テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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名無しだった私は...

第4話 - 4話

202

2025年01月27日

#夏目友人帳

#ねたばれちゅーい

#的場

凛🐶

放課後

ﾋｿﾋｿ

鈴

.....、、

西村

あっ鈴ちゃーん笑

鈴

あ、西村...さん

北本

へぇこの子が転校してきた子？

西村

そうそう！まだ俺と夏目の他に友達いねぇみたいだし

西村

友達第1号の俺がみんなに紹介してやろうと思って笑

鈴

(と、友達...//)

北本

お前が無駄に絡むから他のやつに話しかけにくいんじゃないか？

西村

違ぇよ!!

西村

...違ぇよな、？

鈴

う、うん

多軌

ふふ笑

西村

(多軌さんが笑ってくれた！笑)

北本

俺は北本篤史

北本

1組だ

北本

よろしくな笑

多軌

私は多軌透

多軌

5組よ

多軌

よろしくね笑

田沼

俺は田沼要1組だ

田沼

よろしく笑

鈴

...ま、的場...鈴...です

鈴

...鈴...って、呼んで、ください

多軌

小さくて可愛い笑

田沼

小学生みたいだな

西村

俺も最初は中学生かと思った笑

鈴

...(ど、どう反応していいのか)

夏目

鈴が困ってるだろ

西村

どっか食べ行こうぜ笑

北本

いいな笑

北本

鈴さんは何が好きなんだ？笑

鈴

す、好き...？

鈴

えっと、狐...

北本

狐？

北本

きつねうどんのことか？

鈴

(きつねうどん?!狐を...食べるの...?)

鈴

ｶﾞｸｶﾞｸ

鈴

(なんでいきなり...？)

北本

？

夏目

多分何の食べ物が好きかってことじゃないか？(耳打ち

鈴

(あ...)

鈴

え...っと、

西村

きつねうどん俺も好きなんだ笑

西村

考えたらうどん食いたくなってきた

西村

食い行こうぜ？みんなもいいよな？笑

田沼

あぁ鈴さんが好きなら笑

多軌

私も笑

鈴

(あ、違うんだけど...まぁいいか...)

鈴

(あ...主様に何も言ってなかった...)

鈴

(どうしよう...)

西村

鈴ちゃん何にする？笑

鈴

...あ、えっと...じゃあワカメうどん...

鈴

(1番安い...)

西村

？

西村

きつねが好きじゃなかったの？

鈴

...そ、その...食べ物の事と思わなくて...//

西村

えっ

西村

すまん

西村

うどん嫌いだったか？

鈴

いっいや、好き...

西村

なら良かった笑

西村

鈴ちゃんは狐が好きなんだな笑

西村

可愛いもんな笑

鈴

...うん//

田沼

そっちは決まったか？

西村

俺はきつねうどんです鈴ちゃんはワカメうどんだ

鈴

(き...きつねうどん...?!)

鈴

ｶﾞｸｶﾞｸ

夏目

きつねうどんのきつねは本物の狐じゃないぞ笑

鈴

ﾎｯ

夏目

笑

多軌

鈴ちゃん髪邪魔じゃない？ゴム貸そうか？

鈴

あ...ありがとう...//

多軌

ふふ笑(可愛い)

鈴

(髪...どう結ぶんだろ...)

鈴

ｱﾜｱﾜ

西村

貸してみ笑

西村

(顔が見えないくらいに...)

西村

結ぶ

西村

よしどうだ？

鈴

...!!

鈴

ありがとう...//

多軌

(可愛い...小動物みたい笑)

鈴

(...美味しい)

西村

(...あ、片目見えそう)

西村

(これ見てもいいのか...？)

西村

(いやでも俺絶対気持ち悪いとか言わない自信あるし、むしろ可愛いかもとか思う自信もあるし)

西村

(でも鈴ちゃんは見られるの好きじゃないって言ってたからなぁ...)

北本

鈴の方向こうとする

西村

鈴ちゃんこれとか美味しそうだけど食べてみない?!

西村

顔の前にメニューを出す

鈴

ﾋﾞｸｯ

北本

まだ食べさせる気か？

西村

ほ、ほら女の子ってデザート好きじゃん？

西村

これ可愛いし美味しそうだからどうかなーって笑

鈴

...//

多軌

優しいんだね西村くん笑

西村

いっいや〜笑//

鈴

.......

夏目

どうする？鈴

鈴

あっ...食べる

鈴

黒みつきなこ...っていうの、美味しいそう

田沼

じゃあそれ頼むな笑

多軌

私も同じのにしようかな笑

田沼

あぁ

鈴

...✨️

鈴

可愛い...

多軌

(そう言う鈴ちゃんが可愛いｯ!!)

北本

なんだか空気がホンワカしてるな笑

田沼

あぁ笑

西村

可愛い空間

夏目

俺のも1ついるか？笑

鈴

うっうん...!!

鈴

(ﾆｯｺﾘ

多軌

(笑った！)

西村

(笑った！)

北本

(笑った！)

田沼

(笑った...！)

西村

おっ俺のもあげるぞ

北本

俺も！

多軌

私のもの食べて笑

田沼

俺も

鈴

お...多い、

夏目

ははっ笑

鈴

でも...ありがとう...//

西村

笑

西村

いっぱい食って大きくなれよ〜笑

鈴

うん//

西村

うんて笑

西村

じゃあ俺らこっちだから笑

北本

じゃあな笑

夏目

あぁまた明日学校でな笑

鈴

バイバイ👋

2人と別れる

鈴

(楽しかった...//)

多軌

鈴ちゃんは何処に家があるの？

鈴

すぐ近く

多軌

近く？

鈴

走って10分くらい

多軌

じゃあ歩いては？

鈴

1時間くらい...

