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恋がしたい。 恋愛がしたい。
そう思うようになったのは いつからだろうか
春菜
春菜
愛
春菜
愛
由香
愛
愛
春菜
春菜
愛
愛
由香
春菜
愛
誰が好きとかそんな気持ち 私にはわからない
私はただ恋愛話をするのが 恥ずかしくて照れているだけなのだ
最近の私は何もやる気になれない だから“恋”をすれば 何か変わるんじゃないかそう思った
でも恋はやろうと思ってやるものではない 出来れば、恋に落ちたい 純粋に誰かただ1人を愛したい
今までみたいにみんなを愛すのではなくて 特別な人をつくりたい
藤原
愛
いつも無口なのに委員会では 積極的で真剣な姿がかっこいい…
そんなこと考えたら負け!! 好きとかそんなの認めたら 隠せなくなっちゃう!
昔の私ならそんな気持ちに ならなかったのに… 喜怒哀楽を思い出したせいで私は…
藤原
愛
委員会のあとはただ帰るだけなので いつも一緒に電車で帰っている
愛
藤原
愛
藤原
彼女でもないのに手作りクッキーを 渡すとかおかしい… もし藤原さんに彼女がいたら申し訳ない! そう思って謝ろうと思ったのに 言い出せない…
藤原
愛
こんなにも電車の待ち時間が 長いとは感じたことはなかった この沈黙が辛くて辛くて 何を話したらいいんだろうと考えてしまう
チラッ(ノд・。) ちょっと様子が気になり 藤原さんの方を見る
藤原さんもちょっとこっちを見てくれた でもすぐに終わってしまう
私は気になり チラッ(ノд・。)チラッ(ノд・。) と見てしまう 同様に藤原さんもチラ見していた
待って、カレカノみたいじゃん! そう思ってしまって恥ずかしくなり 後ろを向いてしまう…
藤原
藤原
愛
愛
藤原
藤原
愛
愛
2番線に…… 電車が来てしまった… 丁度話が弾んで楽しかった所だったのに なんでいつもいつもあべこべなの
もっと人生楽しみたい
もっともっと
藤原さんと話したい
好き
そんな言葉が頭に浮かぶ
本当はもう恋愛をしていた
恋に落ちていた
そんな事を思ってしまう
プシュー… テントンテントン チッチッ 電車が閉まる音が頭の中で繰り返される 周りには藤原さん以外に たくさんの高校生がいる
もう藤原さんとは話せない 話したいのに どうしてこんなにも近いのに この思いは届かないの
まもなく〜… もう降りなきゃ 藤原さんのことはもう気にしないように しようただの知り合いそう思おう…
藤原
愛
愛
やばい… すごく嬉しい…(>_<) 駅から帰るまで藤原さんを 気にしてしまった
私ってばどうかしちゃってる… そう思っていてもこの気持ちは 変わらなかった
次の日
部活の人
藤原
部活の人
藤原
ふと聞こえた彼の声に反応したが なんて言っているか聞こえない… 一番気になる所なのに
でもやっぱり彼女ぐらいいるよね… ちょっと期待していた自分が辛い 諦めなきゃ… 私は彼の姿を後ろに走っていった
補習の時も
掃除の時も
気にしたくないのに気になってしまう 恋愛感情なしにする為にあえて 荒い言葉遣いをしてみたり 女子っぽいことをなるべく しないように頑張った それでも私は藤原くんの事が 頭から離れない
愛
愛
愛
愛
愛
愛
頭がもやもやする どうしたらいいんだろう… すごく甘えたい…
今日も委員会だから藤原くんと帰れる そう思って帰り一緒に歩いていた
藤原
愛
ドン いきなり後ろから叩かれた
京華
おぉーまじかぁ〜… そんなに知らない他クラスの友達… いつもかなり強引でわがまま… きままというのか… かなりかまちょの子…
愛
京華
京華
愛
京華
藤原
愛
京華
愛
京華
腕を強引に組まれて引っ張られ走らされた
藤原
愛
藤原
愛
ちょっと歩いたところで解放された
京華
愛
藤原
京華
愛
ゆーて私もリコーダー難しかったけどね… 人それぞれだと思いますよ〜… 自分ができるからって バカにするのは良くないと思うよ…
藤原
愛
藤原
藤原
藤原
京華
愛
愛
愛
