも"とは何か違う。
気持ち、伝えるからか?
この関係が終わってしまうかもしれないから?
考え出すと止まらなくなる俺の悪い癖。
樹の言葉が脳裏に甦る。
田中樹
田中樹
そうだ。
樹はこんな俺の為に暖かい言葉をかけてくれたんだ。
絶対に樹の言葉を無駄にしてはいけないんだ。
俺はやっと気持ちを固め、
〇〇に電話をかけた。
プルルルルッ
この音でさえも俺を不安にさせる。
早く出てくれ。
早く気付いてくれ。
そう願うばかりだった。
〇〇
〇〇
松村北斗
震えた声でこんな強がった台詞。
強がってるってこと、〇〇は気付いているはずもない。
俺の気持ちも分からないくらい鈍感だから。
だから
鈍感だからきちんと伝えなきゃいけないんだ。
自分の気持ちを。
〇〇
松村北斗
〇〇
松村北斗
〇〇
松村北斗
言うんだ、俺。
松村北斗
松村北斗
〇〇
〇〇
〇〇
松村北斗
松村北斗
松村北斗
松村北斗
松村北斗
〇〇
松村北斗
松村北斗
松村北斗
松村北斗
松村北斗
こんなことを言った。
でもそれはただ、
自分で自分の首を絞めるだけだった。
〇〇
松村北斗
松村北斗
松村北斗
松村北斗
〇〇
松村北斗
松村北斗
松村北斗
松村北斗
頼りない声でそういった俺の気持ち、
〇〇に届いているだろうか。
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
松村北斗
〇〇
ツーツーツー
なんでだろう。
分かってた、はず。
こんな風になるってこと。
なのに
なのになんで今更泣いてんだろ、笑
泣いたってなにかが変わることはないのに。
コメント
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ほぐどぉ彼氏持ちだが付き合うか?