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続き待ってます、、この話好きすぎて()
目を覚ますと、いつもと変わらない部屋の風景
青
意識がまだ朦朧としてくらくらする
ギシッ
足元がおぼつかないままベッドから立ち上がる
カーテンを上げると眩しかった
もう朝らしい
青
自分の喉に手を当てる
青
恐る恐る声を出してみると案の定枯れていた
普段は声質的にあまり目立たないが、今日は明らかに声がかすれている
青
ぁ゙、ッひ...ッッ゙♡
ぁ゙ッ...っん゙ッっ"♡
脳裏に蘇る自分の喘ぎ声
青
本当に気持ちが悪い
青
青
ガラガラガラガラッ
バシャ-ンッ!!!
青
それでも、僕に学校に来ない選択肢はない
逃げれば悪化することなんて、経験上痛いほど思い知らされている
あんなことされたのに来るんだw
メンタル強すぎw
来なかったら来なかったで理由を問い詰める癖に
気持ちよかったんじゃね?
うわ淫乱じゃんきもw
何とでも言えばいい
僕は悪役。君たちは主役
主役なら主役らしく悪役の前で堂々とすればいいのに
恥じることなんてないでしょ?
僕と違ってさ
君たちは"正"なんだから
それから1ヶ月、日に日に過激になっていくいじめは続いた
今までとは度合いも立場も違うそれは僕を深い闇の底に突き落とした
あの4人と知り合ってなければ、仲良くならなければ
こんな日常も今までのように平気な顔をして過ごせたんだろうか
歯止めが効かなくなって、自分を騙すこともできない
ただ、苦しかった
日に日に増えていく痣と切り傷
体が薬を求めていたけれど、そこに回せるほどお金に余裕はないから我慢
眠れないときは一睡もせずそのまま学校
殴られたとき意識が飛びやすくなったり、体力がいつも以上に持たなかったり
体が弱っていくのは分かるけれど、生活に支障がないから無視
眠れないなんて問題、僕には薬を飲む以外の解決法思い付かない
その日はいつも通り眠れない夜を過ごした後だった
しかも1時間目は体育
夏にもやったというのに、持久走
寒さで気持ちがたるんでいるかららしい
夏のように誰かが声をかけてくれる訳もなく、1人で走り出す
冬の冷たい空気が肺に刺さってヒリヒリする
あ、ッちょおいさとみ!!!
うぇい莉犬ぅww
ちょ、ッッやめろッ!!
た、助けてるぅちゃ、ッ
やだ莉犬積極的♡
...は
僕こっちですよ?w
他愛のない愉快な会話が後ろから聞こえてくる
僕以外は誰も変わっちゃいないんだ
僕自身が変わっただけ
ころちゃんあづぃ゙~...ッ
莉犬くん頑張れッw、熱中症気を付けてね?
気を付けるぅ...
ころんにそれ言われたかないなぁw
ころんも気を付けろよ?w
分かってるよ...w
青
目の前に自分が見える
幸せそうに笑う自分と、みんなが
こないだみたいに倒れないでくださいよ?
分かってるってw
信憑性低いなーw
でも倒れてもさとみくんが運んでくれるでしょ?
なんだよその俺への絶大な信頼w
いつでも助けてくれるじゃんw
あー...な、?
しゃーねーなw任せな、
青
いつでも守ってやる
青
え、なにすき
当たり前だろ?
えぇ?w
少しずつ透けていく光景
やだ、行って欲しくない
夢でも、異世界でも、何でもいいから
この幸せを、まだみせてください
青
青
青
青
ドサッ
青
桃
さと、みく、ッ
橙
黄
赤
僕にとってはね"そんなこと"じゃなかったよ
みんなのこと、ちゃんと信じられるきっかけになった日
倒れて、挙げ句の果てに腕の痣を見られちゃったけど
僕にとっては生きてきた中で一番大好きで大切な日なんだよ
青
みんなが心配して、すぐ駆け寄ってきてくれたこと、嬉しかったの
さとみくんが僕をわざわざおんぶして保健室に連れて行ってくれたのも
痣を見て、引いたりせずに心配してくれたことも
全部全部、嬉しかったよ
青
ねぇ
赤
黄
橙
桃
大好きなんだよ
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