友成
和幸 今日 お前ん家
行っていい?
行っていい?
和幸
いいけど…なんで?
友成
お前ん家のお茶うまいからさ。
和幸
うまいって…ただの麦茶だぞ。
友成
なんか、コクがあるって言うか
友成
なんつうか。あと…
和幸
あと?
友成
お前の母ちゃん
むっちゃ綺麗じゃん?
むっちゃ綺麗じゃん?
和幸
じゃん?って聞かれても
自分の母親だから分かんねーし。
自分の母親だから分かんねーし。
友成
またまた〜。
和幸
とりあえずお茶は口実で
本命は…俺の母親な。
本命は…俺の母親な。
友成
否定はしない。
和幸
いや。そこは否定しろよ。
てか 否定してくれ…
てか 否定してくれ…
友成
まぁ、お前の母ちゃんに
告っていい?
告っていい?
和幸
お好きにどうぞ。
友成
まじ?
和幸
興奮すんな。気持ち悪い…
嘘だよ。嘘
嘘だよ。嘘
友成
なんだ…嘘かよ。
和幸
当たり前だろ。
和幸の母
あら、いらっしゃい。
友成くん?
友成くん?
友成
お邪魔します。弓花さん。
今日もとてもきれいです。
今日もとてもきれいです。
友成
いってぇ〜。
和幸の母
あらら、久しぶりキュンって
なったわ。
なったわ。
バシッ!
友成
いってぇ〜!
いきなりなんだよ。
いきなりなんだよ。
和幸
いきなり、人の母親に
何言ってんだ?お前は…
だいたい…名前で呼ぶな。
何言ってんだ?お前は…
だいたい…名前で呼ぶな。
和幸の母
なぁに?和幸
ヤキモチかしら?
ヤキモチかしら?
和幸の母
高校生になっても
まだまだ子供ね。
まだまだ子供ね。
和幸
ちげーよ。
友成
和幸 まだまだ子供ね。
和幸
お前はうるせーよ。
和幸
はい。お茶。
友成
待ってましたぁぁぁ。
和幸
ただのお茶に
テンションたけーな!おい。
テンションたけーな!おい。
友成
弓花さん。
お茶美味しいです。
最高です。
お茶美味しいです。
最高です。
和幸の母
良かったわ。
友成くんへの愛情が
入ってるからかしら?
友成くんへの愛情が
入ってるからかしら?
友成
えっ…
和幸
そんなもん。入ってねー。
てか、“愛情“ってなんだ。
てか、“愛情“ってなんだ。
和幸
お前は顔を赤くすんな。
和幸の母
ヤキモチ。
友成
ヤキモチ。
和幸
2人で言うな。
そんなコントのような会話で楽しんで 友成は帰って行った。
和幸の母
あっ! そうそう…
お茶の隠し味が切れそうなの…
お茶の隠し味が切れそうなの…
和幸
わかった…
和幸の母
ちなみに友成くんなら…
和幸の母
穏便で済みそうだから
和幸の母
明日、連れてきて…
ちなみに一緒よね?
ちなみに一緒よね?
和幸
うん。一緒…
でも…
でも…
和幸の母
合言葉は「隠し味」だよ。
和幸
なぁ…友成?
友成
ん?
和幸
今日も寄ってかね?
友成
いいのか?
そうか。
そうか…
そうか。
そうか…
和幸
なんだよ…
友成
弓花さんと俺の交際を…
和幸
ちげよ。バーカ!
和幸
母さん…隠し味
友成
なんだそれ…
和幸の母
おかえり。私に会いに来たの?
友成くん?
友成くん?
友成
はい。あとここのお茶を…
和幸の母
いいわよ。
和幸
はい。
友成
ちなみに
弓花さんってお仕事は?
弓花さんってお仕事は?
和幸の母
看護師よ。
友成
じゃぁ、今度
僕の看護を…
僕の看護を…
和幸
何言ってんの?
友成
あと…
和幸
まだあんの?
友成
お医者さんごっこを。
和幸
いっかい。しねー。
和幸の母
あら…さすが…男の子ね
わたし…こう
わたし…こう
和幸
ちょいちょい
何を言うおつもりで?
何を言うおつもりで?
ごくごくごく。
友成
やっぱり うめー。
その瞬間…
友成
あれ…なんか眠たくなってきた…
友成は…眠りについた。
和幸の母
ごめんね。
友成くんちょっとだけ。取らしてね
友成くんちょっとだけ。取らしてね
“あなたの血“
和幸の母
この家のお茶の隠し味なのよ。
“血液“が
“血液“が
和幸の母
私が綺麗なのもその証拠。
和幸
来月からどうすんの?
和幸
結構、ニュースで出てるけど…
和幸の母
うーん…
和幸の母
友成くんにお願いするか?
和幸の母
それとも…
“誰かに居なくなって…ね“
もしも、普段飲んでるお茶に “血液“が入っていたら…ゾッとしますね。 空穂音 心






