りょう
りょう
りょう
りょう
りょう
りょう
りょう
りょう
りょう
りょう
りょう
赤くん
赤くん
さっきの青ちゃんの話には、 納得する部分がいくつもあった
だからこそ、話してみてもいいのかもしれない、そう思った
赤くん
俺が家での生活を話すのは、今回が初めてじゃない
前に少しだけ、学校の先生に話したことがあった
それを聞いて先生は慰めてくれたけど、俺はまるで傷口にいきなり包帯をぐるぐると巻かれているような感覚だった
辛いんだったら見えないようにして、他のことに目を向けて、そのことは考えないようにする。
それが先生のやり方だった
俺が味方だと思ったのはその人が初めてだったから、俺もそれが正しいのだと思っていた
先生に悪気はなかったのはわかる
だけど、完全に考えないようにするのは無理だった
学校にいる時でも、誰かが拳を上げれば怖くなって
気にしないようにしていた身体も、 気づけばボロボロになっていて
調理実習の時なんか、他人に包丁を渡すのが自殺行為に思えた
原因は何も変わっていないから、恐怖が消えないのは当たり前
だけど青ちゃんは…
青ちゃん達は…
俺の生活を変えてくれて
俺を俺として認めてくれて
さらにその先にあるものすら、変えようとしてくれている
本当に、俺は運が良かったと思う
もちろん、自分のことを話すのは怖くて仕方がないけど…
今は彼らを信じてみることにした
赤くん
赤くん
赤くん
頑張れ、俺。
そう自分に言ってから、俺は眠りについた
次回に続く▹▸
コメント
6件
次回も楽しみなんですけど、 タグと名前変えるの早すぎません?! 僕、まだ1連載も終わって無いんですけど(((
感動。゚( ゚இωஇ゚)゚。次回楽しみ!!