主
深澤side
高嶺の花だった。
深澤辰哉
渡辺翔太
渡辺翔太
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
授業中ずっと寝てたろ?
渡辺翔太
深澤辰哉
深澤辰哉
渡辺翔太
佐久間大介
またやってるよこいつら!
宮舘涼太
阿部亮平
これがいつもの4限目終わりの俺達。
クラスが離れている 俺、佐久間、阿部ちゃんも、
昼食を食べるために、 このクラスへ集まってくる。
5人で食べるのが毎日の日課。
だけど...
岩本照
渡辺翔太
岩本照
時々、そんな邪魔が入る。
渡辺翔太
渡辺翔太
岩本照
そう言って立ち上がる翔太。
俺は咄嗟にその腕を掴む。
深澤辰哉
渡辺翔太
佐久間大介
深澤辰哉
1ヶ月ありゃ4回になんだわ!
宮舘涼太
宮舘涼太
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
阿部亮平
ふっかは。
宮舘涼太
深澤辰哉
阿部亮平
佐久間大介
俺らがどうにかしとくから!
渡辺翔太
渡辺翔太
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
宮舘涼太
渡辺翔太
追いかけたい俺を、 必死に抑える阿部ちゃんと
俺の口を塞ぐ佐久間。
そのうちに舘が翔太を逃す。
深澤辰哉
深澤辰哉
翔太に食わせてやるからな!(?
深澤辰哉
阿部亮平
佐久間大介
ふっかだって分かってんでしょ?
佐久間大介
深澤辰哉
阿部亮平
声かけたら行っちゃうよ。
宮舘涼太
自分のものにするんだね。
深澤辰哉
深澤辰哉
あるわけだしさ?ね?
佐久間大介
佐久間大介
深澤辰哉
阿部亮平
思うんだけどなぁ。
宮舘涼太
深澤辰哉
好きな前提で話進んでんの?
深澤辰哉
宮舘涼太
深澤辰哉
阿部亮平
青色のリュック。
阿部亮平
こっそり色違いのシャーペン。
佐久間大介
リピったりしてねぇ。
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
宮舘涼太
深澤辰哉
佐久間大介
佐久間大介
深澤辰哉
佐久間大介
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
この距離感で、ずっと...
阿部亮平
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
ペラったら許さねーかんな!
宮舘涼太
宮舘涼太
深澤辰哉
深澤辰哉
そんな、 the青春を謳歌していた高校時代。
所々に散らばっている記憶の欠片を、 一つ一つ集める。
翔太の好きな色が青だと知って、
事あるごとに青を集めた、16歳。
翔太とのお揃いが欲しくて、
こっそり色違いを買った、17歳。
翔太の 好きなものを好きになりたくて、
翔太が聴いていた曲を何周もした、 18歳。
結局俺は、 卒業式にも翔太の気持ちを伝えず。
もちろん、 卒業した後も伝えていない。
届きそうで、届かない。
そんな距離にいた。
彼は高嶺の花だった。
深澤辰哉
そんなことを思いながら一人、
公園のベンチで空を見上げる。
青春時代に浸りながら、 夜に更けるのが好きだ。
それに寒い夜って 星が綺麗に映るよね。
それも意外と嫌いじゃない。
どこかで翔太も、 同じ空をみてるのかなぁ、なんて
そんなドラマの ようなことを考えるのが好き。
??
??
深澤辰哉
深澤辰哉
ふと聞こえた声に慌てて横を見る。
すると、そこにはなんと
あの高嶺の花が。
深澤辰哉
渡辺翔太