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???

さあ、早く吐いて下さい

藍莉

、、、

藍莉

わ、私は、何処にも入ってません、、、!

???

へぇ、一人で生きて来たんですか?そこそこ強い人ですか

???

でも入る場所を間違えましたね

???

俺は今だいぶ機嫌が悪いので、誤って息の根止めるかもしれません、フフッ

藍莉

(笑いが怖い、、、)

藍莉

あのっ、、、!話を聞いて下さいっ!

???

遺言ですか?

藍莉

(何で!?)

藍莉

ち、違います!

藍莉

何か勘違いをしていらっしゃるようですが、私には敵意はありません!

藍莉

それに、、、!

そう続きを言おうとした瞬間、窓からの月明かりが声のする方向を照らした。

そしてそこに居たのは──

  

 

大きな緑色の羽の中に埋まっている “人”だった。

  

、、、

藍莉

(しかも牢屋みたいな柵で囲まれてる、、、)

目が慣れ、改めて見渡すと、 自分の左右に同じような牢屋が並んでいる事に気付いた。

  

あの

藍莉

ひゃ、ひゃい!?

恐怖心から声が裏返る

  

少し近くへ、寄って来て貰えますか?

藍莉

(こ、殺される、、、!)

  

、、、大丈夫ですよ。取って食いはしませんから

藍莉

うぅ、、、

ジリジリと少しづつ足を進める

  

あぁ、やっぱり、、、

  

  

──久しぶりにその青い髪色を見ましたよ。「藍莉さん」

藍莉

藍莉

なんで私の名前、、、!

  

その様子だと覚えていないんですね。
、、、“こちらの生きている世界も”

彼はボソッと何か言った様な気がした

藍莉

何か、、、?

  

いえ、覚えてなければそれでも良いんです

  

それよりも驚かないんですね。この姿を見て

少し羽を上下に動かしてそう尋ねる彼

藍莉

えぇ、、、周りが似たような感じでして。

藍莉

、、、

、、、この人には言っても良さそうな気がする。

私はこの人に異病の事を話す決意をした。

藍莉

あ、あのっ‼︎

・ ・ ・

私は異病の詳細を詳しく「羽の人」に話した。

  

なるほど。それで驚かない訳だ

  

それで藍莉さん、一つ頼みがあるんですけど

藍莉

はい?

  

もう少し近くに、、、。そうですね、この柵にもたれかかるぐらい寄ってもらえますか?

藍莉

い、良いですけど、、、

ガシャンと音が鳴る

  

、、、やっぱり

藍莉

  

何故か藍莉さんが近づくと、痛みがマシになってます、ね

ガクリと、急に首を下にする 羽の人

藍莉

だ、だいじょうぶですか!?

  

ちょっと、、、気が抜けただけですよ。
それより、、、

  

今更ですけど、何故ここに?
地下には入らないように注意を受けたと思いますけど

藍莉

え?私、そんな事言われて、、、ない気がします、けど

  

、、、

  

まぁ、多分伝え忘れですね。

藍莉

、、、

藍莉

あ、あの。さっき言ってた“痛みがマシになる“って、何処か怪我でもしてるのですか、、、?

  

あぁ、、、いや。怪我とかじゃないんだ。

  

一つ言うと、この羽だね

バサバサと音を鳴らして動くヒスイ色の羽。その根本は当然男の背中からだった。 だが、その背中は真っ赤に血が集まっているかのように変色していた。

耳をすますと、ポタ、ポタ、血が落ちる音も聞こえる。

どうやら羽の根本から出血しているようだ。

藍莉

っ、、、!

  

、、、あぁ、見えちゃいましたか。
すいません、気分を悪くしてしまって

藍莉

い、いいえ、、、そこまで重い初期症状だとは思っていなくて

藍莉

(希以外、こんなに重い症状じゃなかったからなぁ、、、。)

  

まぁ、こんなですから痛みが一日中続いてて。精神的にも異常をきたしていると、ともさんに言われました。

  

俺自身、異常に気づいていなかったですからショックでしたよ

藍莉

最初のアレもそういう理由で?

  

はい、恥ずかしながら、、、。殺気立ってしまってすいませんでした

藍莉

い、いえいえっ、もう終わったことですし大丈夫ですよ!

藍莉

(それに何だか少し眠たくなって、きた、、、)

  

藍莉さん?

