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白月瑠夜

私の部屋には

瑠夜の日記があった

白月瑠夜

…修行…?

今日は修行があった。

鈴舞だった。

鈴自体が重くてステップが難しい。

でもおばあちゃんの為に頑張る

白月瑠夜

修行…?鈴舞?

白月瑠夜

(なんの事だ…?)

白月澄江

瑠夜〜

白月瑠夜

白月瑠夜

何おばあちゃん?

白月澄江

今日は涼が来るからね

白月澄江

修行服に着替えててね

白月瑠夜

白月瑠夜

(…え)

バタン

白月瑠夜

修行服…?

白月瑠夜

まさか、これ?

白月瑠夜

(巫女服のミニスカ版じゃん…)

白月瑠夜

(まぁ、着替えていくか…)

白月瑠夜

ふぅ…

白月澄江

あぁ来たね

白月澄江

ほら、涼もうとっくに来てるよ

白月瑠夜

え…

なに?

白月瑠夜

え、いや、ううん

婆ちゃんコイツおかしくない?

白月澄江

うん、そうなんだよ

白月澄江

最近忘れっぽくてね

白月澄江

じゃぁ涼は着替えてきてね

白月澄江

先に行っとくから

うん

白月瑠夜

(この子が、涼?)

白月瑠夜

白月瑠夜

あの、おばあちゃん

白月澄江

うん?なぁに?

白月瑠夜

涼って女の子だよね

白月澄江

白月澄江

瑠夜、本当にどうしたんだい?

白月瑠夜

え…

白月瑠夜

(私、やらかした…?)

白月澄江

涼は

男だぞ

白月瑠夜

!!

白月瑠夜

びっ……くりした…

なんだお前

頭でも打ったのか

白月瑠夜

(えっ、えっ、)

白月瑠夜

(男…?)

白月瑠夜

(女装してたってこと…?)

白月瑠夜

いや、大丈夫

白月澄江

そうかい?

白月澄江

じゃぁ修行始めるよ

白月瑠夜

うん

白月瑠夜

(何故か修行の内容は頭に入ってる…)

白月瑠夜

(瑠夜の記憶かな)

白月瑠夜

(なら他はなんで覚えてないんだろう…)

滝行

白月瑠夜

白月瑠夜

(痛い痛い痛い痛い)

白月瑠夜

(涼は…)

……

白月瑠夜

(無…………!!!!)

お供え作法

白月瑠夜

(…こうだよね…)

白月澄江

瑠夜、それは上段だよ

白月瑠夜

あ、はい

白月瑠夜

二人で一緒に踊るらしい

この神社は

季節の神社?らしく

二人で春夏秋冬を分担し

それぞれ対になる舞法で踊る

基本的には

私は春と冬

涼が夏と秋らしい

季節の神社とは

まさに創作らしい

白月澄江

瑠夜も涼も

白月澄江

もう高校生だ

白月澄江

ここから舞の難易度上げてくよ

白月瑠夜

マジ…?

白月澄江

次にやる舞は12月

白月澄江

涼が夏、瑠夜が冬だね

白月瑠夜

うん

白月澄江

少し舞法が変わるだけだよ

白月澄江

それぞれ舞法をつけてあげるから安心しなさい

白月澄江

じゃぁ、まずは

白月澄江

瑠夜からね

白月瑠夜

あ、はい

白月澄江

じゃぁ、まずは

白月澄江

冬が先にあるから

白月澄江

冬の舞法を教えよう

白月瑠夜

はい

白月澄江

では最初に

白月澄江

今までの冬の神楽を舞ってくれるかい?

白月瑠夜

はい

白月瑠夜

(瑠夜の記憶では)

白月瑠夜

(扇を使ってたな……)

白月瑠夜

(これか…)

白月瑠夜

(よし)

白月澄江

よし、上出来だね

白月瑠夜

ありがとう…ございます

白月瑠夜

(これ、疲れる…!!)

白月澄江

ここから鬼畜になるかもしれないが

白月澄江

頑張ってねぇ

白月瑠夜

は…はい……

白月澄江

新しい冬の神楽では

白月澄江

水に潜ってもらうよ

白月瑠夜

水に…

白月瑠夜

白月瑠夜

……え?

白月瑠夜

水…?

白月澄江

水だ

白月瑠夜

冬の?

白月澄江

冬の

白月瑠夜

え…

白月澄江

…まぁ

白月澄江

頑張ってねぇ

白月瑠夜

(…え)

白月瑠夜

(…死ぬよね)

白月澄江

さぁ、ここから

白月澄江

扱いていくよぉー

白月瑠夜

…?!

うわぁぁぁあぁぁあああ!!

ガラガラ

あ、瑠夜

白月瑠夜

……

おい

白月瑠夜

……

…大丈夫か?

白月瑠夜

ううん、全然

白月瑠夜

涼も気をつけてね…

白月瑠夜

今から扱かれるよ…

白月澄江

涼〜

…行ってくる

白月瑠夜

はぁはぁ…

はぁはぁ…

白月澄江

大丈夫かい、二人とも

白月澄江

まぁ、冬と夏の舞は

白月澄江

春と秋より厳しいから

白月澄江

乗り越えたらあとは楽だよ

白月瑠夜

……

……

白月澄江

すまないねぇ

白月澄江

それどころじゃないと思うけど

白月澄江

お前達に大事な話がある

白月瑠夜

…え、なに

白月澄江

真剣に聞くんだよ

白月澄江

今までは私がひとりでやっていたんだが

白月澄江

もう歳であまり動けなくなったんだ

白月澄江

…お前達にしか任せられない

…?

何婆ちゃん

白月澄江

白月澄江

妖退治をしてくれないか?

白月瑠夜

白月瑠夜

あ、妖…?

妖怪ってこと?

白月澄江

そうだ

白月澄江

実は昔から

白月澄江

お前達の神力を測っていたんだ

白月瑠夜

神力を?

神力とは⚠創作⚠ 神の高次の存在から与えられる力。 神力特有の修行をすると増える。 妖によって使われることが多い。

白月瑠夜

(まぁ、涼も神力があるからいるもんね)

白月澄江

お前達の神力は

白月澄江

もう妖退治に行っても良いと

白月澄江

判断した

白月澄江

これは私個人からのお願い

お辞儀をする

白月瑠夜

えっ…

白月瑠夜

おばあちゃん?!

白月澄江

どうか、私の代わりに

白月澄江

これからは二人で行ってくれないか

白月澄江

私も二人を危険な目に遭わせたくはないんだ

白月瑠夜

白月瑠夜

私はいいよ

白月瑠夜

おばあちゃんに無理してほしくないし

白月瑠夜

涼は?

俺も

なんだかんだ婆ちゃんには世話になってるし

白月澄江

本当かい?

白月澄江

あぁ、ありがとう

白月澄江

でも、本当に気をつけるんだよ

白月瑠夜

うん、そうする

……

これから大変になりそうだな

白月瑠夜

なに

白月瑠夜

その時はよろしくね

あぁ、ヘマしないようにな

白月瑠夜

そっちこそ

真っ白な私の恋のカルテ

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