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ニライカナイ@日帝・日本推し
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⚠ATTENTION⚠
・パラオ+日帝 ・フィジーも登場します ・センシティブなし ・腐向けのつもりで書いておりません ・なんでも許せる方向け
⚠️戦争賛美、政治的な意図、政治思想、思想的な主張は決してございませんのでご了承ください ⚠️史実とは一切関係ありません ⚠️史実ネタでもございません ⚠️すべて、私の妄想です
では、どうぞ⬇
風の気持ちいい日だった。
空は明るく、雲はゆっくり流れている。 遠くで波の音がして、いつもと変わらない穏やかな時間が広がっていた。
その中を、ぱたぱたと小さな足音が走っていく。
パラオ
パラオは振り返りながら声を上げた。
パラオ
後ろを歩く日帝に向かって、嬉しそうに言う。
日帝は特に表情を変えず、そのまま歩いていた。
日帝
短く、それだけ返す。
パラオ
期待に満ちた声だった。
そのまま少し進むと――
パラオ
パラオが足を止める。
視線の先には、小さな影があった。 砂の上にしゃがみ込んで、何かを見ている。
パラオは迷わず駆け寄った。
パラオ
少しだけ驚いたように、それでもちゃんと返事が返ってくる。
パラオ
勢いよく名乗る。
相手は一瞬戸惑ったあと、答えた。
フィジー
パラオ
間髪入れずに誘う。 フィジーは少し目を丸くしたが、すぐに小さく笑った。
フィジー
それだけで、十分だった。
すぐに二人は遊び始める。
砂で形を作ったり、貝を集めたり。 パラオは楽しそうに、次から次へと遊びを提案する。
パラオ
説明しながら、手を動かす。
フィジーもそれを真似してみる。 最初はぎこちなかったが、すぐに慣れてきた。
フィジー
パラオ
ぱっと笑うパラオ。 その笑顔につられるように、フィジーも少しだけ嬉しそうにする。
少し離れた場所で、日帝はその様子を見ていた。
声をかけることはない。 ただ、視線だけが静かに向けられている
時間は、穏やかに流れていった。
けれど――
パラオ
不意に、パラオの声が少し強くなった。
フィジーの手が止まる。
フィジー
パラオ
いつもより早口だった。
フィジーは、少し困ったようにそれを見た。
フィジー
パラオ
言い切ってしまう。 空気が、ほんの少しだけ変わった。
フィジーは何も言わなくなる。
視線を落とし、手元の砂を見つめたまま動かない。
パラオも、それに気づいて口を止めた。
パラオ
さっきの言葉が、頭の中でよぎる。 どうしたらいいのか分からず、立ち尽くす。
しばらくの沈黙。 風の音だけが、やけに大きく聞こえた。
ふと、パラオはちらりと後ろを見る。
少し離れたところに、日帝がいる。
こちらを見ているが、何も言わない。 助けてくれる様子もない。
パラオ
そのまま、パラオはもう一度フィジーを見る。 少しだけ、息を吸った。
パラオ
小さく、そう言った。 フィジーが顔を上げる。
パラオ
言葉を探すように、ゆっくり続ける。
パラオ
うまく言えない。 それでも、気持ちは伝えようとしている。
フィジー
フィジーが、ぽつりと返す。
それから、少しだけ笑った。
フィジー
パラオ
パラオの顔が、ぱっと明るくなる。
今度は、さっきよりもゆっくりと。
パラオ
少しだけ言い方が変わる。
パラオ
並んで、同じものを作り始める。 さっきよりも静かで、けれど優しい時間だった。
やがて――
パラオ
フィジー
二人の声が重なる。
少し違う形。 けれど、どちらもちゃんと完成している。
パラオ
フィジー
顔を見合わせて、笑う。
その様子を、日帝は遠くから見ていた。
何も言わない。 ただ、見ているだけ。
やがてパラオが立ち上がり、ぱたぱたと駆けてくる。
パラオ
満面の笑みだった。 日帝は、その顔を一瞥する。
日帝
短く、うなずく。
パラオ
振り返って、フィジーに手を振る。
フィジーも、小さく手を振り返した。
風は変わらずやさしく、 空はどこまでも明るい。
新しく増えたものが、ひとつ。
それはまだ小さくて、少しぎこちないけれど。
確かにそこにある、“おともだち”だった。
コメント
2件
パラオくんめっちゃ偉い…ッ!😭💕
パラオちゃんっえらい...かわいい...にてさんちゃんと保護者してますね...!泣きたくなるくらいやさしい表現天才過ぎませんか?!