美春
花音さん。
花音
はい!
美春
花音さん、
美春
万引きしてきて。
花音
……え?
美春
万引きをして欲しいのよ。
花音
み、美春さま?
美春
近くの書店で「上城家の栄光」
美春
という本をとってきて?
花音
じょ、冗談キツいですよー
美春
私は本気よ?
花音
え
美春
ほら、行ってきなさいよ!
美春
もうすぐで休み時間終わるわよ?
花音
無理ですよ、
花音
だって犯罪になるじゃない……
美春
やれって言ってるでしょ?
睨み付ける。
花音
ひ、ひぃっ
タッ……
美春
逃げるな!!
美春
こっちに!
麻里奈
かしこまりました。
麻里奈と梨沙が花音をつかむ。
花音
やめて!離してよ!!!
梨沙
ダメですよ。
花音
うぅっ
美春
膝まづきなさい。
花音
いやぁ、
美春
膝まづきなさいと言っているでしょ?
美春
やって。
梨沙
はい。
ぐっと花音を下に押す。
美春
ふふふ。
美春
そして「今行きます」というの。
花音
行きたくないです。
花音
無理です、出来ません。
美春
このっ!!!
花音の頭を足で蹴った。
花音
いたっ……
花音
やめてください……
ふふふ……
美春
もっと言って?
美春
泣いて、
美春
わめけ!!!!
花音
うっ……あうっ……
人をいじめるのってなんて楽しいことなんだろう。
この悲しみに溢れた顔。
美春
ふふふふ、
美春
はははははははは!
千尋
なにしてんの!
美春
あら、おしゃべりしてただけだけど?
千尋
そんな風には見えませんでしたけど?
花音
たすけ、て……
千尋
花音さん!大丈夫?
千尋が花音を起き上がらせる。
麻里奈
あっちに行っててください。
梨沙
花音さんは私たちに……
千尋
いやです。
美春
は?
なにこいつ
ウザイウザイウザイウザイウザイウザイウザイ
美春
私の楽しみを取らないでくれる?
千尋
こんなの……楽しみでもなんでもないですよ!
美春
これは「ゲーム」なの。
千尋
……はい?
千尋
これは、「ゲーム」なんかじゃなくて、
千尋
「いじめ」です。
美春
……
千尋
花音さん、
千尋
逃げ、
美春
消えろ!!!!!!
千尋
っ……!
こんなやつ死ねばいいんだ。
私の邪魔をするこいつなんか……
その時、
千尋
私、もう無理だ。
千尋
もういいや、
千尋
そろそろ消えるし。
美春
え?
千尋
だから、だから、
千尋
その前に、私の話を聞いて欲しいの。
顔を覆って泣き崩れた後、
千尋まっすぐ私の目を見て言った。
次回、最終話です。
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