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恋がしたい。 恋愛がしたい。

そう思うようになったのは いつからだろうか

春菜

ねぇ聞いて〜

春菜

彼氏がさ〜……

そうなんだ〜
楽しそうでなによりだよ〜

春菜

愛は好きな人とかいないの?

えっ!?いゃ〜別にいないかなぁ〜

由香

えっ!?坂田好きなんじゃないの?

えっ!いやいや、別にそうでもないよ

なんとも思ってないよ

春菜

えー、藤原好きなんじゃないの?

春菜

最近委員会で仲良くしてるの見たよ〜

えっ!?いや、別になんとも思ってないよ

ただの友達だよ!

由香

あっ、でも照れてるコレ確定だわ笑

春菜

顔に出るとか可愛すぎ!

いやいや、本当に好きな人いないからね!

誰が好きとかそんな気持ち 私にはわからない

私はただ恋愛話をするのが 恥ずかしくて照れているだけなのだ

最近の私は何もやる気になれない だから“恋”をすれば 何か変わるんじゃないかそう思った

でも恋はやろうと思ってやるものではない 出来れば、恋に落ちたい 純粋に誰かただ1人を愛したい

今までみたいにみんなを愛すのではなくて 特別な人をつくりたい

藤原

この話は前に提案した話よりデメリットが多いです。

確かに!結局選べるのが減っています!

いつも無口なのに委員会では 積極的で真剣な姿がかっこいい…

そんなこと考えたら負け!! 好きとかそんなの認めたら 隠せなくなっちゃう!

昔の私ならそんな気持ちに ならなかったのに… 喜怒哀楽を思い出したせいで私は…

藤原

委員会おつかれ

お疲れ様です!

委員会のあとはただ帰るだけなので いつも一緒に電車で帰っている

そういえばさ、この前クッキー作ったじゃん、あれさ…思ったんだけど…

藤原

あー、クッキー美味しかったよ

……あー…やっぱりなんでもない忘れて

藤原

ん?なんかあった?何も想像つかん

彼女でもないのに手作りクッキーを 渡すとかおかしい… もし藤原さんに彼女がいたら申し訳ない! そう思って謝ろうと思ったのに 言い出せない…

藤原

こんなにも電車の待ち時間が 長いとは感じたことはなかった この沈黙が辛くて辛くて 何を話したらいいんだろうと考えてしまう

チラッ(ノд・。) ちょっと様子が気になり 藤原さんの方を見る

藤原さんもちょっとこっちを見てくれた でもすぐに終わってしまう

私は気になり チラッ(ノд・。)チラッ(ノд・。) と見てしまう 同様に藤原さんもチラ見していた

待って、カレカノみたいじゃん! そう思ってしまって恥ずかしくなり 後ろを向いてしまう…

藤原

藤原

そういえば、ゲーム最初一体だけ強化できるけどやった?

!?やってないです!早速やってみる〜!

もしかしてコレ?

藤原

そうそう、それそれ!

藤原

最初のストーリーコレでサクサクだから笑

ほんとだ!めっちゃらく!

マジか〜笑もっと前に知っとけば良かった〜

2番線に…… 電車が来てしまった… 丁度話が弾んで楽しかった所だったのに なんでいつもいつもあべこべなの

もっと人生楽しみたい

もっともっと

藤原さんと話したい

好き

そんな言葉が頭に浮かぶ

本当はもう恋愛をしていた

恋に落ちていた

そんな事を思ってしまう

プシュー… テントンテントン チッチッ 電車が閉まる音が頭の中で繰り返される 周りには藤原さん以外に たくさんの高校生がいる

もう藤原さんとは話せない 話したいのに どうしてこんなにも近いのに この思いは届かないの

まもなく〜… もう降りなきゃ 藤原さんのことはもう気にしないように しようただの知り合いそう思おう…

藤原

あ、バイバイ

!?バ、バイバイ!!(><)

やばい… すごく嬉しい…(>_<) 駅から帰るまで藤原さんを 気にしてしまった

私ってばどうかしちゃってる… そう思っていてもこの気持ちは 変わらなかった

次の日

部活の人

おー!藤原じゃーん!

藤原

あ、はい。こんにちは

部活の人

そいやーさ、○○高の彼女さんと最近どうなんすか〜?

藤原

ふと聞こえた彼の声に反応したが なんて言っているか聞こえない… 一番気になる所なのに

でもやっぱり彼女ぐらいいるよね… ちょっと期待していた自分が辛い 諦めなきゃ… 私は彼の姿を後ろに走っていった

補習の時も

掃除の時も

気にしたくないのに気になってしまう 恋愛感情なしにする為にあえて 荒い言葉遣いをしてみたり 女子っぽいことをなるべく しないように頑張った それでも私は藤原くんの事が 頭から離れない

もう疲れたよ…

何で藤原さんに恋しちゃったんだろう…

彼女いるって知らなかった…

誕プレあげた時もあったし、申し訳ない…

このまま友達として藤原さんと一緒にいたい

そんな願いダメかな?

