私は今日もメメントリのアイコン
をタッチして、部室に来た。私は
ただあすたくんに会いたくて、
部室に来た。
〇〇【夢主】
あすたくん?いる?

あすた
あっ!〇〇ちゃん!

〇〇【夢主】
会いたくて来ちゃった♪

あすた
えっ!?俺に会いたくて来たの!?

〇〇【夢主】
実は私…あすたくんに助けられた時から…あすたくんの事が好きになっちゃった…。(恥ずかしがりながら)

あすた
えっ…!?俺の事が好き…!?(💓)

〇〇【夢主】
私を助けてくれたあすたくんの勇姿がとてもかっこ良かったから…。(💓)

あすた
そ…そ…そうなんだ…!(💓)

〇〇【夢主】
あの…私…あすたくんの事が好き!お願いします!私と付き合ってください!

あすた
ええ…!?(もしかしてこれ…俺告白されてるの…!?)

〇〇【夢主】
あすたくん…?

あすた
もも…もちろんです…!つつ…付き合います…!

〇〇【夢主】
や…や…やったー!

あすた
〇〇ちゃん…!ここ…これから…よよ…よろしくね!

〇〇【夢主】
うん!こちらこそこれからよろしくね!

あすた
おお…俺が〇〇ちゃんに…ここ…告白されるなんて…!かか…考えてもいなかった…!

〇〇【夢主】
あははww緊張しい一面が出てるねww

あすた
〇〇ちゃん!

〇〇【夢主】
なに?あすたくん?

あすた
俺、〇〇ちゃんを守れる程のかっこいい彼氏になれるように頑張るよ!

〇〇【夢主】
あすたくん…!ありがとう…!私も、あすたくんに自慢される程の立派な彼女になれるように頑張る!

あすた
〇〇ちゃん…!お互い立派なカップルになれるように頑張ろうね!

〇〇【夢主】
うん!お互い頑張ろう!

こうして私とあすたくんはカップルとして成立した。付き合いたてなので、まだまだ未熟者みたいなカップルだけど、お互い立派なカップルになれるように頑張る事を誓った。
はるてぃー
〇〇、昨日人生を変えたいですって言ってたよね。〇〇は今まで過酷な人生を送ってたんだろ?一体どのように人生を変えたいんだ?

〇〇【夢主】
えーと…私は今までずっと、誰からも愛されてなかったし、

〇〇【夢主】
誰からも信用されて
なかったし、誰からも
信頼されてなかった
から、

〇〇【夢主】
うーん…みんなに愛されると言う人生を歩めるようになりたいです…。

はるてぃー
なるほどね…。昨日も言ったけど、俺なんかは学生時代、

はるてぃー
ゲーム実況をやっていた事をみんなに馬鹿にされたし、みんなに理解されなかったから、

はるてぃー
俺はもしかしたら、別の意味で愛されてなかったからね…。

〇〇【夢主】
はるてぃーさんもかつて私と似たような境遇を体験したもんですからね…。

〇〇【夢主】
私なんかははるてぃーさんよりもっと悲しい境遇を体験しましたから…。

はるてぃー
俺は思ったんだよ。
〇〇の呪いはきっと「信頼」なんじゃないかって。

〇〇【夢主】
はるてぃーさんの言う通りです。確かに私の「呪い」はきっと「信頼」なのかもしれません。

うた
〇〇はこれまでの境遇からして、ずっと誰からも信頼されずに生きて来たからね。

うた
はるてぃーの言う通り、〇〇の呪いはきっと「信頼」なのかもしれないよ。

〇〇【夢主】
本当にその通りです…。私はみんなに信頼されたかった…みんなに信用されたかった…そしてみんなに愛されたかったです…。

〇〇【夢主】
でも…自分が患っている病気のせいで…全然…そうはなりませんでした…。

じおる
病気…?それは一体何の病気なのでしょうか…?