田沼

1時間?!

多軌

えっと、冗談？

鈴

？

夏目

こら鈴

夏目

普通の人間は1時間かかる道を走っただけで5分ではつかないよ

鈴

そうなの...？

多軌

もっ、もしかして...鈴ちゃんって妖怪...なの？

田沼

鈴

あ...いや...えっと

夏目

大丈夫

夏目

この2人は俺が見えることも知ってる

鈴

...半妖

多軌

半...妖.....

田沼

...半分、妖怪ってことか

鈴

ｺｸ

鈴

耳と尻尾を出す

多軌

...かっ、可愛い〜〜〜〜〜〜っ！

多軌

抱きしめる

鈴

ﾋﾞｸｯ

多軌

こんな可愛い妖もいるのね笑

鈴

田沼

...半分とはいえ妖...普段の俺の目で初めて見たな

田沼

尻尾と耳...

夏目

...あ、ごめん

夏目

勝手に明かしてしまったが...鈴の許可を取っていなかった、

鈴

大丈夫

鈴

バレてもどうにかなると思ってた

夏目

鈴...

夏目

出来るだけ、隠しておいた方がいい

鈴

西村さん...達にも...？

夏目

友人に話すのは鈴が決めていいことだ

夏目

だが周囲の人間に安易にバレることはオススメしない

夏目

...その、俺のようには、なって欲しくないんだ

鈴

.....(見えるからって、虐められてた...のかな)

鈴

(私みたいに...)

鈴

分かった、バレないように頑張る

夏目

あぁその方が鈴のためにもいい笑

鈴

夏目さんは...西村さん達に、話してない、の？

夏目

.....あぁ

鈴

どうして？

夏目

出来るだけ、大事な人は巻き込みたくないんだ

鈴

妖怪と関わると...ダメなの...?

鈴

...私...も？

夏目

鈴は違う！

夏目

鈴は、普通の女の子だろう？

夏目

妖じゃない

鈴

...、

夏目

妖が全員悪でないことは分かってる

夏目

だが、そうでない妖もいる

夏目

そんな妖が俺と関わったことで、大事な人達も、巻き込む気がして...

鈴

...(妖怪と関わると、危険なんだ...)

鈴

(食べられちゃうかもしれない......)

鈴

じゃあ、私も、出来るだけ言わない

夏目

鈴に強制したい訳じゃないんだ

夏目

もちろん大事な人に話すことも鈴が決めればいい

夏目

話したいなら話していい

夏目

頼りたいなら頼ればいい

夏目

もし、それで拒絶されれば...俺のところに来ればいい

夏目

的場さんのところでも、名取さんのところでも

夏目

俺みたいに、1人で背負わないでくれ...

鈴

...まだ、よく分からない

鈴

友情とか...愛情とか...

夏目

.....!!

鈴

私は...1人だった

鈴

生まれた時から...妖怪に仲間はずしにされて...虐められて...

鈴

人間には気味が悪い子...顔に傷があって、目の色が変で、気持ち悪い子って、言われてきた...

夏目

...ｯ

鈴

7歳の時まで、名前すら...なかった...

鈴

名は命と同等のもの...なければ死んでるの一緒...

鈴

けど、主様が救ってくれた...

鈴

名を与え、使命を与え、孤独を取り去ってくれた

鈴

願いも叶えてやると...言ってくれた

鈴

だから私はあの方を守る...大事な主で、命の恩人...だから

鈴

それだけだった

鈴

主様の隣にいれれば良かった...

鈴

でも、初めて西村さんの...人間の暖かさを知って、欲が出た...

鈴

今日は、本当に...楽しかったの...

鈴

こんな風に、私が感じるのがダメなんじゃないかと思うくらい...楽しかった...

鈴

これ以上、欲を出していいのかな...

鈴

友達っていうのも...頼ることも...よく分からない私が

鈴

私と...いたら不幸になるかもしれないのに...一緒に居たいと思っていいのかな...

夏目

いいに...決まっている...ｯ

夏目

欲があるのは、人間として当然のことだ

夏目

鈴といて...不幸になんてならない

夏目

楽しい感情を、持っていけないなんてことは絶対にない

鈴

何故、私が背負うことになるのかも...よく分かってない...

夏目

これから知っていけばいい

夏目

時間はある

夏目

俺もみんなに会う前は何も分からなかった

鈴

どうして...そんなに私に構うの？

鈴

みんな...

夏目

他のみんなは分からないけど、

夏目

鈴が俺と似てるからかな...

鈴

(似てる...？)

夏目

俺よりもきっと、もっと酷いこともされてきたかもしれないけど

夏目

俺は人間だけど、人間の中では馴染めなかったから

鈴

手をかざす

夏目

？

夏目

...!!!!

鈴

...確かに...似てるね

鈴

でも...私は、主様がいた

鈴

1人じゃなかった

鈴

撫でる

鈴

1人は...寂しいよね...

夏目

泣

鈴

...どうして、目から水が流れてるの...？

夏目

いや、なんでもない

夏目

(俺の心の中を覗いたのか...)

夏目

(鈴の思いや過去も俺に流れ込んできた...)

夏目

(契約までした願いが、人間になりたい...か)

夏目

(的場さんは...約束を守る気はあるんだろうか)

次回♡4

名無しだった私は...

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