佐竹
あれは?
そこには、飛び降りようとする女性がいた…
佐竹
(大変だ、とめないと!!)
佐竹
おい!!やめろ!!
??
え…
佐竹
(もしかして?…)
佐竹
今すぐ!!ここに来い!!(略)
??
もしかして…
??
佐竹!?
佐竹
もしかして、花江か!?
花江
う、うん…
花江
な、なんで日本にいるの?
花江
(佐竹は私より二歳年上の18歳の幼馴染、佐竹は五年前から外国に引っ越してしまった…
花江
そして私は…佐竹が好きだった。)
佐竹
偶然日本に帰って来れたんだ、それより花江。お前…どうしてそんなことを!?
花江
それは…
佐竹
誰かにいじめられたのか!?どうしたんだ?言ってみろ!!
花江
(こうやって佐竹は昔から私を心配してくれている。)
花江
違うの、本当は…
数分後、
佐竹
そんなことが?本当なのか?
花江
うん、多分私の寿命は長くない。
佐竹
…それじゃあ、今から行こう。
花江
え、どこに…
佐竹
お前が行きたいところ!!
佐竹
ガシッ
花江
わぁっ
そう言って彼は私を強引に引っ張った。
花江
ここって…
佐竹
原宿、お前行きたかったんだってな。
花江
ありがとう(^^♪
佐竹
やっと笑ったな😁
佐竹
(可愛いな…)
こうして私は、佐竹と数日間残り少ない人生を楽しんだ。
そして…最後の日…
佐竹
…
花江
…
佐竹
これで、お別れか…
花江
うん。
花江
(これで最後なら…)
佐竹
(これで、最後ならば…)
想いを…伝えたいんだ…
花江
あのさ、佐竹…ありがとね。
佐竹
こちらこそ、楽しかったか?
花江
うん、でもね。
花江
私は…佐竹といれたらどこでも良かったよ。
佐竹
俺もだよ。
佐竹
俺は…お前のことが…
花江
私は、佐竹のことが。
好きだ!! 好きなんだよ!!
花江
…ありがとね。
佐竹
あぁ、俺もお前といれてよかった…
花江
うん、私…
花江
ドテッ
佐竹
花江!!
佐竹
おい、おい!!
佐竹
もっと、お前と…😭
花江
(あぁ、聞こえる…君の声が、
花江
もっと一緒にいたかったな…)
死神
…良かったな。
終わり…