〇〇【夢主】
…自閉症です…。自閉スペクトラム症です…。

そろもん
自閉症?自閉スペクトラム症?

〇〇【夢主】
私が患っている病気です…。私はこの病気のせいでずっと苦しい思いをして来ました…。

あすた
〇〇ちゃんはずっと病気に苦しめられていたって事…?それって一体どんな病気なの…?

〇〇【夢主】
「人とのコミュニケーションが上手く出来ない」「人との関わりが苦手」「こだわりがある」と言った特性がある障害の事です…。

〇〇【夢主】
簡単に言うと「人との会話が上手く出来ない」「人とは全然関われない」「おかしなこだわりがある」があると言った悪い点がある病気の事です…。

うた
難しくてよく分からないけど…その病気のせいで…今まで辛い思いをして来たって事だね…。

〇〇【夢主】
自閉症が影響して、関わりを避けて視線を合わせられなかったり、

〇〇【夢主】
表情が乏しいせいで
気持ちが分からなかったり、

〇〇【夢主】
変更だけで抵抗したりしてしまったんです…。

そろもん
そうだったんだ…。それってなんだか頭がおかしい人間に近いね…。

〇〇【夢主】
私の場合、嫌な記憶とか辛い記憶を思い出しただけで泣いてしまったり、声をかけられただけで怒ってしまうんです…。

〇〇【夢主】
だから、親に声をかけられたぐらいで怒ってしまうんです…。

そろもん
そうなんだ…。それはとても辛くて苦しいだろうね…。

〇〇【夢主】
しかもそれどころか
一度怒り出すと、

〇〇【夢主】
感情のコントロールが上手く出来なくなってしまって、

〇〇【夢主】
なんと物に八つ当たりをしたり物を破壊しながら、騒いだり暴れたりしてしまうです…。

〇〇【夢主】
それは私にとっては嫌だった時と辛かった時だけです…。

うた
ええええ…そうなんだ…。つまり自分を抑える事が出来ないって事だね…。(ひぇぇ…。〇〇怖ぇぇ…。)

〇〇【夢主】
まぁ…今までの話をまとめると、自閉症が自分自身に悪影響を及ぼしたせいで、誰からも信頼されずに生きて来たって訳です…。

〇〇【夢主】
本当はみんなに信頼されたかっただけです…。

じおる
僕にとって、それはよく分かります…。その自閉症の欠点がきっと、嫌われといじめに繋がってしまったんじゃないでしょうか…?

〇〇【夢主】
はい…。自閉症の欠点が嫌われといじめの原因でした…。

〇〇【夢主】
自閉症が影響して、他人とまともに会話が出来なかったり、

〇〇【夢主】
一人でこそこそ独り言を喋ったり、うるさい時はついつい耳を塞いだり、

〇〇【夢主】
私のそう言う異常行動のせいで、私は嫌われてしまい、いじめられてしまいました…。(泣)😢

あすた
そうだったんだ…。〇〇ちゃん…それは辛かったね…。よしよし…。

〇〇【夢主】
あすたくん…。(泣)😢

はるてぃー
〇〇…。俺も学生時代…散々辛い思いをして来たから…〇〇のその辛い気持ち…俺もよく分かるよ…。よしよし…。

〇〇【夢主】
はるてぃーさん…。(泣)😢

はるてぃー
…でも大丈夫。ここ「青終高校遊戯部」はそんな苦しい時に想い返す「テリトリー」だからな。

はるてぃー
ここなら、何の不満も無いし、何の不安も無いから大丈夫。

〇〇【夢主】
はい…。ありがとうございます…。(泣きながら)

今までの話を通じて、私の呪いは「信頼」なんだと分かった…。
私は今まで過酷だった自分の
人生を話したら、悲しくなって
泣いてしまった…。
でもはるてぃーさん達
メメントリが慰めてくれたおかげで、私は安堵の涙を流しながら安心するのだった…。