咲
咲
陽介くん…
咲
少し話せるかな?
陽介
いいよ。どうした?
咲
実は…
咲
咲
今、起きたら手にこんな文字が
書いてあったの。
書いてあったの。
陽介
なんだそれは?
陽介
咲
次の日
咲が、車に引かれた。 だか医者にいえば命に別状はないようだ。
咲
陽介くん!
咲
この前相談した手のこと覚えてる?
陽介
あぁ。それがどうした?
咲
その手が
咲
咲
どうして?
陽介
陽介
咲、この前本で読んだことがあるんだが…
陽介
それは、多分「心文体浮上」だ
陽介
心で思った言葉が体に浮き上がってくるという症状だ。
咲
じゃあ数字が減るのは?
陽介
それはあれだ。ア●●ンみたいなもんだ。
陽介
お前、何回も心で思った事あるか?
咲
えぇ。奇跡ってあるのかなぁって
陽介
それだよ!!
陽介
事故で助かったのもその奇跡のおかげだ。今の数字はなんだ?
咲
まだ、2のまm
咲
陽介
咲?おい!咲!どうした?
陽介
咲?返信してくれ!何があったんだ?
陽介
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不在着信
陽介
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不在着信
陽介
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不在着信
陽介
なんだよ。これ
陽介
○○県✕✕市って俺と咲が住んでいる所じゃん!
咲
陽介
咲
陽介さん。咲の母です。
娘が今病院に運ばれて、
命が持つか持たないかの状態です。
娘がかすかすの声で貴方の名前を
読んでいました。お願いです、命の不安定な娘に会っていただけませんか?
娘が今病院に運ばれて、
命が持つか持たないかの状態です。
娘がかすかすの声で貴方の名前を
読んでいました。お願いです、命の不安定な娘に会っていただけませんか?
陽介
わかりました、今から今すぐに行きます。
そして、病院につき
陽介
咲!!咲!!お願いだ!!死なないでくれ!
お前は今死んでいい時じゃない!死ぬな!生きてくれ!
お前は今死んでいい時じゃない!死ぬな!生きてくれ!
咲
よう…すけく…ん
咲
どうして泣いてるの?
咲は大丈夫だよ。
咲は大丈夫だよ。
咲
私、夢を見たの。
そこには、神様がいたの…
神様は私に微笑みながら、
貴女はまだここに来る時じゃない
貴女を待っている人達のところに帰りなさい。その手の奇跡を使って
そこには、神様がいたの…
神様は私に微笑みながら、
貴女はまだここに来る時じゃない
貴女を待っている人達のところに帰りなさい。その手の奇跡を使って
咲
ってね!!
陽介
咲!!良かった!本当に良かった
陽介
俺、気付いたんだ。
俺は咲がいないとダメになっちまう。
こんな時になんだが、いや、こんなトキだからか、
咲、俺一生咲と生きていきたい。
だから咲、俺と結婚してください!
俺は咲がいないとダメになっちまう。
こんな時になんだが、いや、こんなトキだからか、
咲、俺一生咲と生きていきたい。
だから咲、俺と結婚してください!
咲
はい!
咲
よろしくお願いします