何度ばらばらになっても

第６話 もう会えないか

きんときside 俺は少しだけ諦めている。もうあいつらに会えないと思うと胸が締め付けられるように痛くなるが、17年も生きているのに、1人も見つからないと誰だってそうなるだろう。

今日は、転校生が来るらしい。 あいつらの誰かだったらいいのに。俺はそう思った途端に目を見開いた

ガラッ

そして、笑いが巻き起こった。 まるで、ぶるーくみたいwww でも、俺は人違いだと思い込むことにした。

今の言葉で、ぶるーくだと言うことを確信した。でも、次の俺の言葉でその事実をもみ消した。

何がよかっただよ、ただただ自分に嘘をついてぶるーくを傷つけたかもしれない事実が残っただけじゃないか。

やっぱり聞くよね。 そういうとこ変わってないよね。 でも、あの頃に戻れるならまだ希望を持っていていいよね

その日は、たくさん話をした。 昔のこと、みんな集まったらしたいこと、色々なことを話した。でも、それで確信したことが１つあった。 やっぱり、”ワイテルズ”が一番だ。