上司
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
上司
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
上司
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
上司
広島。
しかも、8月1日の四日後は、
広島に原爆が落とされた日。
その日はそれの何年後なのかな。
なるべく賑やかなところを通って
思い出さないようにしないと。
8月1日
上司
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
広島到着
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
ボンッ!
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
良野 吏人 ─リョウノ リト─
え、
その背中は確実に吏人の背中だった。
4年生の時の。
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
広島会社の人
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
今の、吏人なのかな…
それとも人違い?
まぼろし?
広島会社の人
広島会社の人
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
私は、横断歩道を駆け抜け、
あちらに行こうとした。
しかし…
広島会社の人
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
キキー!
ドンッ!
私は、車に跳ねられた。
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
ここはどこ?
あれ…?
私の小さい頃の家だ…
お母さん
お母さん
お母さん
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
私は、ご飯を食べ、学校に向かった。
私、あの時に戻ってる?
良野 吏人 ─リョウノ リト─
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
良野 吏人 ─リョウノ リト─
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
良野 吏人 ─リョウノ リト─
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
まだ吏人が生きてる…
お母さんもいた…
助けられる、かも…
良野 吏人 ─リョウノ リト─
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
先生
そう言えば今日って何月?
私は、チラッとカレンダーを見た。
8月1日。
そう書いてあった。
私の学校は冬休みが長く、
夏休みは、8月の12日からだった。
あと五日…
どうすれば、いいのか…
良野 吏人 ─リョウノ リト─
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
その瞬間、
私は、異空間に放り出された。
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
シューーン…
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
上司
広島会社の人
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
広島会社の人
上司
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
広島会社の人
上司
広島会社の人
上司
広島会社の人
上司
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
上司
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
上司
頭がグラグラし、
視界が歪む…
上司
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
良野 吏人 ─リョウノ リト─
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
良野 吏人 ─リョウノ リト─
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
手元には上司から貰った
ぶどうジュースがあった。
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
良野 吏人 ─リョウノ リト─
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
良野 吏人 ─リョウノ リト─
良野 吏人 ─リョウノ リト─
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
良野 吏人 ─リョウノ リト─
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
私は、何回も過去や現代を行き来して
ぐったりと疲れていた。
とりあえず、家に帰って寝ることにした。
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
ピンポーン
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
陽介
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
陽介
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
陽介兄ちゃんは、私の親戚。
実は、陽介兄ちゃんも原爆で…
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
陽介
陽介
陽介
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
陽介
小鳥遊 仁奈 ─タカナシ ニイナ─
♥100。