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ある月の綺麗な夜に

11 - 番外編 バレンタインストーリー(ラト)1

♥

120

2024年02月12日

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番外編の説明

これは、
あくねこのバレンタインイベントストーリー(2024)を読んで最高すぎたので急遽書きたくなったお話です

イベストのネタバレは含みません。
(めちゃくちゃ悪魔執事の皆さんが素敵だったのでぜひ読んでみてください!!)

今回はラトのバレンタインストーリーを私の完全オリジナルで書いています

番外編なので、「ある月の綺麗な夜に」のこれまでのお話とは切り離して読んでください

本当になんでも大丈夫な方のみ先にお進み下さい!

それでは!

素敵なバレンタインを!

デビルズパレス キッチン

これでよし…っと

チョコの甘い香りに鼻を くすぐられながら

わたしはガトーショコラを入れた冷蔵庫の扉を閉めた

((ちょっと紅茶でも飲んで休憩してから

((片付けをしようかな

2月13日の深夜

執事のみんながいなくなったタイミングを見計らって

バレンタインの準備をしている

((毎年恒例だから

((別に隠して準備する必要はないんだけど

((でもみんな気を使って
早く部屋に戻ってくれるし

((なんのお菓子を作るかだけでもサプライズにして楽しみたいしね

わたしはベリアンが揃えてくれた 紅茶の棚を眺めながら

賑やかにケーキを頬張る みんなを想像して

頬をゆるめた

((せっかくだから

((ちょっと良い紅茶を
飲んじゃおうかな

そんなことを思いながら

大きな棚の上の段に並んだ

綺麗なデザインの缶を取ろうと 腕を伸ばした

そのとき

ラト

これであっていますか?

急にその声は降り注いできた

っ!!

冗談ではなく

心臓が一瞬止まった

思わずその声をたどって

上を向くと

ラト

………

息がかかるような近距離に

不思議そうにこちらを見つめる

ラトがいた

な、

んで…

喉の奥からそれを絞り出すのが

精一杯だった

ラト

これを取ろうとしていらっしゃったのでは

ラト

ないのですか?

っ…

冗談ではなく

一瞬呼吸が止まった

白くて柔らかそうな唇に 映えた黒いピアス

長いまつ毛を印象づける瞬き

首をかしげて揺れた髪からは

シャンプーの柔らかい匂いがした

ラト

主様?

無意識に

脳が色々な情報をキャッチしてしまう

ラト

どうかされましたか?

あ、

な、なんでもないよ

わたしはやっと我にかえって

ラトが取ってくれた紅茶の缶を

受け取った

とってくれてありがとう

でも急にそんな近くに来たら

びっくりする

((本当に

((心臓と呼吸が一瞬止まったからね…

ラト

分かりました

ラト

では次からは

ラト

ゆっくりと近づくことにします

うん

…え?

((そういう問題だったっけ…?

ラト

深夜のおやつですか?

ラトは微笑んだ

((あ……

その笑顔は少し弱々しかった

ううん

明日の準備をしてたの

ラト

明日…?

明日はバレンタインでしょ?

毎年みんなにチョコのお菓子をあげてるじゃない

ラト

ふむ…

ラト

そういえば…

ラト

今日はキッチンに入ってはいけないと

ラト

フルーレが言っていたような気がしますね

((そうなんだ

((今フルーレにみつかったら…

怒ったフルーレが全然反省してないラトを叱る様子が簡単に想像できた

ラト

………

ん?

どうしたの?

ラト

……わたし

ラト

帰りたくないです

ラト

ここにいては

ラト

ダメですか?

いつもよりも細い声とともに

不安げに瞳が揺れている

((……やっぱり

((最近、うまく寝付けてないんだ

ラトの目の下には

薄いクマができていた

ううん

好きなだけいていいよ

わたしは優しく笑った

ラトが少しでも安心できるように

ちょうどね

ホットミルクを一緒に飲んでくれる人を

探してたんだけど

ラト

……

ラト

紅茶は、良いのですか?

それは明日

みんなで飲もうと思ってたから

あ、

せっかくとってくれたのにごめんね

ラト

……いえ

ラト

わたしも

ラト

主様と一緒に飲みたいです

よし!きまりね!

とびきりおいしいのをいれてあげるから

座って待ってて

ラト

はい…

そう言うと

ラトは言われるままに

近くに置いてあった椅子に座った

((ふふ

((少し大型犬みたいに思えてきた

わたしは思わず緩む口元に力を入れて

鍋にミルクを注いだ

ある月の綺麗な夜に

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コメント

2

ユーザー

あぁ…スゴく甘い感じ…ほんとに良いです…、しかもラトっていうところがもうたまらないですね…、もう本当に最高すぎす…

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