京華
愛
京華
愛
愛
京華
愛
電車に乗った でも、藤原さんの姿は見えない さっきまで一緒にいたのに… 京華ちゃんと二人になってしまった…
京華
愛
京華
愛
京華
えっ…えっ… そんな…嫌だよ…
そうとっさに思ってしまった
京華
愛
数秒後
京華
愛
数分後
愛
京華
愛
まだ送ってない… だって嫌なんだもん… どうしちゃったの?自分… らしくないよ…
家に着いて
愛
京華
京華
京華
京華
私はまだ彼には聞かなかった まず、違う友達にラインして相談した 結果、藤原さんに聞くことにした…
京華
京華
不在着信
私が席を外している間に 電話がきていただなんて… 普通の人は電話するのか…? いや、しない。 やばい…怖い…怖い… そんなにも藤原さんのことが好きなのか? 狙ってるのか? 藤原さんは彼女がいるって この前先輩が言ってたから 私も片思いなんだけど 譲りたくない…
愛
京華
調べたり聞いたりしたから 彼に聞くかぁ…
愛
なかなか返信が来ない…
京華
京華
ここまで来ると本当に怖い… 迷惑メールみたい…
愛
京華
京華
翌日
藤原
愛
やっぱりOKするよね… なんかもやもやする…
愛
そう言って彼のラインを教えた 別にどうでもいいのかもしれないが 私は恐怖を感じながら(あなたに) わざわざ教えたのに ありがとうの一言もくれなかった… なんだか悲しかった
京華
京華
待って、待って… どうしてそんな話になってるの? 一瞬で仲良くなったの…もしかして… なんなのか知らないが 震えが止まらなかった
愛
藤原くんには彼女がいるはず… 先輩がこの前聞いていたから… 破局しそうってこの前彼が言っていたけど なんで、遊びを許可したの?
委員会
藤原
愛
藤原
悲しいことなのにちょっと 嬉しいとか思っちゃってるかも… なんて酷い人間になっちゃったんだろう…
愛
彼はきっと未練たらたらなんだろうなぁ… それでも私は藤原さんが好き 恋わずらいだなんて3年ぶりだし… 彼女いる人に好きとか思うだなんて 本当に有り得なかったし… ガチ恋しちゃったかもしれない…
ここ最近藤原さんのことで頭がいっぱいだ本当に私どうしちゃったの… 食欲もないし… 恋わずらいだなんて… 完全に恋してんじゃん。
藤原
愛
愛
藤原
ほんと藤原さんは優しいなぁ… 誰にでも優しいから みんな好きになっちゃうんだよ…
当日
電車これに乗ればいいんだよね… それにしても藤原さん どこの車両にいるのかな… まぁ、待ち合わせとは違うから 一緒にいなくてもいいんだけど…
よしっ!何とか着いた! 藤原さんはどこにいるかなぁ〜… あ、いた!
愛
藤原
先輩もいるから二人っきりになったりは 難しいよね… まぁ、お話できるよう頑張るぞ!
それから数時間後
愛
藤原
愛
藤原
もう終わりだ… 電車でなんか話さなきゃ
藤原
愛
乗り換え駅
愛
藤原
愛
愛
藤原
愛
藤原
愛
藤原
愛
話が弾んだ! 良かった その後も少しの間だったが 二人っきりになれて幸せだった
喜怒哀楽がわかりにくい藤原さん 私はあなたに笑っていてほしいです 私はあなたに出会えて良かったです 心から“好き”と思える人に 出逢うことが出来たから 好きな人にはいつも笑っていてほしい 独り占めしたい気持ちもやっぱりあるけど こんな私が独り占めしたらダメだよね
気づいて なんて思わない 気づいたところで 距離を置かれるだけだと思うから
そしたら私は何を願う
何も願わない… それが正しいのかな
愛
そんなことをどれほど思っただろう
思えば思うほど 届かないこの思いが辛くて 好きと言えば言うほど
“この気持ちは何?” そう思ってしまう
私は思った このまま何も無く過ごした方がいいのかな
でも前に進まなきゃ何も始まらない 恥じてもいいから 告白しよう! そう決心した
愛
藤原
愛
愛
愛
愛
藤原
藤原
藤原
愛
藤原
藤原
藤原
藤原
私は今最高超に幸せです
愛
愛
迷いも悩みも何もかも忘れて ただただ幸せ こんな気持ち初めて 本当に良かった 勇気を出せて良かった