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るなさんの名前がえとさんになっています! 分かってるよって思っているなら申し訳ないです!
あの、えとさんの名前がるなさんになってませんか?
えとさん!?
みく٩( ᐛ )و
みく٩( ᐛ )و
みく٩( ᐛ )و
みく٩( ᐛ )و
みく٩( ᐛ )و
みく٩( ᐛ )و
みく٩( ᐛ )و
みく٩( ᐛ )و
みく٩( ᐛ )و
みく٩( ᐛ )و
みく٩( ᐛ )و
みく٩( ᐛ )و
飼っている動物、かわいいですね!
みく٩( ᐛ )و
みく٩( ᐛ )و
みく٩( ᐛ )و
みく٩( ᐛ )و
みく٩( ᐛ )و
家に着くと、すぐに自室に入った
じゃぱぱ
じゃぱぱ
勉強机に座りスケッチブックを開く
新しいページを開き、迷うことなく鉛筆を走らせる
先ほど見たばかりの夕陽を黒鉛筆だけで描いていく
じゃぱぱ?帰ってきてるの?_
下から母さんの声が聞こえたが、返事をせずに絵を描き続ける
じゃぱぱ
じゃぱぱ
描き続けて1時間ほど、絵が完成した
黒一色で夕陽を再現するのは難しい
けれど、自分の中では満足していた
82点、と点数をつけた
じゃぱぱ
じゃぱぱ
スケッチブックを閉じて、天井を仰ぐ
白いクロス張りの天井が巨大なキャンバスに見えた
浮かび上がってきたのはあの少女だった
名前もわからない、あの美しい絵を描く少女
また今度、会いにいこう
そう心に決めた
じゃぱぱの妹
じゃぱぱの妹
じゃぱぱ
妹が、今日もドアをノックせずに開けて、そういった
返事をするとすぐに部屋を出ていった
五分後、
じゃぱぱ
じゃぱぱのお母さん
じゃぱぱのお母さん
じゃぱぱの妹
じゃぱぱのお父さん
ソファに座って、夕刊を読んでいた父さんが、それを見て苦笑する
まるでホームドラマを見ているような気分だった
こんな幸せな日常の風景は、いつまで続くのだろうか
俺がいなくなったら、この幸せな家庭は壊れてしまうのだろうか
父さんや母さんは、泣いてくれるだろうか
待ちきれなくてすでに箸を持っている妹を見ながら、
俺はぼんやりとそんなことを考えていた
5月が終わり、気づけば6月に入っていた
次の5月にはきっと俺はこの世にいない
この時期に咲く花とも、この風景ともこれでお別れなのだ
そう思うと普段何気なく見ていたこの風景が
今は愛おしく感じられるようになった
るな
バスを降りて俯きながら歩いていると、
自転車に乗ったえとに後ろから声をかけられた
じゃぱぱ
俺の病気が発覚する前は、
毎朝えとと一緒に自転車で登校していた
ゆあんはサッカー部の朝練があるとかで、いつも先に行っている
るな
じゃぱぱ
るな
じゃぱぱ
るな
最近のえとと俺の会話はずっとこんな調子だ
以前の俺たちの会話は、もっと弾んでいた
えとと話したくないわけじゃないけれど、話すと心が痛む
なるべくなら彼女と距離を置きたかった
俺は小学校の頃からずっと、るなのことが好きだった
小学一年生で同じクラスになった時から、
中学、高校と一途にるなだけを想っていた
しかし、今はもうその気持ちを失っている
それは、説明するまでもなく、俺の病気のせいだ
このままるなに恋心を抱いていても、なんの意味も持たないのだ
なぜなら
最初から終わりが見えているからだ
たとえ彼女と付き合えても、俺は彼女を幸せになんてできない
悲しい思いをさせてしまうだけ
俺はなを諦め、彼女の幸せを願う道を選んだ
るな
じゃぱぱ
じゃぱぱ
るな
るな
じゃぱぱ
俺が体育を見学するのは、膝を悪くしたからだと適当に嘘をついた
自転車通学をやめたのもそれが理由だと話すと、
るなやゆあんは信じてくれた
担任の先生や体育教師には、心臓病であることを正直に話して理解してもらっている
ほかの生徒には言わないでくれ、とも伝えている
ただ、余命については話していない
モブ1
モブ1
モブ2
体育の授業が始まると、クラスメイトの男子たちにそう言われた
じゃぱぱ
授業がすべて終わり、教室を出ようとした時、
るなに呼び止められた
るな
じゃぱぱ
るな
るな
じゃぱぱ
じゃぱぱ
るな
るな
じゃぱぱ
るな
るなが足を止めた
じゃぱぱ
るな
躊躇いがちに、彼女は言った
じゃぱぱ
るな
るな
るな
るな
じゃぱぱ
そうかもしれない、と妙に納得した
病気が発覚する前と後では、人生観や性格まで変わった気がする
るな
潤んだ瞳で彼女は俺を見る
そんな目で見られたら、自ら手放した気持ちが蘇ってしまいそうになる
じゃぱぱ
じゃぱぱ
るな
じゃぱぱ
そう言い残して、俺はるなに背を向けた
とりあえずスケッチブックを開いたけれどすぐに閉じて、
自分のこれまでの人生を振り返った
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
昨年の春、るなとゆあんと三人で映画を観に行ったことをふと思い出した
じゃぱぱ
当然最後にはヒロインはタヒに、大方予想通りの結末を迎えた
じゃぱぱ
じゃぱぱ
俺はその映画を冷ややかな目で観ていた
もうすぐタヒぬことがわかっている少女になぜこの男は恋をするのか、と不満だった
少女がタヒんだ後、深い悲しみに襲われるのは目に見えているのになぜだ、
と主人公の少年に感情移入ができなかった
じゃぱぱ
じゃぱぱ
考えてみたけど、なにも浮かばない
じゃぱぱ
じゃぱぱ
『突然ですが質問があります。
みなさんは自分がもうすぐタヒぬとわかっていたら、
最後になにをしますか?』
某掲示板サイトに、そう質問をした
適当に回答したことがあったが、質問者側になったのは、これが初めてのことだった
じゃぱぱ
ゆあん
ゆあん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
数分後、また携帯がなったけれど、気にせず絵を描いた
じゃぱぱ
そう考えながら、黙々と絵を描いた