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織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
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歌うのはいい。
何もかもが忘れられる
…わけではないけれど。
声に感情が乗る。
とても爽快。
たとえ、悲しい歌でも
歌、という自体が好きなのだから。
私は窓を開ける。
少しだけ
はらり、はらりと雨が降っていた。
はらり。
はらりと。
このまま
私も
流されてしまえばいいのに
そんなことを考えながら窓を閉めた。
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こんな、私嫌いだ。
私の好きな私がいい。
それだけ。
みんな、私のことをいい人いって言うけど
私は
自分のために生きている。
誰のためでもない。
人のことを想うのも 人を助けるのも
私が
私のことを好きになれるように
…それだけ。
それだけだから。
私はいい人じゃない。
嫌いな昔の私が嫌い。
嫌いなだけだ。
4年前
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
織姫(ゆうな)
や、やめてよ！！！
織姫(ゆうな)
もうやめて！！！！！！
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
…っ…。
だ、誰か助けてよ！！！！
シーン……
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
｢うわぁ…またやってるよ元波…。｣
｢やべぇよな…やりすぎだろ。｣
｢アイツも可哀想だよな…｣
｢ばか、声がでけぇぞ…｣
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
シーン…
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
｢あぶね…｣
｢…小学生はどんなんか知らねぇけど、中学生になってから急にだよな…。｣
｢関わらなかったらいいだけだよ。｣
｢おう。｣
｢あっやべ、次理科室。｣
｢一緒に行こーぜ！｣
｢おーよ｣
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
ゆうなー理科室行こーよぉ
織姫(ゆうな)
ゆうな強すぎーw
じゃ、荷物持っていっとくねーw
織姫(ゆうな)
遅れないよーにw あのセンコーだりぃからw
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
なんで…人を…
織姫(ゆうな)
なんで人を虐めるのよ！！！！
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
サイテー！！！！！！！！
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
っ…！！！
織姫(ゆうな)
目が覚めた。
いつの間にか、朝になっていた。
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
懐かしい…夢。
忘れたい、嫌いな過去。
織姫(ゆうな)
私はベットから降りた。
そして、昨日送られてきたLINEを見返した。
気が重い…。
神様は意地悪だ。
神様は配分が下手なんだ。
顔が良くても
全然好きじゃない。
こんな私なんか嫌い。
何度も信じたのに。
何度も。
この努力は報われるんだ。
このまま頑張れば報われるんだ。
何回も何度も。
たくさん信じた。
でも。
こんな綺麗事。
全部
ウソなんだよ。
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
でも
信じたいの。
ウソって分かってるよ。
こんなの、理不尽だ。
綺麗事だよ。
ダメなんだ。
だけど
私は
信じる。
これから、
私の好きな私に出会うため
マネージャー
焦った様子でマネージャーは壁にもたれかかる。
マネージャー
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
マネージャー
マネージャー
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
マネージャー
マネージャー
マネージャー
マネージャー
マネージャー
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
マネージャー
桐崎美麗
マネージャー
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
マネージャー
マネージャー
マネージャーは笑った。
マネージャー
マネージャー
マネージャー
桐崎美麗
マネージャー
マネージャー
マネージャー
マネージャー
マネージャー
桐崎美麗
桐崎美麗
マネージャー
マネージャー
桐崎美麗
マネージャー
マネージャー
マネージャー
桐崎美麗
マネージャー
マネージャー
マネージャー
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
マネージャー
マネージャー
マネージャー
マネージャー
マネージャー
マネージャー
マネージャー
マネージャーはこの仕事を誇りに思っている。
だから自分のことも
好きで、誇りに思っている。
30歳でも50歳でも100歳でも
自分のことが嫌いな人は子供だ。
マネージャーはそう考えて生きている。
大人にならなくてもいい。
ずっと、この人生を子供のままでいい。
だけど
自分を好きになる努力をしろ。
そうマネージャーは考えている。
私だって誰かのために強くなれるんじゃなくて
私のために強くなりたい。
そして大人になりたい。
