𝓡𝓮𝓲𝓡𝓮𝓲
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𝓡𝓮𝓲𝓡𝓮𝓲
𝓡𝓮𝓲𝓡𝓮𝓲
《attention》 ·桃青地雷の方はお薦めしません。 ·BLまたは過激表現が苦手な方はお薦めしません。 ·誤字脱字あり。 ·報告、通報などはしないでくれると有難いです。
青 .
桃 .
朝の通学時間。 僕はいつも通り出口付近に立つ。
いつもと同じ時間に、いつもと同じ場所。
そのいつもは、春になると少し変わってくる。
青 .
新しく高校生になった人、社会人になった人。
逆にいつもいる高校生や大学生などがいなくなったり。
春は色々なことが新しくなる。
始業式の次の日である今日。
今目の前にいるそのイケメン新入生を見て、またそれを感じた。
青 .
今年の春、初めてこんなに"新しい"が幸せに感じた。
ある日。
青 .
今日は徹夜で勉強した。
というか、今も片手に教科書、片手にシャーペンを持って勉学に励んでいる。
なんてったって、今日は単元テスト。
母さんから今回の単元テストで高得点を取れなかったらスマホを長期間没収される。
無理無理! そんなの生きていけないよ!
だからひたすら問題を解く。
その時。
がたんっっ、
青 .
いつも、ここは大きな揺れがある。だから何かに掴まっていないと立っていられない。
でも今は教科書とシャーペンで手が塞がってたから。
せめて身を守るぐらいの防御姿勢も取れなくて。
桃 .
がしっっ、
青 .
全然痛くない。
なんでだろう。
なんだか頬に少し人肌を感じる。
なんだと思い、少しずつ上を向く。
桃 .
青 .
あのイケメンくんだった。
青 .
桃 .
彼は桃と言うらしい。
顔と性格だけじゃなく、名前までイケメンなんて…。
天性の子なのではないか。
青 .
桃 .
桃 .
青 .
桃 .
青 .
桃 .
青 .
桃 .
突然のお誘い。
やばい、嬉しい、どうしよう。
嬉しすぎて、頭がどうにかなっちゃいそう。
青 .
桃 .
青 .
桃 .
さりげなく誘ってくれて、桃くんとこんなにも近づくことが出来た。
桃 .
青 .
心臓の動くスピードが加速する。
僕はこれの正体を、多分知ってると思う。
青 .
青 .
青 .
桃 .
青 .
青 .
桃 .
青 .
桃 .
ほんとは20分ぐらい待ってたんだけどね。
電車で体が揺れる。
しばらくすると揺れが収まった。 きっと停車したんだな。
青 .
桃 .
桃 .
青 .
そこは桃くんがいるところから少し離れた場所。
あそこに座るぐらいなら、立って近くにいたい。
青 .
桃 .
青 .
心の中を読まれたみたい。
自然とそうやって格好いいことをしちゃう君を、
どうしようもなく好きなんだ。
青 .
桃 .
青 .
あれ、今、僕なんて言った…?
好き…好き?
僕、好きって言ったよね、
ど、どうしよう。
きっと、嫌われる。
青 .
タイミングよく、僕がいつも降りる駅に停車した。
声を掛けられた気がしたけど、 答える気になれなくて。
無視して車内から出た。
青 .
もう、明日からこの車両には。
青 .
がた、ごと、
いつも通りの時間にいつも通りの電車。
それでもいつもと違うのは。
青 .
違う車両だから、あの人がいないってこと。
青 .
いつもの至福のひとときがなくて困る。
なんであんなこと言っちゃったんだろう。
青 .
き~ん、こ~ん、か~ん、こ~ん。
下校の合図。
あの人に会わないように、早く行かなきゃ。
がららっ、
桃 .
青 .
あぁ、好き。
何言われるかなんて、そんなの知らないけど。
僕のいるこのクラスに来てくれたことが、何より嬉しい。
桃 .
青 .
きっと、昨日のこと。
何を、言われるんだろ。
まだギリギリ春にしては冷たい放課後の風。
肌に触れる度にひんやりとする。
青 .
桃 .
桃 .
青 .
なんだか一瞬、時が止まった気がした。
桃 .
言葉の意味を理解した時、 目に薄い膜が張られた。
青 .
桃 .
青 .
桃 .
そう返事すると、桃くんは僕の腕を引っ張って胸の中に収める。
青 .
桃 .
青 .
桃 .
まさか、両想いだったなんて。
桃 .
青 .
桃 .
青 .
そんなの決まってる。
青 .
𝓡𝓮𝓲𝓡𝓮𝓲
𝓡𝓮𝓲𝓡𝓮𝓲
𝓡𝓮𝓲𝓡𝓮𝓲
𝓡𝓮𝓲𝓡𝓮𝓲
𝓡𝓮𝓲𝓡𝓮𝓲
𝓡𝓮𝓲𝓡𝓮𝓲
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