TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

一目惚れ

一覧ページ

「一目惚れ」のメインビジュアル

一目惚れ

3 - 一目惚れ ‐ 1期 ‐ 〜 3話 〜

♥

48

2021年11月15日

シェアするシェアする
報告する

沙希

ん…!?

??

ここか…!?

いきなりドアが前に倒れ、誰かの叫び声が聞こえた

聞きなれたような…でも、彼の後ろからは光が物凄く入って、姿は見えなかった

沙希

(誰だろう)

亜日

誰だ?

??

居た…!

??

『沙希』!無事か!

沙希

ん!んー!

亜日

あ゙?…って…お前は…

無事?

沙希

ん゙!?

ぺりっ

沙希

ぷは、なんで婪が?

急に居なくなるからだろ…

沙希

って言うか、なんで私の名前を知って…───

そんなことどーでもいいだろ。

早く来い

沙希の腕を強く引っ張り、そのまま

ドアを抜けた

亜日

おい!まて!

っふ…

沙希

え?

門の前で止まり、ふっと声が隣から聞こえた

なにかおかしい事したかな…と不安になる

ふはッ

沙希

なんで笑ってるの?

だって、沙希って呼んだら、驚いた顔してたじゃん

その顔が面白くてっ

どうして沙希の名前を知っているのか分からなかった

もう一度、どうして沙希の名前を知っているのか聞きたかった

でも、聞けなかった──

沙希

どういう事…

別に、?

ほら、授業始まっちまう。早く教室戻ろーぜ

沙希

あ、ちょ、!

チャイムがなると同時に教室に着いた

何とか間に合ったな

沙希

うん、

沙希

でもさ─

早く席座ろうぜ

沙希の言葉を遮る様に婪は座った

沙希

(なんで座るの?)

沙希

(婪には何が見えてるの?)

沙希

(それとも、私が何も見えてないだけ?)

沙希

(私がおかしいの?)

何ぼーっと突っ立ってんだ?

もう授業始まってんぞ?

沙希

(嘘だ…)

沙希

(始まってない)

あの教師、沙希をどんな目で見てんだろうな、

沙希

え?

何故か “ 沙希にだけ怒られない ”

特別扱いかよ。

ずりぃな。

沙希

嘘…

嘘じゃねぇ

沙希も思ってんだろ?

なんで自分だけ怒られないんだろうってよ

沙希

ちが…

沙希

そういう意味じゃなくて…

何が?

沙希

なんで普通にしてられるの?

は?どーゆう事だよ

みんな居んじゃん。

ちゃんと授業受けてるだろ?

沙希

ねぇ婪…

んだよ

沙希

次…って言うか今は…

先生

彼奴ら来ねぇな。

先生

もういい、時間の無駄だ。

先生

授業始めんぞー

生徒A

珍し、優等生の沙希が授業に来ないなんて

生徒B

ね、婪くんは “ 来てるのに ” なんで沙希が来ないんだろ…

生徒C

体調不良かもね。

生徒A

それあるわ

生徒C

でしょ?

生徒B

さっすが!

沙希

今は…移動教室なはずだよ?

何言ってんだ。

みんな居るじゃねぇか

沙希

嘘だ…

嘘じゃない

沙希

だって、…みんな居ないじゃん。

沙希

私達二人だけだよ?この教室に居るの

沙希は真っ青に顔を染める

沙希の目が可笑しくなったんじゃないかと、自分を疑った

自分で頬を抓ったり、叩いたりした

もちろん。痛かった

沙希

夢じゃない…現実だ…

沙希

なんで…?私が可笑しいの…?

可笑しいのはお前だろ

どうしたんだよ急に

沙希

ねぇ婪…ほんとに皆いるの?

沙希

怒られないのは私だけ?

嗚呼。そうさ。

みんな居るし、お前だけ怒られない

沙希

変なこと聞くけどさ…婪って…

沙希

『人間?』

おかしな事を聞いたって思ってる。

人間の世界なんだから、人間に決まってる

…そうだけど

なに?

曇る表情を浮かべる婪に沙希は びく と肩をあげた

沙希

そう…だよね

沙希

ごめん、変な事聞いて、

いや、別に。

沙希

…なにか隠し事してる?

はっ、なんでだよ

なんもしてねぇよ

沙希

そっ…か

沙希

(もしかしたら…婪って…この世に居ない存在なのかな)

沙希

(だとしても、みんな普通に接してた。)

沙希

(可笑しいのは…自分なのかもしれない。)

なぁ、沙希

沙希

…ん?

