テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「待つ」は、優しさじゃない
「信じてる」は、逃げだ
あっきぃの世界は 静かで、安定していて、 誰も必要としない形で完成してしまった
そこに手を伸ばすならー
壊すしかない
あっきぃの家の前
前みたいに インターホンは押さない ノックもしない
LINEで「家に行く」とは言った
ドアの前ではっきり言う
ぷりっつ
返事はなかった でも、いるのは分かっている
ぷりっつ
この一言で! 中の空気が動いた気がした
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
鍵の開く音はしない ドアも開かない
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ドアの向こうで 小さな物音がした
あっきぃが動いた
それだけで 俺は確信した
まだ、壊せる
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
長い沈黙の後 ドアの向こうから、 かすれた声が聞こえた
闇あっきぃ
それだけ でもーー
無音じゃなかった
壊れたわけじゃない でも、完成していたはずの世界に ヒビは入った
ぷりっつ
そう言って、 俺は背を向けた
約束でも、脅しでもない 事実として
最後に振り返ってみた でも、ドアは最後まで 開かなかった
でも、、 あっきぃの世界は もう、完全じゃない
あっきぃの世界に、静けさに、 初めて"異物"が混じった
それだけで
壊す一歩目としては、 十分だった
コメント
3件
一気見失礼します この作品めちゃ好きです😊 初コメ失礼しました
Good