頭がもやもやする どうしたらいいんだろう… すごく甘えたい…

今日も委員会だから藤原くんと帰れる そう思って帰り一緒に歩いていた

藤原

テラモン新作いいよね!

可愛いモンスターめっちゃ出てきてるもんね!

ドン いきなり後ろから叩かれた

京華

やっほー

おぉーまじかぁ〜… そんなに知らない他クラスの友達… いつもかなり強引でわがまま… きままというのか… かなりかまちょの子…

お、おぉやっほー…
部活の帰り?おつかれ〜

京華

うん。そうだよ

京華

隣の人誰?先輩?

友達だよ。同級生

京華

え、まじ!?てっきり工業化の先輩かと笑笑

藤原

俺、普通科なんすけど。‪α‬クラスだし…

そうだよ…普通に頭いいからね

京華

え、まじ笑そうは見えない笑笑

普通に頼りになるいい人だよ

京華

ふーん。ってか、時間大丈夫?急がないと!

腕を強引に組まれて引っ張られ走らされた

藤原

なんであの人ゆっくりしてんの!!余裕な感じムカつく!

藤原さんも急いで…(´・ ・`)

藤原

あの人置いてこ!!まじでムカつく!

えっ…そんな…

ちょっと歩いたところで解放された

京華

あの人まじムカつく!

あ、そういえばこの子は吹部の子だよ
クラリネットやってる

藤原

へー。楽器演奏できるのいいね。俺リコーダーも無理だったからなぁ〜

京華

まじ!?リコーダー出来ないの?やばいじゃん笑ね?

う、うん…

ゆーて私もリコーダー難しかったけどね… 人それぞれだと思いますよ〜… 自分ができるからって バカにするのは良くないと思うよ…

藤原

ピアノは家にあったけどもう親戚に上げたからなぁ〜…

そうなの!?ピアノあったことは聞いたけどそんなストーリーがあっただなんて…!

藤原

愛ちゃんおもろ笑

藤原

愛ちゃんって面白いよね笑笑

藤原

面白いというか、からかいやすい笑

京華

あーね!からかいやすい笑笑

えっ…えっ?そ、そう?

恥ずかしいなぁ…

あんまりからかわないでね…泣いちゃうから…

京華

笑笑

泣くのは、冗談だけど…ほんとに恥ずかしいから…

京華

時間やばくね?

あ、待って…

藤原さんも急いで…

京華

あの人置いてこ!電車乗り遅れればいい!ムカつくから!

そ、そんな…

電車に乗った でも、藤原さんの姿は見えない さっきまで一緒にいたのに… 京華ちゃんと二人になってしまった…

京華

あの人まじムカつく!

お…おう…

京華

まじで疲れた

そうだねぇー…

京華

ねぇ、あの人のライン教えてよ!

えっ…えっ… そんな…嫌だよ…

そうとっさに思ってしまった

京華

委員会一緒なんだし、教えてよ!知ってるでしょ?

えっ…えっ…あ、うーん…

数秒後

京華

あの人からラインきた?

えっ…まだ送ってない…送るね…

数分後

もう着いたからじゃあね〜

京華

あの人なんて言ってた?

まだ既読つかない…

まだ送ってない… だって嫌なんだもん… どうしちゃったの?自分… らしくないよ…

家に着いて

えっ…!?京華からめっちゃラインきてんじゃん…

京華

愛ちゃーん!!

京華

あの子なんて言ってたーー?

京華

いいって?

京華

愛ちゃんーー??

私はまだ彼には聞かなかった まず、違う友達にラインして相談した 結果、藤原さんに聞くことにした…

京華

愛ちゃんーーまだー?

京華

不在着信

不在着信

私が席を外している間に 電話がきていただなんて… 普通の人は電話するのか…? いや、しない。 やばい…怖い…怖い… そんなにも藤原さんのことが好きなのか? 狙ってるのか? 藤原さんは彼女がいるって この前先輩が言ってたから 私も片思いなんだけど 譲りたくない…

まだ来てないんだ…ごめんね。通知切ってるのかも

京華

そうなのねー

調べたり聞いたりしたから 彼に聞くかぁ…

今日一緒に帰った子が藤原さんのLINE教えて欲しいみたいなんだけど教えても大丈夫?

なかなか返信が来ない…

京華

愛ちゃんー

京華

きた?

ここまで来ると本当に怖い… 迷惑メールみたい…

まだ来てないの…
学校であったら伝えておくから安心してね!

