コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
藍(あい)
翔
ある昼下がりの放課後。
俺と藍しかいない教室で藍は話しかけてきた。
翔
藍(あい)
翔
藍が菊の髪飾りを揺らしながら頬を膨らませ怒っている、
いつもは花が飛んでいるかのようなおおらかな性格のコイツだが俺の前だと、どうも感情が豊かだ。
藍(あい)
藍(あい)
そういい藍は話を切り出した。
藍(あい)
そんな導入をされたら、いやがおうにも藍の方を見てしまった。
藍(あい)
俺の机に肘を置きこっちを見てニカッと笑う藍
翔
藍(あい)
藍(あい)
翔
藍(あい)
藍(あい)
翔
藍(あい)
そういって席を立ち、 扉からこっちへ手を振る藍
翔
高く結んだポニーテールをピョコピョコと動かしながら先導している藍。
翔
そう思いながら藍の背中を着いていく
数分歩き藍が、
藍(あい)
と言ってきた。
藍(あい)
そこは少し崖になっていて、空がよく見えた。
黄昏時の今は、橙と藍色がグラデーションを描きとても綺麗だった
翔
藍(あい)
藍(あい)
藍(あい)
手を大の字に広げ、崖に背を向けこちらを見ている藍。
翔
藍(あい)
翔
危険を回避する能力が人間には備わってると言うが...
藍(あい)
まぁ、コイツには無いだろうな...
藍(あい)
翔
藍(あい)
翔
藍(あい)
翔
翔
藍(あい)
翔
藍(あい)
やっぱりコイツはおもしれぇなw
藍(あい)
翔
藍(あい)
そんな変な質問に思わず俺は怪訝な顔をした。
翔
「満足した。」そう言うと藍はゆっくりと微笑み「良かった。」といい霧がかっていたものが消えるように消えていった。
ん?消えた...?
翔
焦る。焦る。焦る。 嫌な汗がぶわっと出てくるのがわかる。
翔
~~~!!
翔
せ~~い!!
翔
せんぱ...い!!
先輩!!
翔
健(たける)
気が付くとそこは病室のようだった
翔
健(たける)
翔
翔
健(たける)
健(たける)
翔
どうやら俺は知らないうちに1年もの間眠っていたらしい
翔
そう考えている俺に健は告げる
健(たける)
翔
脳裏に藍から教えて貰った崖が過ぎる
翔
翔
なんとなく、気になって聞いた。俺はこの後聞いた事を後悔した
健(たける)
バツの悪そうな顔をし俺から視線を外す、この時から俺は薄々気付いていたんだろう
でも信じたくなかった。
だから、次の言葉は俺の思いを踏みにじるかのように放たれた
健(たける)
健(たける)
頭が真っ白になった。
じゃあ俺がさっきまで見てた藍は?
夢なのか??
もう何も考えられなくなり、
気が付くと俺は退院出来る日になっていた。
退院したら必ず行きたかった所へ俺は足を運ぶ
翔
俺は”そこ”に立って言葉を紡ぐ
藍の髪飾りと同じ菊の花を添えて...
翔
翔
翔
俺とお前とで秘密の場所に行っただろ?
お前が手を大の字に広げてこっちを見たその時にお前は崖の下に落っこちたんだ。
俺はお前を引っ張ろうとして一緒に落ちた...
守るつもりがお前を守れずにタヒなせてしまった...
翔
翔
翔
その後俺は歩いた。 歩いて、 歩いて...
その場所に来ていた。
翔
無意識に来ていて俺も何故ここにいるのか分からなかった。
ヒュ〜っと冷たい風が通り過ぎる
翔
翔
そこには居ないはずの藍が見えた
たった、その一瞬だけ
藍の、眩しい笑顔が見えた。
その姿が、 笑顔が...
あまりにも綺麗で、 目頭が熱くなった。
続きはありません。 診断メーカーの 「こんなお話いかがですか」 を使用して書かせていただきました
翔