小学校5年生の時
私は見てしまった。
紡希 絢
いつもと少し違う帰り道を歩いていると、狭い路地で男の子が6年生に襲われていた。
紡希 絢
6年生 A
6年生 B
私に気がついたようで、振り返る
紡希 絢
紡希 絢
6年生 A
6年生 B
と、まぁ。小学生らしからぬ事を言ってこっちに向かってきた。
紡希 絢
兄
後ろから声がして振り返ると私の兄がいた。
紡希 絢
兄
6年生 B
6年生 A
と、漫画でよくあるような感じで去っていった。
兄
男の子
紡希 絢
男の子
兄
男の子
兄
男の子
紡希 絢
兄
兄
兄
始業式。
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
琴葉 茅野
中学生から友達の琴葉茅野(ことはかやの)と同じクラスになりました。
私は紡希絢(つむぎあや)高校2年生になった。
あの日から5年が経ち、私達は来年受験生。
紡希 絢
琴葉 茅野
琴葉 茅野
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
教室に入ると、沢山のクラスメイトがひそひそ、内緒話をしていた。
その視線の先には
紡希 絢
紡希 絢
話を聞いた通り、金髪でツリ目。そして態度、雰囲気からしていかにも不良っぽい
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
いつの間にか、茅野は黒板に書いてある座席表を見ていた。
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
衝撃の一言に言葉を失う
紡希 絢
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
始業式が終わると、担任の先生が自己紹介やらなんやらを話し始めた
先生
先生
先生
もちろん、誰も手を挙げなかった。
先生
すると、勢いよく茅野の手が上がる
紡希 絢
琴葉 茅野
先生
琴葉 茅野
先生
紡希 絢
紡希 絢
先生
紡希 絢
先生
こういう場で聞かれるともちろん拒否は出来なくて、
紡希 絢
先生
すると、一人の人の手が上がる。
先生
紡希 絢
先生
先生
先生
紡希 絢
先生
先生
1番初めに席を立ったのは平くん。
平 哉翔
先生
紡希 絢
足はいつもより重く感じる。
紡希 絢
紡希 絢
紡希 絢
チラッと前を見るとみんなの目が「お願い」と言っている。
紡希 絢
紡希 絢
パチパチパチ
クラス中から拍手が起きる。
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
心の中で叫ぶ
紡希 絢
そんな心の声は届くはずなく、隣にいる平くんにも助けて貰えず、
紡希 絢
高校生活2年目はどうなるのだろう
コメント
3件
読ませていただきました。絢ちゃんも茅野ちゃんも2人ともかわいいですね!