藍莉

スー、、スー、、、

  

、、、緊張がとけたのかな

  

(寝かしてあげます、か。ともさん達に見つかったら怒られるでしょうけど)

まだ外が暗い早朝

<おーい、起きろ。学校あんだろ

誰かに頬をペチペチと叩かれる

藍莉

ん、、、うぇ、、、?

猿山 らだ男

お、起きた。ほら今から帰るよ

藍莉

うぅ、、、まだ眠いです、フワァ、、(欠伸)

猿山 らだ男

だろうね。でも学校に遅刻する方がヤバいから体起こそうか

猿山 らだ男

ほら手取って

藍莉

ん、、、

猿山 らだ男

よし。じゃあともさんに車用意してもらってるから、少しの間だけ歩けるか?

藍莉

、、、(コクコク

猿山 らだ男

ん、良い子だ

猿山 らだ男

運転手さん、よろしくお願いします

運転手

はい、かしこまりました。

糸目の少年 「なぁ、──。お前はあの事を教えんよな?」

メガネの少年 「さぁ?あの子にとって何が幸せかわからへんし。 第一、あの人 過保護すぎやと思うねん。 あの子、遅かれ早かれ、知るで?俺らが何なのか。」

糸目の少年 「はぁ、、、過保護て、、、。 あの人の奥さんどうなったか、 忘れたわけやないやろ。」

メガネの少年 「、、、忘れたわけちゃうわ、───。 ただな?あの子はもう自分で自分の身ぃ守れる。泣き虫も治っとる。」

糸目の少年 「、、、それじゃあこうしよう。 あの子が───の話を聴くためには、自分の身を本当に自分で守れるのか俺らに見せる必要がある。 ──、それまで言うなよ?」

メガネの少年 「ん、、、りょーかい。───。」

・ ・ ・

猿山 らだ男

、、、い

猿山 らだ男

おーい!

藍莉

、、、はっ!

随分奇妙な夢を見た。

藍莉

(誰だったんだろう、あの二人)

猿山 らだ男

猿山 らだ男

寝ぼけてるか?

藍莉

ね、寝ぼけて無いですよッ!

猿山 らだ男

お、おう、、、そうか

猿山 らだ男

ん“んッ、、、とりあえず、学校の荷物取ってすぐ家を出るんだぞ。分かったか?

藍莉

うん

猿山 らだ男

それと、ともさん達にあったのはアイツらには内緒な?

藍莉

アイツら、、、って、

猿山 らだ男

いつも周りに居るだろ?

猿山 らだ男

鳥井に鬱島、桃瀬に捏島。それに天乃

猿山 らだ男

あと鮫井熊猫志野赤井

猿山 らだ男

なんなら三年の永視と争夜、一年の知井野と紫とか

藍莉

あぁ、、

猿山 らだ男

今言った生徒には昨日の事は言うな、絶対だぞ。
それ以外の生徒にもなるべく言うな、噂とかになって結果的にアイツらの耳に入るかもしれないからな

藍莉

わ、分かった

猿山 らだ男

よし、じゃあ行ってこい

藍莉

また後でね

ガラガラ

藍莉

おはよー

天乃 呂戊太

おはよぉ、、、って藍莉!?

藍莉

そ、そうだけど?

天乃 呂戊太

あんた昨日何処おったねん!皆探したんやで!?

藍莉

そ、そういう!

藍莉

そういう皆は遅くまで何処にいたの?部活には入っていないでしょう!?

天乃 呂戊太

う、、、。き、昨日は皆で外食してたんよ
後からメールしたんやで?

藍莉

嘘、そんなメール来てないもの

天乃 呂戊太

見てないだけちゃう?

藍莉

ううん、絶対来てない。だって私スマホの通知は全部チェックしてるもん

天乃 呂戊太

じゃあ俺のスマホ見るか?今なら誰もおらんから見せれるで

藍莉

(本当は校則違反だけど、、、。仕方ない、このままじゃ埒があかないからね)

藍莉

うん、見る

天乃 呂戊太

ん。じゃあほら画面みてみ?ちゃんと送っとるやろ?

画面には___

ロボロ

今皆で外食行こうってなっとるから藍莉も準備してきいや

ロボロ

藍莉?

ロボロ

おーい、晩ご飯いらへんのー?

藍莉

ホントだ、、、

天乃 呂戊太

な?言うたとおりやろ?

