テラーノベル
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「特別な関係」
「ぼく」と「わたし」は
特別な関係。
朝には「わたし」が
夜には「ぼく」が
自分の体を使う。
歩くだけで注目される
ーーあ…あの人あの人…!!
ーーやば…怖… 近付かないようにしないと…
ーーキャラ違うとかのレベルじゃないもんね…怖すぎる…
ぼくたちは人気者だ。
でも「ぼく」は「わたし」に 会ったことがない
…あ、
1度だけ…会ったことがある…
屋上で…
いや…
屋上から落ちたところで…
一瞬だけ…
ぼくの目の前に現れて…
そっと手を握ってくれた。
そのときから、
「ぼく」と「わたし」は
特別な関係になった。
また、 会いたいなぁ…
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