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コメント
3件
こさめちゃん信じて! なつくんなら絶対大丈夫だから!
なつくんッッッカッコよッ!惚れるわッ!こさめちゃん!なつくんを信じようッッ!幸せに暮らせると思うッ!
信じて良いんだよッッッッッなっちゃんは裏切らないッッッッッ
※ワンク⚠️ 暴力表現を含むため注意してご覧ください
水 side
長い間歩き続けて、気づいたら夜になっていた
コサメ
崩れかけの建物に
整備されていない道
何も変わっていない、シクスフォニアの闇とも言える部分
コサメ
こさめたちが今いるのは
この国で最も身分の低い位が住んでいる場所だった
コサメ
リト
一瞬にしてこさめの思ってることは読み取られてしまう
コサメ
そう言うと、昔みたいに自然と手を握られる
リト
コサメ
ドレスだから、歩きづらいだけだったんだけど
繋がれている手をぼんやりと見つめる
嫌だなんて、言うことはできなかった
自分からその手を取ったくせに
自分から着いて行くと決めた癖に
ここにいるのが怖い自分もいる
リト
コサメ
リト
けど
こさめには、これくらいしかできないから
コサメ
コサメ
コサメ
探してるかな
お城、騒ぎになってないといいな
コサメ
辿り着いた場所は
最下級層の拠点
壊れかけの広い教会の中だった
コサメ
そこに集まっていたのは、
モブ
リト
モブ
リト
モブ
モブ
以前よりも大きくなった、みんな
血は繋がってないけど昔ずっと一緒にいた
こさめの…家族とも言える人たち
モブ
モブ
コサメ
その姿に気づかれた瞬間
深く、深く頭を下げた
けど、分かってたけど…そんなもの通じるわけなくて
モブ
1番言われるのを恐れていた言葉を投げつけてくるお爺さん
モブ
モブ
モブ
飢え切っている子供たち
コサメ
謝ることしかできなかったこさめは
ただ頭を下げたままその場に立ち尽くす
容赦なく降り注ぐ言葉の雨
そして、やがて
モブ
モブ
コサメ
その場にいた昔の家族たちは、暴れ出した
コサメ
コサメ
コサメ
コサメ
身体を無数に引っ掻かれて
そのドレスをくれと
装飾品をくれと
容赦なく手が伸ばされる
気づいたときには
綺麗だったドレスは…ビリビリに破かれ
イヤリングを無理やり引っ張られた耳からは、血が流れていた
コサメ
コサメ
コサメ
コサメ
次に目が覚めたとき
こさめは、床に横たわっていた
リト
コサメ
リト
手首と両足は紐で縛られ
動けない状態になっている
コサメ
抵抗する気力すら起こらなかった
だってこれは
自分で選んだ断罪の道
あのお城に戻りたいなんて
我ながら、贅沢な願いだ
コサメ
涙が溢れた
どうしようもない現実を叩きつけられた気がして
居た堪れなかった
コサメ
なつくん
駄目だ
救って欲しい
これは断罪なんだ
来て、お願い
来ないで、
コサメ
順番に流れてくる罪悪感と、救いを求める感情
コサメ
このままじゃ…壊れちゃう
もういっそこのまま壊れてしまおうかとすら思った
1番身分に溺れてたのは
傲慢な上級妃でも
下の者のことを見ない裕福な人たちでもない
きっと…こさめ自身だった
みんながいたのに
飢えている家族がいたのに
1人で縋ったのは〝私〟
ドレスを着て
従者がいて、専属騎士がいて
気づいたら…婚約者とか、考える年齢までお城にいて
きっと誰よりも
雨麗妃っていう姫に憧れてたのは
コサメ
深く
深く…沈んでいく
息が、吸えないくらいに
コサメ
目を瞑った
諦めようとした、光を
けどね…
こさめっ!!
声が、したの
コサメ
ナツ
一筋の光が差し込んで
手を掴んで
一気に…引きずり上げられたの
コサメ
ナツ
リト
動揺するみんなの間をサッと抜けて
近くに寄ると、紐を剣で解いてくれた
ナツ
コサメ
止まらない涙を
間違いなくその優しい手が拭ってくれる
大好きな紅眼は…もう、冷たくなんかなかった
コサメ
思わずその背中に抱きつくと、酷く安心した
ナツ
コサメ
ねぇ、なつくん
君は…こさめがどこにいても
助けに来て、くれちゃうんだね
コサメ
コサメ
コサメ