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 魔ーメン屋にて。

 豚骨(とんこつ)魔ーメンを注文したシラはウツへの恨みを言い始めた。

シラ

──で、団長さんに渡そうとしたらあの色欲野郎逃げたんですよ

シラ

おかげで私が実験体にされまして……もう許せませんね

シラ

クク……フ、今度は逃がしません

 ショッピはビデオカメラをいじる手を止めて顔を上げた。

ショッピ

アイツ『退団するからな!』って俺のところに言いに来たで

シラ

……入団届け破棄(はき)してしまったんですか

 残念そうにするシラに、

ショッピは首を振りニヤリと笑いながらポケットからウツの入団届けを出した。

 シラの眉が嬉しそうに上がる。

ショッピ

この入団届けをどうするかはシラに任せるわ

 ショッピからウツの入団届けを受け取ったシラは不敵な笑みを浮かべた。

シラ

ありがとうございます

シラ

クク……これでしかえしができますよ

魔ーメン屋の店員

豚骨魔ーメンお待ちッ!

 注文した豚骨魔ーメンがシラの前に置かれた。

 シラは入団届けをカバンにしまい、割り箸(ばし)を割って手を合わせる。

シラ

いただきます

 シラ豚骨魔ーメンをすすり始めた。

シラ

……あ

 シラはメンを噛み切る。

シラ

そういえばシャオロンくんはピくんのところに来たんですか?

ショッピ

シャオロンさんは……

 そこでショッピは昼間の魔雑草VSシャオロンの戦いを思い出してプッと吹き出す。

シラ

 いきなり笑いだしたショッピにシラは首を傾げた。

ショッピはビデオカメラをシラに見せる。

ショッピ

見てやこれ
滑稽(こっけい)やろ

シラ

…………プッ、アハハハ!

シラ

確かにこれは滑稽ですね!

 画面に映る魔雑草を刈ろうとして反撃に合うシャオロンの無様な姿にシラも思わず声を上げて笑いだす。

ショッピ

ほらほらもうすぐ魔雑草に食われるんやで

シラ

フフッ、生で見たかったです

ショッピ

じゃあ魔雑草育てて刈らせるか

シラ

それは名案です

シラ

死なない程度だとどの魔雑草がいいでしょうか……

 シラは心底楽しそうな笑みを浮かべる。

 それを眺めながら、ショッピは注文した味噌魔ーメンがやってきたので割り箸を割った。

ショッピ

(このまま卒業までずっと我々師団にシラがいてくれたらええのになぁ……)

 騒がしい店内の中、

メンをすすりながらショッピは静かにそう思った。

次回予告

シラ

はいどうぞ

シラ

凍結スプレーです

ウツ

お前もやれや!

シラ

いやです

 次の依頼はゴキブリ退治!

 もちろんシラは見てるだけ!

さらに、

シラ

そんなに退団したいですか?

シラ

では少し遊びましょう

シラ

あなたの入団届けを賭けて……

 ウツの入団届けを賭けてシラが提案したゲームとは……

 ウツは入団届けを奪還できるのか!?

次回!

『攻防ロックオン』

どうか待っていてくださいorz

作者(氷蜜)

次の話誠意製作中です

作者(氷蜜)

しばらくお待ちください

シラ

と言いつつMMO(ゲーム)やってますよね?

作者(氷蜜)

ヴッ

氷の美少女は性悪です!

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