マネージャー
マネージャー
桐崎美麗
マネージャー
マネージャー
マネージャー
マネージャー
マネージャー
マネージャー
マネージャーは
大人だ。
それから、1時間待った。
マネージャーはその1時間何も言わなかった。
ずっと無言で待っていた。
マネージャーは信じているんだ。
…正直
このままじゃ4人は来ない。
でも
嫌いなのに
嫌いだけど来て欲しい。
私はスマホを手にした。
グループ:スモデビ
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
星山璃子奈
星山璃子奈
嶋村雛琉
藤原優良
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
初音幸子
初音幸子
初音幸子
嶋村雛琉
嶋村雛琉
桐崎美麗
藤原優良
藤原優良
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
藤原優良
初音幸子
嶋村雛琉
星山璃子奈
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
マネージャー
桐崎美麗
マネージャー
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
マネージャー
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
マネージャー
桐崎美麗
マネージャー
桐崎美麗
桐崎美麗
マネージャー
マネージャー
桐崎美麗
桐崎美麗
マネージャー
マネージャー
桐崎美麗
桐崎美麗
マネージャー
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
マネージャー
ガチャッ
藤原優良
マネージャー
マネージャー
初音幸子
嶋村雛琉
星山璃子奈
マネージャー
桐崎美麗
桐崎美麗
藤原優良
初音幸子
嶋村雛琉
星山璃子奈
マネージャー
マネージャー
マネージャー
桐崎美麗
マネージャー
桐崎美麗
マネージャーは
笑顔で大きく頷いた。
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
マネージャー
マネージャー
マネージャー
藤原優良
藤原優良
初音幸子
嶋村雛琉
星山璃子奈
桐崎美麗
桐崎美麗
藤原優良
藤原優良
みんな賛成してくれた。
あぁ。
嫌いだったグループが
好き の2文字に変わる。
あぁ
もっとこのグループでお仕事したかった。
したかったなぁ。
司会者
司会者
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
桐崎美麗
藤原優良
初音幸子
嶋村雛琉
星山璃子奈
桐崎美麗
桐崎美麗
藤原優良
藤原優良
藤原優良
藤原優良
桐崎美麗
桐崎美麗
藤原優良
桐崎美麗
マネージャー
マネージャー
司会者
記者達のフラッシュで眩しい。
けれど慣れっこだ。
ライブと変わらない！！！！！
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桐崎美麗
桐崎美麗
は！？！！？
藤原優良
司会者
マネージャー
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桐崎美麗
藤原優良
藤原優良
初音幸子
初音幸子
嶋村雛琉
嶋村雛琉
星山璃子奈
星山璃子奈
嶋村雛琉
初音幸子
藤原優良
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
ど、どういうことだ！？！？
解散は真実なのか！？！？！？
なぜライブが始まった！？！？
私は私の力で。
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
桐崎美麗
桐崎美麗
一同礼をする。
藤原優良
藤原優良
初音幸子
初音幸子
嶋村雛琉
嶋村雛琉
星山璃子奈
星山璃子奈
桐崎美麗
桐崎美麗
桐崎美麗
なんだって……
ザワザワと混乱が起こる。
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
パチパチパチ…
桐崎美麗
ひとつの拍手が会場に響く。
その拍手の持ち主は
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
マネージャー
マネージャーだった。
マネージャー
マネージャー
その瞬間
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
パチパチパチパチパチパチ
パチパチパチパチパチパチパチパチパチ
会場に大拍手。
流石だ！！スモデビ！！！！
スーモデビ！スーモデビ！
コールが始まる。
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
桐崎美麗
藤原優良
初音幸子
嶋村雛琉
星山璃子奈
私の好きな瞬間だ…！！
織姫(ゆうな)
織姫(ゆうな)
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最後までありがとうございます。
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それでは
さよなら すごすご(*´ `*)
次回予告
桐崎美麗
織姫(ゆうな)
桐崎美麗
織姫(ゆうな)
桐崎美麗
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コメント
17件
主さん！私このお話好きです！見た日は遅いですが、続き早く見せてください😄とても好きです((泣 わたしも、歌い手やってみたいなんて思います……でもそんなの親に反対されます……夢って諦めないのが大切なのでしょうか？自分の夢に突き進む覚悟などが、単語単語ですみません💦続き早く見たいんですからね！
しゅがあさん！！！ ありがとうございます！！！