京華

おけ

京華

お願いします

翌日

藤原

まぁ、いいんじゃない?

じゃあ、教えておきますねー

やっぱりOKするよね… なんかもやもやする…

まぁ、いいんじゃない?だってー

そう言って彼のラインを教えた 別にどうでもいいのかもしれないが 私は恐怖を感じながら(あなたに) わざわざ教えたのに ありがとうの一言もくれなかった… なんだか悲しかった

京華

ねね

京華

3人で遊ばない?って彼に言ったら空いてる日ならいいって、2人で提案しよ!

待って、待って… どうしてそんな話になってるの? 一瞬で仲良くなったの…もしかして… なんなのか知らないが 震えが止まらなかった

りょうかい!

藤原くんには彼女がいるはず… 先輩がこの前聞いていたから… 破局しそうってこの前彼が言っていたけど なんで、遊びを許可したの?

委員会

藤原

実はさ…俺彼女と別れた…

えっ…えーーーっ!?

藤原

1ヶ月ぐらいラインくるの遅かったし…

悲しいことなのにちょっと 嬉しいとか思っちゃってるかも… なんて酷い人間になっちゃったんだろう…

それは残念だね…どんまい…

彼はきっと未練たらたらなんだろうなぁ… それでも私は藤原さんが好き 恋わずらいだなんて3年ぶりだし… 彼女いる人に好きとか思うだなんて 本当に有り得なかったし… ガチ恋しちゃったかもしれない…

ここ最近藤原さんのことで頭がいっぱいだ本当に私どうしちゃったの… 食欲もないし… 恋わずらいだなんて… 完全に恋してんじゃん。

藤原

そういえば、また今度の委員会遠くに行くんだよね

そういえばそうやったね

私あんまり電車慣れてないから一緒に行ってもいいかな?

藤原

あ、いいよ

ほんと藤原さんは優しいなぁ… 誰にでも優しいから みんな好きになっちゃうんだよ…

当日

電車これに乗ればいいんだよね… それにしても藤原さん どこの車両にいるのかな… まぁ、待ち合わせとは違うから 一緒にいなくてもいいんだけど…

よしっ!何とか着いた! 藤原さんはどこにいるかなぁ〜… あ、いた!

こんにちは〜…

藤原

こんにちは

先輩もいるから二人っきりになったりは 難しいよね… まぁ、お話できるよう頑張るぞ!

それから数時間後

あ〜…終わった〜

藤原

おつかれ〜

A,B別れた時はちょっと不安だったけど先輩がいてくれて良かった〜

藤原

だよね、俺も先輩任せになっちゃった

もう終わりだ… 電車でなんか話さなきゃ

藤原

俺達は乗り換えしないといけないから先輩とお別れだね

乗り換え!やばい。ちゃんと覚えておかなきゃ!

乗り換え駅

次はどの電車に乗ればいいですか?

藤原

この電車に乗ればいいよ

ありがとう

ん!あれってイルミネーション?

藤原

あ、ああそうだね

キレイだね

藤原

あるアニメの聖地なんだけどね

それってテラモン?私チハちゃん好き!

藤原

お、俺もチハちゃん好き

いいよね!

話が弾んだ! 良かった その後も少しの間だったが 二人っきりになれて幸せだった

喜怒哀楽がわかりにくい藤原さん 私はあなたに笑っていてほしいです 私はあなたに出会えて良かったです 心から“好き”と思える人に 出逢うことが出来たから 好きな人にはいつも笑っていてほしい 独り占めしたい気持ちもやっぱりあるけど こんな私が独り占めしたらダメだよね

気づいて なんて思わない 気づいたところで 距離を置かれるだけだと思うから

そしたら私は何を願う

何も願わない… それが正しいのかな

藤原くんが好き

そんなことをどれほど思っただろう

思えば思うほど 届かないこの思いが辛くて 好きと言えば言うほど

“この気持ちは何?” そう思ってしまう

私は思った このまま何も無く過ごした方がいいのかな

でも前に進まなきゃ何も始まらない 恥じてもいいから 告白しよう! そう決心した

藤原さんちょっと話いい?

藤原

あー…いいよ

実はさ〜

好きなんだ…

あはは…おかしいよね…

私なんかが藤原さんに言うなんて…はは

藤原

いやそんな事ないと思う

藤原

だって俺も

藤原

愛のことが好きだからさ

えっ!?ほんとに…?

藤原

あ、ああ…

藤原

俺もちょっと愛から言われるなんて思ってなかったからびっくりしてる

藤原

好きだ

藤原

私は今最高超に幸せです

ありがと!

大好きっ!

迷いも悩みも何もかも忘れて ただただ幸せ こんな気持ち初めて 本当に良かった 勇気を出せて良かった

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