天乃 呂戊太

この後誰が送っても既読つかへんから家戻ったんよ

天乃 呂戊太

そしたら何処にもおらへんから大騒ぎ

藍莉

スイマセン、、、

天乃 呂戊太

うん、謝るんはいいんよ。昨日、”何処におったかさえ教えてくれたら“

藍莉

それは、、、

「今言った生徒には昨日の事は言うな、絶対だぞ。」

そう父の言葉が頭で繰り返される

藍莉

、、、

天乃 呂戊太

なぁ、なんか言えへん事情でもあんのか?

藍莉

、、、き

天乃 呂戊太

き?

藍莉

き、昨日は父さんと外食に出かけたの!

藍莉

てっきり父さんが皆に連絡してるものだと思って私、皆に連絡してなかったの

藍莉

まさかそんな心配かけるとは思っても無くてっ、!

証拠は無いけど、とりあえず嘘をついてでも質問から逃れなきゃ、、、!

天乃 呂戊太

外食、、、ねぇ

天乃 呂戊太

レシートは?

藍莉

、、、へ?

天乃 呂戊太

へ?じゃなくてさ、さっき俺に証拠見せてって言ったやん。
だから俺も証拠見らせてって言っても不思議やないやろ?

藍莉

それは、、、そだけど

藍莉

でもレシートは確か父さん捨ててたよ

天乃 呂戊太

じゃあお店の名前は?

藍莉

えっと、名前は忘れちゃった、、、

藍莉

初めてだったから、、、その、外食とかさ、実の父親と行くの、、、

そう言い少し俯く藍莉 まるで嬉しさで名前を忘れたとでも言いたい様子

藍莉

(どうかこれで勘弁してくれ、、、!)

天乃 呂戊太

、、、

天乃 呂戊太

、、、分かった。あのサ、、、お父さんに急に外へ誘われたんやな

藍莉

うん、皆居ないからって

藍莉

(これは嘘じゃないし言い切れる)

天乃 呂戊太

そかぁ、、、

天乃 呂戊太

まぁ席座り、すまんな立ったまま話してもうて

藍莉

ううん、心配してくれてたのなら別に気にして無いよ

時間が経ち、廊下が徐々に騒がしくなってきたころ

ガラガラ

鬱島 大

でな〜?そのあと、、、

鳥井 希

うっそやろ大先生ww

鬱島 大

嘘ちゃうて〜

天乃 呂戊太

あ、珍しい。鬱先生が遅刻ギリギリやないなんて

鬱島 大

今日は先発やから無理に起こされたんですぅー、おかげでくっそ眠いわ

鳥井 希

今日先発って分かってたんなら昨日夜遅ぉまでゲームやるべきやなかったな

鬱島 大

うっ、、、それはごもっとも

天乃 呂戊太

あれ?コネシマは?

鬱島 大

鬱島 大

それは

鳥井 希

なぁ?

二人 「寝坊に決まっとるやろ!(笑)」

天乃 呂戊太

っはぁ〜、、、

天乃 呂戊太

そかぁ、寝坊かぁ、、、

天乃 呂戊太

じゃあ後からくるんやな?

鬱島 大

おん、とんちが引っ叩いて連れてくるって

天乃 呂戊太

りょうかぁい

鳥井 希

ぶ━━⊂二二二( ^ω^)二⊃━━ん

天乃 呂戊太

おわっ!?急に走るなゾム!

鳥井 希

ぶつかってないからええやろ!(ニパ

天乃 呂戊太

っ!おいゾム前、前!

鳥井 希

まえ?

ドンッ!

藍莉

ムグッ

鳥井 希

ウッ

藍莉

キュ〜、、、

天乃 呂戊太

あ。あかんわ、ダウンした

机で寝ていた藍莉に横からタックル並みの衝撃を与え、 藍莉は腹部に急なダメージが入ったショックで気絶 希は勢いで、気絶している藍莉の上に竿で干されてる布の様に乗った

鳥井 希

うぅ、、、藍莉すまん

鳥井 希

、、、って藍莉!?いつからおった!?

天乃 呂戊太

阿呆、最初からおったわ

鬱島 大

ホンマや藍莉ちゃんおるやん!!?

天乃 呂戊太

大先生もかい!

天乃 呂戊太

とりあえず席座り、昨日何してたか聞いたから俺から話す

鬱島 大

お、おん

鳥井 希

とりあえず下ろしてー

手足をバタバタする希

天乃 呂戊太

はいはい、起きたら謝るんやで

鳥井 希

うぃーす、、、

To be Continued──

異病と私とwrwrd[更新中]

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