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コメント
1件
🌸くんの影は最終的には消えると思ってたけど、 それが間違いだったんだ...複雑だなぁ 🌸くん気付いてくれ!! 良いお年を!!!
主
nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 誤字脱字注意⚠️ 二次創作
主
主
主
第105話『影の警告、主の知らない夜』
夜は、静かだった。
街の音も、風の気配も、どこか遠い。
建物の中は穏やかで、灯りは必要な分だけ点いている。
誰も、何も壊れていない。
少なくとも、表面上は。
いるまは、ベランダに立っていた。
手すりに肘をつき、夜風を受けながら、遠くの街灯を眺めている。
ただ、考えるために、ここにいた。
いるま
低く、短い声。
影が、足元から輪郭を持つ。
いるま
いるまの影は、肯定も否定もせず、隣に立った。
二つの影が、同じ方向を向く。
しばらく、沈黙。
先に口を開いたのは、影の方だった。
いるまの影
単刀直入だった。
前置きも、婉曲もない。
いるまは、すぐには返事をしなかった。
風が、シャツの裾を揺らす。
いるま
それだけ。
驚きはなかった。
否定も、疑問もない。
いるまの影が、わずかに目を細める。
いるまの影
いるま
短く、断定するように言う。
いるま
いるま
言葉を選びながら、続ける。
いるま
それが、いつのことかは言わない。
けれど、“また”という感覚だけで十分だった。
いるま
低い声。
感情を抑えたぶん、重く響いた。
いるまの影は、否定しなかった。
いるまの影
いるま
いるまの影
淡々とした説明。
いるまの影
それは、守護だ。
だが同時に――
いるま
いるまは、即座に言った。
影は、静かに頷く。
いるまの影
夜の空気が、少し冷えた。
いるまの影
いるまの指が、手すりを強く掴む。
いるま
即答だった。
感情ではなく、選択としての問い。
影は、わずかに間を置いてから、答えた。
いるまの影
いるまは、目を伏せる。
いるま
いるまの影
はっきりとした断定。
いるまの影
夜が、深まる。
いるまは、しばらく黙っていた。
そして、小さく息を吐く。
いるま
怒りではない。
嘆きでもない。
現実を受け入れた、低い声。
いるまの影
影は、そう返した。
ベランダに、再び沈黙が落ちる。
その夜、いるまは――何もできないことを、理解してしまった。
時は遡り夕方。
夕方のリビングは、まだ明るかった。
こさめは、ソファに座り、スマホを弄っている。
画面は見ているが、内容は頭に入っていない。
こさめの影
足元から、声がした。
こさめの影だった。
珍しく、声が低い。
こさめ
軽く返す。
いつも通りの調子で。
こさめの影
その一言で、こさめの指が止まる。
こさめ
こさめの影
一瞬、空気が止まった。
こさめ
反射的に出た言葉。
理解より先に、危機感だけが走る。
影は、頷いた。
こさめの影
こさめ
こさめは、身を乗り出す。
こさめの影
こさめ
こさめ
こさめの影
短い答え。
こさめの影
こさめの影
こさめの顔色が変わる。
こさめ
こさめの影
説明は簡単だった。
難しい言葉は使わない。
こさめの影
こさめ
感情が先に出た。
こさめ
こさめ
こさめの影
影が、静かに遮る。
こさめの影
こさめは、言葉を詰まらせた。
こさめ
こさめの影
分かってしまう。
それが、らんだ。
こさめ
声が、小さくなる。
影は、少しだけ視線を落とした。
こさめの影
こさめ
正直な言葉。
こさめの影
影は、即答した。
夕方の光が、少しずつ影を伸ばしていく。
こさめの影
こさめ
こさめの影
こさめは、唇を噛む。
こさめ
影は、答えなかった。
その沈黙が、答えだった。
第105話・了
主
主
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡330
主
主
主
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