私の頭の中で、
断続的な映像がフラッシュバックする。
夜の学校
真っ赤に染まった少女たち
生臭い肉の匂い。
ナツキ
ナツキ
ナツキ
ヨミ
ナツキ
ヨミ
ナツキ
ヨミ
ヨミ
ヨミ
ナツキ
ヨミさんはその場から去って行く。
足音を一切立てず
床を滑るように移動する様子は幽霊みたいだ。
ナツキ
ナツキ
ナツキ
これだけ豪華なホテルなのに
やっぱり従業員も客もいない。
ナツキ
ナツキ
シャンデリアにはやはり人が吊るされており、
ゆらゆらと揺れている。
ナツキ
ナツキ
ナツキ
絵が飾られている大きな柱の裏に、
奥の部屋と続く廊下があった。
ナツキ
そこは小部屋になっていて、
部屋の中央にはベッドが一台置かれている。
ナツキ
ベッドの上には、うつ伏せになっている人がいた。
紳士のようなキチンとした服装の高齢な男性だ。
すぐ隣には、スーツ姿の女性が立っていて、
男性の体をマッサージしている。
女性の額にはチャックがついていた。
紳士
マッサージ師
紳士
紳士
紳士
紳士
ナツキ
ナツキ
紳士
紳士
ナツキ
紳士
ナツキ
紳士
紳士
ナツキ
紳士
紳士
ナツキ
紳士
紳士
ナツキ
紳士
ナツキ
紳士
紳士
紳士
ナツキ
紳士
ナツキ
紳士
ナツキ
紳士
紳士
その時、
ぶち
ぶちぶちぶち
ナツキ
ナツキ
マッサージ師が
紳士の右腕を上半身からちぎり取った。
ナツキ
紳士
紳士
ぶちぶちぶち
さらに次の瞬間には、
紳士の頭部が、胴体と切り離される。
切断面からは白い骨のようなものが見え、
真っ赤な血は止まることなく床にこぼれていた。
紳士
紳士
生首となった紳士は、
痛がる様子もなく私に話し続ける。
紳士
ナツキ
私は自分の目を疑う。
紳士の首から、手が生えてきた。
紳士
その手を蜘蛛のように這わせながら、
生首が床を歩き始める。
ナツキ
紳士
紳士
マッサージ師
紳士
ナツキ
ナツキ
紳士
紳士
ナツキ
紳士
ピタピタピタ
生首は凄い勢いで壁を這い、
紳士
次の瞬間、
まるでカエルのように私の肩に飛び乗った。
ナツキ
紳士
ナツキ
紳士
紳士
紳士の顔が憤怒の表情へと変わり
紳士
私の肩を持つ彼の手に
徐々に力が込められる。
ナツキ
紳士
マッサージ師
マッサージ師
紳士
ナツキ
マッサージ師
マッサージ師
マッサージ師
マッサージ師が額のチャックを開けると、
そこから長い長い舌ができた。
そしてその舌は、紳士の耳の中へと入ってく。
ナツキ
紳士
紳士
紳士の目は充血し、
口からは白い泡が出てくる。
そして…
マッサージ師の舌は伸び続け、
ナツキ
ナツキ
やがて彼の顔は、
全て彼女の舌によって覆い尽くされた。
コメント
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そういえば、ナツキのコンセルジュはまだこない
設定おかしくなかった?40階って言ってたような…