ミスターレッド
救いようのない罪に……救済と祝福を……∞
ミスター銀さん
悪魔のような所業で開演
ミスターマネー
【Mr.Schadenfreude】
ミスター赤ちゃん
絶望に口づけ
ミスターバナナ
醜くしがみついて
ミスターレッド
その罪を味わえ……∞
ミスターレッド
『気高き古の悪魔が蘇り誰かに憑き
ミスターレッド
穢れし村人の魂に死(きゅうさい)を施すだろう』
ミスターマネー
【神官】(ブーリスト)が淡々と読み上げる横で
ミスターブルー
泣き崩れる【村人5】(そうせい)
ミスターブラック
【葬儀屋】はエンバーミング
すまない先生
悪魔のゲームはまだ序章に過ぎず
ミスター赤ちゃん
人か悪魔(どちらか)が滅ぶまで逃れられない
ミスターブルー
この中の誰かが……⁉
ミスター銀さん
【村人1】(あのこ)をあんな目に……?
ミスターバナナ
悪魔だとか、ゲーム?だとか……興味ない
ミスター赤ちゃん
はぁ?誰なの⁉名乗り出なさい!!!!
ミスターブラック
悪魔など……非科学的
すまない先生
大丈夫!【騎士】(ぼく)が皆を守るさ
ミスターブルー
救いようのない不条理?
ミスターバナナ
騙り合い?すでにギャンビット?
ミスターブラック
悪魔の常套暴け
ミスターマネー
「Are you Mr.Schadenfreude」
すまない先生
惑い惑い選べ
ミスター赤ちゃん
吊るし上げる死(トロフィー)
ミスター銀さん
揃えるまで終われない
ミスター銀さん
massakar?
すまない先生
……
すまない先生
……!?がっ!
すまない先生
………
すまない先生
『怒れる古の悪魔が
すまない先生
哀れなる【騎士】(ナイト)を救い
すまない先生
穢れし 村人も残らず■(きゅうさい)して見せるだろう』
ミスターマネー
【神官】(ブーリスト)は淡々と読み上げるばかり
ミスター赤ちゃん
怒り狂う【村人2】(めいゆう)
ミスターブラック
葬儀屋はエンバーミング
ミスターバナナ
さながら患者(クランケ)を治療するがごとく(笑)?
ミスター銀さん
傲慢な「救済劇」続くのなら……
ミスターマネー
夕刻までに悪魔を吊るす
ミスターブルー
僕が仇をとってやるさ
ミスターバナナ
どうせこのまま皆、皆、死んじゃうんだぁ!!
ミスター銀さん
もうやめて!疑い合うのなら、【村人3】(わたし)が吊るされましょう……
ミスターブラック
ところで……何故、【村人2】(きみ)のチョーカーを
ミスターブラック
騎士の遺体(かれ)が持ってたの?
ミスター赤ちゃん
疑心暗鬼に溺れ
ミスターバナナ
禊ぎ合う果てのブーゼ?
ミスターブラック
悪魔の罪状を裁け
ミスターブルー
投了?Mr.Schadenfreude?
ミスター銀さん
震える手で祈れ
ミスターマネー
絞首台へのビリエット
ミスターバナナ
裁けるまで終われないRichten
ミスターブラック
夜明けの鐘が沈黙を歌う
ミスターブラック
【神官】(あるじ)の眠りを守るように
ミスターブルー
村はずれの墓地で自刃した【村人4】(カノジョ)
ミスター銀さん
今際の手紙には
ミスターバナナ
「早ク救済(コロ)シニ来テ……!!」
ミスターブルー
騙り合い吊し合うより
ミスターブルー
善人(ヒト)のままで■(きゅうさい)されたい?
ミスター銀さん
秘めたSchadenfreude(ほんしょう)が目覚める?
ミスター銀さん
「誰かの死(ふこう)が気持ちイイ……」
ミスター銀さん
一体「誰」が悪魔のゲーム(こんなこと)を?
ミスターブルー
全部、「悪魔の所業(せい)」にする「誰か」……
ミスターブルー
……のせいにする
ミスター銀さん
【誰か】が……?
ミスターブルー
舌なめずりの死体愛好家
ミスターブルー
どう見たって【葬儀屋】(おまえ)が悪魔だ!
ミスター銀さん
なんて醜悪で冒涜的……人間の趣好(それ)じゃない!!
ミスターブラック
そう……?僕はただの死体のプロ(そうぎや)
ミスターブラック
死体(かれら)しか愛せないだけ……そして僕が愛でた死体(かれら)は皆
ミスターブラック
【人間】(ヒト)だったさ
ミスター銀さん
苦し紛れの弁明
ミスターブルー
重ねるほどにFoolish!!
ミスターブラック
悪魔の正体、晒せ!
ミスター銀さん
「You are Mr.Schadenfreude!!」
ミスター銀さん
悪魔をついに成敗
ミスター銀さん
勝利の杯交わしたら
ミスター銀さん
【狂】(あやま)ってしまった【人】(わたし)も……?
ミスターブルー
さあ、安らかなまま……お眠り
ミスターブルー
インモータル(救われない)世界で
ミスターブルー
【惡魔】(ぼく)とともに踊ろうよ
ミスターブルー
果たされない救済劇
ミスターブルー
気休めのGolden slumber
ミスターブルー
見果てぬ夢の中、終劇!……最後の救済(しあげ)
ミスターブルー
そして誰もいなくなってさ……
また誰も救えないまま……∞