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絶世の美青年 鮫島結城の脳内には スポットと呼ばれる場所がある
巨大な円形劇場であるスポット 大階段や回廊には彫刻や装飾が施され 絢爛豪華である しかし、その空閑に観客はいない…
舞台上には、鮫島結城の人格達がいる 青年、子供、女性、老人と様々
センターには半裸の女・メデューサの青銅
メデューサは静止している
メデューサに生命が宿るとき… スポットは崩壊する
なお、人格達はスポットを シャングリラと呼んでいる
私
結城
私
舞台にゆっくりと明かりが灯る
メデューサの前方の手術台 全裸の鮫島結城が四肢を拘束されて横たわる
第1人格の私は、モスグリーンのスーツを着こなしてはいるが、無精髭に長髪を結えた姿はいささか滑稽である。だが、鍛え上げられた逞しい肉体が、その不恰好さを補っている
私
結城
私
第1人格の私、鮫島結城の顔を覗き込む
結城
私
結城
私
結城
私
結城
私
結城
私
結城
私
結城
第1人格の私、鮫島結城の唇を己の唇で塞ぐ
暗転