俺のこと──

何か言いかけたその瞬間、授業終わりのチャイムがなった

沙希

終わった…ね

…………。

しばらくして、廊下から皆の声が聞こえた

生徒A

結局来なかったねー

生徒C

ねー

生徒B

教室の鍵って誰持ってる?

生徒A

私持ってるよー

生徒C

じゃあ開けて~

沙希

(どうしよう…サボってた…勘違いされる…)

生徒A

あれ…

生徒A

教室が開いてる…

生徒C

え…?

生徒C

誰が…入ってきた?

生徒B

だとしたらまずくない?

沙希

婪…どうしよう、私達…サボってたって勘違いされるよ…

なんで?ずっとみんなと一緒に居たんだから、勘違いされるはず…──

え、?なんで皆廊下に居るの…?

教室に生徒は居るし…

教室間違えてるんじゃないかな…

俺、言ってくる

沙希

ガラガラ

ドアが開いた。

皆 沙希を見つければ一斉に彼女の方に視線を向けた

生徒C

沙希!

生徒C

体調は平気そう?

沙希

え…?

生徒B

授業来なかったよね…?

生徒B

それで体調不良なんじゃないかって…

沙希

ちが…私は…

は…ッ、なんで俺が…2人…

婪…?

俺が2人…?

沙希

え?

沙希

ちょ、…どういうこと?

生徒A

ほんとだっ!婪が2人いる…

生徒B

これが都市伝説のドッペルゲンガーってやつかッ!

生徒C

そうかも知んない!

婪…?

俺が2人…?

婪…?

なーんてね。

婪の弟の蓮でした〜

なんで蓮がいんだよ。

沙希

待って…婪が見えてた人って…?

あ〜…婪にぃ …まぁた貧血起こしたの?

早く『吸えばいいのに』

吸えばいい

何を言っているのかさっぱり分からなかった。

何を吸うんだろうと訪ねようとした

その時──

『ヴァンパイア』なんだから、“ 血 ” 吸わねぇと幻覚見るって言ったろ

沙希

(…え?)

沙希

(ヴァンパイア…?血…?)

…だな。

俺が壊れそうになる…

うん、吸いな。

俺の血じゃダメだし、その女の子を吸いなよ

沙希

わ…たし…?

済まねぇ…

沙希。少し…我慢してくれ

倒れるまで…吸わせてくれ

沙希

え、ちょ、…待って…

鋭い目付きで沙希を追い込む

沙希に逃げ場をつくらせず、圧と婪が彼女を追い込んでいく

沙希

待ってよ…1回…話そ?

沙希

私…美味しくな──

優しく抱かれ、チクッ と 首筋に刺激が走る

沙希

っ…

美味しい…

ちゅー と音をたてながら、血が婪の口に運ばれていく感じがした

沙希

(やば…倒れそ…)

クラッ と視界はボヤけ、そのまま─

沙希

………

──バタリと倒れた

もう離せ、倒れた。

それ以上吸えば、お前は満足でも、こいつの命は無い

ん…ごめ…っ

美味しくて…つい

な、美味しそうだよ。

沙希

ん…?

気づけば沙希は保健室に居た

沙希

私…なにして…

沙希

(あぁ、そうだ…)

沙希

(婪に血を吸われて…倒れたんだっけ)

先生

大丈夫か?

沙希

はい、とりあえずは…

─チクッ─

沙希

っ……

あの痛みがまた走る

首筋を抑え、スッ と力が抜けた

沙希

っ…!

沙希

や…ぁぁっ!

ビクビク と体が反応してしまった

誰かに触られているような感覚

甘い刺激が、沙希を襲う

沙希

あ…っんん

先生

どうしたんだ…?

沙希

(やだ…こんなの…)

沙希

(なんか…変っ…)

先生

…くそ…理性持たねぇ…

ガラガラとドアが開く音が聞こえる

誰が来たんだ…と確信する

沙希。無事?

沙希

んん…っあ、

沙希

はぁはぁ…

沙希

ら…ん……

無事じゃなさそうだね

済まねぇな、急に吸ったりしてよ

沙希

良いの…それで婪が無事なら…私は…

咄嗟に出た言葉

こんなの…言わないはずなのに。

この作品はいかがでしたか?

48

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