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月ノ井美十
なんで？
悶真旅人
まぁ
悶真旅人
ちょうどいいから？
悶真旅人
事故とはいえ
悶真旅人
俺たちヤっちゃったわけだし
月ノ井美十
それとこれとは別でしょ
悶真旅人
でもお願いだ
悶真旅人
どうしても他に頼める相手がいないんだ
月ノ井美十
それじゃ
月ノ井美十
訳を聞こうじゃない
悶真旅人
俺の母親が病気で寝込んでるんだ
悶真旅人
かなり重たい病気で
悶真旅人
だから生きてるうちに
悶真旅人
恋人を紹介したくて
月ノ井美十
ふーん
月ノ井美十
そういうことならわかったよ
月ノ井美十
その話乗った！
悶真旅人
ホントか！
悶真旅人
ありがとう
月ノ井美十
ただし
月ノ井美十
もう二度とこうゆうことが無いように
月ノ井美十
それに一ヶ月後経って偽の恋人関係が終わったら
月ノ井美十
そこはきっぱりさよならね
悶真旅人
うん、わかった
それから職場にて
九十九奏音
ねぇねぇ
九十九奏音
最近どうなの？
月ノ井美十
ん？何が？
九十九奏音
何がって
九十九奏音
彼氏だよ
月ノ井美十
(あれからあの人とは連絡先を交換して今のところ終わりだ)
九十九奏音
ねぇいないの？
九十九奏音
そういう人
月ノ井美十
まぁ入るっちゃいるんだけどね
月ノ井美十
(でも偽装カップルだなんて口が避けても言えない)
九十九奏音
そうなんだ
九十九奏音
よかったじゃん
九十九奏音
めっちゃ久しぶりにできたんじゃない？
九十九奏音
そっかぁー
九十九奏音
美十にもついに恋人が出来たのか
九十九奏音
今度紹介してよね
月ノ井美十
うん
それから帰りにて居酒屋にて
月ノ井美十
どうしようあんなこと受けなきゃよかった
月ノ井美十
いくら黙ってもらう条件だったとしても
月ノ井美十
今さら後悔が
棗田美鶴
何一人で飲んでんだよ
棗田美鶴
混ざっていいか？
月ノ井美十
どうぞ
月ノ井美十
先輩珍しいですね
月ノ井美十
一人ですか？
棗田美鶴
さっきまで何人かと飲んでて
棗田美鶴
で、俺以外全員
棗田美鶴
帰っちゃったやっぱ
棗田美鶴
付き合い悪ぃな
棗田美鶴
新入社員と言うのは
月ノ井美十
まぁ新人なんてそんなもんですよ
棗田美鶴
ところでお前こそ一人とか珍しいな
棗田美鶴
どうした？
棗田美鶴
なんかあったか？
月ノ井美十
(本当は話したいこといっぱいあるけど話せないこんなこと)
月ノ井美十
特に、ちょっとたまには一人で飲んでみたくなって
棗田美鶴
まぁそういう時もあるよな
月ノ井美十
(それから先輩とは何時間か飲んでお互い酔いが浅いうちに帰ることにした)
それから夜家にて
月ノ井美十
ふぅー
月ノ井美十
ついたやっと一日終わって感じ
月ノ井美十
あの人のせいで
月ノ井美十
頭から離れないどっか行け
月ノ井美十
ん？電話？
月ノ井美十
誰からだろ
月ノ井美十
はい！
悶真旅人
お疲れ様
悶真旅人
俺だよ覚えてる？
月ノ井美十
あっ！！
月ノ井美十
朝の
月ノ井美十
何？
悶真旅人
早速休みの日に母に会ってほしいんだ
月ノ井美十
うんまぁ休みの日なら別にいいけど
月ノ井美十
てか、一回会ったら終わりじゃない？
月ノ井美十
会わせるのが目的だからそれだけでいいじゃん
悶真旅人
ゴメン！！
月ノ井美十
ん？
月ノ井美十
何が？
悶真旅人
俺、少し嘘をついてた
月ノ井美十
うそ？
悶真旅人
本当は会わせるだけじゃダメなんだ
悶真旅人
これは本当に後々に話そうと思ってたんだけど
悶真旅人
俺と結婚したくれ！！
月ノ井美十
はあ？
つづく
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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