第一章 第十四話『evelの目的』
〜Start〜
地下室へ着くと、やはりここは地上の景色よりも綺麗で、
やっぱりここは荒れていないんだと改めて実感した。
しばらく何かないかと探したが、難しそうな研究資料しか出てこなかった。
はる haru
はる haru
はる haru
ここは四季によって花が自然と変わり、春が一番綺麗で賑わっている。
はる haru
はるが地下室を去ろうとして振り返った時、
机の上に置いてあった資料の紙束に本を持っていた右手が当たり、
少々深く切れてしまった。
はる haru
切れた手から血が流れ、本にまで付いてしまった
はる haru
はるの血が本に付いた瞬間、本が光りだした。
はる haru
驚いたあまり本を落とすと、本の光は瞬く間に広がった
はる haru
やがて光は収まり、はるは目を開いた。
そして床に落ちた本を見ると、
はる haru
古く見えた白紙の本は、少し新しい見た目になり、文字が書かれていた。
はる haru
はるは不思議に思いながら、本を拾った。
すると、
はるの父
はるの母
はるの父
はるの母
はるの母
はるの父
はるの母
はるの母
はるの父
はるの母
はる haru
はる haru
はる haru
はる haru
はるは本を開いた。
そこに書かれていたのは、
『願いを叶える花』
【それは、古くから存在する星空が輝く場所に、七色に光り輝いて咲いている。】
はる haru
はる haru
はる haru
それからページをめくっても、他のページは破られていた。
はる haru
はる haru
はる haru
最後のページに書かれていたことは、
【はるへ これを見つけられたということは、花のことを知りましたね。この花が、村を襲撃してきた子達の狙いだと、私達は思っています。この花は、お母さんとお父さんが見つけ、研究していたものです。これを世に発表したのが、間違いでした。】
【この花を狙って、いろんな人達が探しに来たのです。私達はこの花は危険だと思い、もとあった場所へと戻しました。この本のページが破れているのは、私達がこれを当時書いていた時に能力を施して道へ捨てたからです。】
【はる、お願いがあります。この花を、見つけてください。きっと願いを言えば、この花は消えることでしょう。危ない人たちに渡る前に、あなたに見つけてほしいのです。ページも、あなたに反応するようにされています。】
はる haru
はる haru
はる haru
【こんなに重大なことを任せてしまって、本当にごめんなさい。でも、あなたなら、、はるならきっとできると、私達は信じています。】
【だってあなたは、私達の子ですから。何度心が折れたとしても諦めなかった私達の子だから、はるもきっとそうだと、きっとできると、心の底から思い、信じています。】
ここから先にはもう何も書かれていなかった。
はる haru
はる haru
はる haru
はる haru
はる haru
はる haru
はる haru
はる haru
はる haru
はる haru
はる haru
はる haru
はる haru
そんなことを思いながら、私は桜鬼の家へと向かった。
第一章 第十四話『evelの目的』
〜Fin.〜
コメント
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敵組織の目的きちゃぁー! 確かに悪用されそうな花なこって………はるの両親がMVPかましたな